ドゥカティのTシャツ
心に染み入る美しい風景、お腹を満たすおいしいもの、目から鱗の土地の文化、忘れられない人との出会い。旅の楽しみはいろいろだけど、お土産選びも間違いなくそのひとつ。それ自体が楽しいのはもちろんのこと、あなたの帰りを心待ちにしている人達に、旅の感動を持ち帰れるという点でも、旅の大事な一要素だといえるでしょう。
ドゥカティ(Doucatty)という名の工房
今回訪ねてみたのは、久高島や斎場御嶽といった聖地で知られる南城市。那覇市内から車で30分あまり。交通至便なこの街では、土地の農産物を活用した食品や陶器、紅型など、作り手の顔が見えるお土産に出合うことができます。

ほのぼのしたイラストと洒落たデザインが地元で人気

手染めの手拭い
今から600年ほど前に琉球を統一した尚巴志が生まれ育った南城市佐敷地区。さとうきび畑や御嶽にほど近い、のどかな農村地帯にドゥカティ(Doucatty)という名の工房があります。沖縄の言葉で「自分勝手」を意味するドゥカッティを文字って名付けた名前には、自分達のペースで気ままに楽しくものづくりをしたいという思いが込められているのでしょう。
洒落たデザインの手ぬぐい
こちらの看板商品は使い勝手が良いと評判の手染めの手拭いです。動物や魚、植物をモチーフにした愛らしくてほのぼのとしたイラストと、洒落たデザインが地元でも大人気。
手染め作業中の手ぬぐい
猫
その他、Tシャツ、ストール、バッグ、「大きな布」、帽子、靴下、ワンピースが、かわいい猫達が気ままにくつろぐ工房兼ショップで生み出されています。

美術家とエディトリアルデザイナーのコラボレーション

田原幸浩さんと琴子さん
作り手は京都生まれの田原幸浩さんと、南城市で生まれ育った琴子さん。ものづくりをするにあたってお二人が大切にしているのは、つながりなのだそう。
デザイン
「分けることで失われるものがあると思うんです。だから僕らは、効率が悪くても、デザインすること、作ること、売ることを一つの場所でやってるんです。もちろん、二人ですべてをやりきることはできないですから、人に助けられることもありますけどね」
幸浩さんは作業台の上に広げられた一枚の布に、丁寧に色を重ねながら仕事について語ってくれました。
一枚の布に色を重ねている様子
幸浩さんと琴子さんそれぞれが好きなように描いていく「大きな布」以外は、共同作業で形になっていきます。具象画が得意な美術家の幸浩さんが原画を手がけ、雑誌などのエディトリアルデザイナーとして活躍していた琴子さんが原画を組み合わせてレイアウトするデザインを担当しているそうです。

使うほどにしっくりと、暮らしに馴染む布

展示会用に制作中の手描きの葉書

展示会用に制作中の手描きの葉書

当たり前といえばそうなのですが、個性による違いというものが二人の間にもあります。たとえば、幸浩さんはモチーフを小さくして模様のように配列する小柄が、琴子さんはモチーフをなるべく大きくレイアウトする大柄が好みなのだとか。
ヤギモチーフのデザイン
日々の暮らしで目にして気になったものから、具体的なインスピレーションを受けることが多いという幸浩さん。沖縄で人気のヤギ、近海で獲れる魚「アカマチ」やタコ、散歩をしている時にあちこちで見かける小鳥や猫が手拭いにしばしば描かれています。
自然からインスピレーションを受けたデザイン
それに対して、琴子さんは身を置いている自然からインスピレーションを受けることが多いのだそう。
「風と緑は私にとって重要な存在です」
自然界から受ける刺激から、いろいろなアイデアが浮かんでくるといいます。

「私たちが手がけているのは日常の中で使う実用的なもの。暮らしに入り込んでいるし、生活との密着度が高いからいいんです。手に取った時に思わずニヤッとしてくれたり、使っていて『楽しい!』と思ってくれるものづくりをこれからも続けたいです」

おふたりそれぞれに着想の仕方は違うものの、普段の暮らしから発想が生まれているという点で共通しています。手拭いにこだわる理由もそこにあるのかもしれません。

日々の喜びの上にあるものづくり

ワンピースを仕立てている琴子さん
「私達が作るものを見て、”自分たちにも作れそう”とか、”私にも描けそう”とか思ってもらえたらうれしいです」
お客さんから依頼を受け、自分達で染めた布を使ってワンピースを仕立てている琴子さん。服作りの経験はないそうですが、独学で楽しみながら取り組む姿が印象的でした。
手書きのレシート

レシートも一枚一枚手書きしてくれます

「命を削って何かを作るというのではなく、日々の喜びの上に僕らのものづくりはあるんです。もちろん乗り越えなくちゃいけないことに出くわすことはありますけど、それを面倒なことだとは意識的に思わないようにしています」
喜びの中で自分を生き、そこから生み落とされる果実をみんなでシェアし合える社会を望ましいものだと考えている幸浩さん。

二人が描く手染めの布からはその思いが伝わってくるような気がします。

スマートポイント

ドゥカティの商品はmiyagiya-bluespotsprout沖縄の風でも購入できます。

近くには太古の深層海水で知られる「猿人の湯」があります。ドゥカティの手拭いを持って沖縄の温泉をぜひお楽しみください。

車で3分ほどの場所には田原ご夫妻もおすすめの人気レストランがあります。
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ライターのオススメ

とにかく個性的なお二人にぜひ、会いに行ってみてください!

Writer : 福田展也

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目下の趣味はサーフィン・沖縄伝統空手・養蜂。心で触れて身体で書けるようになることが10年後の目標。

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