「お土産に泡盛を買いたいんですが、何がおすすめですか?」沖縄に住んでいると、こう聞かれることは多いのですが、実は、これはなかなかひと口で答えるのが難しい質問です。なぜなら、お酒は嗜好品。好みは千差万別。なので、お土産を渡したい人はどんな人なのか、その人は普段どんなお酒を飲んでいるのか、予算はどのくらいなのか……などによって、答えは違ってきます。そして何より、「泡盛」というお酒の特長や味わい方をお土産を選ぶ人、お土産を受け取る人、それぞれが知っているかどうかによって、おすすめするものは、まったく変わってくるんです。でも、せっかく沖縄に来たのなら、ぜひ、自分好みの泡盛と出合って、お土産として地元のお酒好きの方々に泡盛の魅力を広めてほしい!というわけで、お土産の泡盛の選び方のコツを泡盛購入の「穴場」のお店から紹介します。
お土産の泡盛の選び方のコツ

そもそも、「泡盛」ってどんなお酒?

沖縄の地酒「泡盛」の名前は、皆さんご存知だと思います。でも、意外とその特徴は知られていないのではないでしょうか。泡盛は①米(タイ米)を原料として作る②黒麹菌を使って、お酒の元になる米麹を作る③アルコール発酵のための仕込みを1回だけ行うシンプルな造り方(全麹仕込み)で作る④単式蒸留機で蒸留して作るというのが、大きな特徴。

泡盛には、焼酎などと比べても、原料の米の風味や成分が蒸留されたアルコール分の中にしっかりと残っているため、独特の香ばしさや甘さと、コクがあります。また、泡盛は年月を経ると、原料由来の成分の変化と、水分とアルコール分の融合などの作用で「古酒(クース)」と呼ばれる、まろやかで芳香のするお酒に育ちます。甕貯蔵で大事に管理して育てた場合はもちろん、買ったあと、ビンのまま置いておいてもOK。何十年でも、年月を経れば経るほどおいしくなる。そんな、世界でもなかなか類をみないお酒なんです。
何十年でも、年月を経れば経るほどおいしくなるクース

お土産の泡盛を選ぶなら?

では、お土産に選ぶなら、どんな泡盛がいいんでしょうか?そこで訪ねたのは、那覇空港からもほど近い、ゆいレール「赤嶺駅」のすぐそばのお酒の専門店、「酒のSMILE 小禄店」さん。
お酒の専門店、 「酒のSMILE 小禄店」
沖縄県内には47カ所の酒造所がありますが、そのほとんどのメーカーの代表的な銘柄がこのお店にはそろっています。店内に入ると、まず、入口の横にずらりと並んでいるのが、透明な2合瓶や3合瓶に入った各酒造所の代表銘柄。
透明な2合瓶や3合瓶に入った各酒造所の代表銘柄
「一般酒」とも呼ばれるこれらの泡盛はアルコール度数30度。地元の人達も、みんなでお酒を飲む時は、30度を1対1ぐらいの水割りにして飲みます。「普段は日本酒を飲んでいる」「強いお酒はあまり好みではない」という人へのお土産なら、値段が手ごろなこれらの一般酒から、自分が沖縄で飲んでみておいしかったものや、ラベルの雰囲気が好きなものをいくつか選ぶのがおすすめです。その時は「水割りにして飲んでね」と伝えるのをお忘れなく。

女性に人気の泡盛の梅酒やゆず酒も!

もっと軽いタイプのお酒が好き、という人や、女性向けのお土産なら、泡盛をベースにした梅酒やゆず酒などのリキュール類もあります。
女性向けのお土産なら、 泡盛をベースにした梅酒やゆず酒などのリキュール類も
特に泡盛の梅酒は近年各メーカーが手がけていて種類も豊富。「最近はこうした度数が軽めでフルーティなものが人気ですね」と教えてくれたのは店長の井上浩人さん。

ちなみに、井上さんによると、泡盛一般酒の中で、こちらのお店で人気が高いのは「常盤」「宮の鶴」「萬座」「山原くいな」など。出荷量の多いメジャーな銘柄よりも、ちょっと隠れたツウが好む銘柄なのだそう。そのあたりは品ぞろえが豊富な専門店ならでは、といえます。

お酒のツウに贈るならやっぱり「古酒」

では、「お酒好きな人」にお土産として贈るなら、どんな泡盛がいいんでしょう?それはズバリ、度数が高い(40度以上)の古酒、です。
度数が高い(40度以上)の古酒
最初にいったように、泡盛は年月を経れば経るほどおいしくなるお酒。アルコール度数が高い泡盛には、それだけ古酒になって、香りや味わいがよくなっていく成分がしっかり含まれています。十年以上の「古酒」と表示されているお酒なら、今すぐ飲んでも充分な熟成感を味わえるはず。そして、少し飲んでも、また封をすればビンのままさらに育ちます。飲むときは、ストレートで香りを開かせながらチビリチビリと、もしくはロックで、チェイサーの水といっしょにゆっくりと。ぜひ、その飲み方も、沖縄のお土産話と合わせて伝えてください。

これは便利! 賢いお土産の送り方

「私も泡盛が好きなので、友人達と飲む時には、いつも自分で持ち込んで、古酒や粗ろ過の珍しい泡盛を飲んでいます。県外の皆さんにももっと泡盛古酒のおいしさを知ってもらいたいですね」と泡盛愛を語ってくれた店長の井上さん。
泡盛愛を語ってくれた店長の井上さん
ちなみに、空港から近い「酒のSMILE 小禄店」には、沖縄に到着したらその足ですぐに立ち寄って、自分用とお土産用の泡盛をたくさん買い込んで、送る手続きをしてから、旅行する、という方もいるそう。そうやって送っておくと、自分が帰宅したころに、ちょうど泡盛も届いていて、すぐに飲める、というわけ。こちらのお店には沖縄のお菓子や黒糖など他のお土産品もたくさんあるので、いっしょに送っておくと、荷物にわずらわされることもなく、とっても便利ですよ!
ちらのお店には沖縄のお菓子や黒糖など 他のお土産品もたくさん

スマートポイント

赤嶺駅から徒歩約2分。便利な立地です。

お店の前には広めの駐車場もあるのでレンタカーでの立ち寄りもOK。

泡盛以外のお酒や、食料品、お土産品も豊富です。

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ライターのオススメ

県内のほぼ全酒造所のお酒が、比較的手ごろな値段で手に入る穴場的なお店です。お店のオリジナル銘柄「与那国 限定にごり酒」(25度 720ml)もおすすめ!

Writer : 長嶺陽子

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東京の出版社を経て沖縄へ移住し10年。那覇市久茂地にて夫とともに泡盛居酒屋「カラカラとちぶぐゎ~」を営む。

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