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2015.03.22

作って持ち帰って思い出深
いのにおトクな琉球ガラス

writer : KIKO

他のガラス工芸とあまり似ていない、
独特なあたたかみを持つ琉球ガラスを見たことがありますか?
鑑賞して楽しんだらお土産に買って帰るのもいいけれど、
実は意外に時間がかからず、しかも買うのとさして
変わらない値段で、自分で制作したお土産ができちゃいます!!
琉球ガラス
琉球ガラスと人
海が目の前の恩納ガラス工房さんには、
広い店内に百種類以上はあるだろうバリエーションの琉球ガラスたちが!

「琉球ガラス」とは、太平洋戦争後の資源難のため、アメリカ軍基地で
捨てられたコーラやビールの空き瓶を溶かして
再生したことから始まる品なので、厚手の手作り感が風情を醸し出し、
自分で制作するのにぴったり。出来上がった作品はなんともいとおしい。

さて早速体験!

今回の体験は筆者含む女子会3人組で、
沖縄本島西海岸リゾートホテルが立ち並ぶ恩納村の、
国道58号線沿いでアクセス便利な
「恩納ガラス工房」さんにお世話になりました。
琉球ガラス体験
女子3名で「わたしはアレが作りたい!」と
早くも意見が別れておりますが(笑)、
大丈夫、体験時間は若干違うけれど
それぞれ好きなメニューで体験できます。
一緒に訪れたのは台湾から沖縄旅行に来ていたBさん、
そして沖縄本島出身だけど
琉球ガラス体験ははじめてという糸満市のMさん。

体験メニューのサンプルを前に、
魅力的なトークでグイグイ琉球ガラスの世界に誘う宮国ヒロ子さん。
琉球ガラスも最高ですが、
ガラスの色の説明など情熱的に語るこの方のキャラもすばらしい。
「工房においでの際は是非話しかけてね」とのことです。
思い出がひとつ増えること請け合いです。
手にはなぜか筆者KIKOのCDが!(笑)
琉球ガラスを並べる人
このカウンターで、Mさんは紺碧の樽型グラス(2800円)、
Bさんは沖縄の空色のような樽型グラス(2800円)、
筆者KIKOは沖縄の海を閉じ込めたような深い青の
しずくネックレストップ(3500円)を制作することに決めました。
さっき売り物の値段見たけど・・・体験とたいして変わらないけど・・・
ということは思い出増えた分おトクじゃない?!

工房に入るとガラス溶解窯の熱気で、1000度以上になっている
赤々としたガラスを見ると一瞬緊張しましたが、
工房の方がつきっきりでサポートしてくれるので安心です。
制作の流れとしては、腕を保護するアームカバーと手袋を装着して、
穴の空いた棒を持たされます。
その棒を窯に入れて適量の溶けたガラスを巻きとります。
それを鋳型のようなところで軽く成形してから、吹きます!
ガラス工芸の醍醐味ですね。
琉球ガラスづくり
吹いて膨らんだガラスをコップの形にして一度棒から切り離します。
それを逆さに付け直してから今度は飲み口の仕上げをします。
琉球ガラスの形を整える
飲み口がきれいに作られたらスタッフさんが除冷窯へ
持って行ってくれて終了。このまま常温でおいてしまうと
急激に冷やすことになってガラスが割れてしまうため、
ひと晩かけて徐々に、持ち帰れるまでの常温にします。
翌日以降引取りに行ってもいいし、
国内なら1000円で発送可能だそうです。
窯
さて筆者の「しずくネックレストップ」の順番が来ました!
色毎に窯が違い、深~い青色の窯からガラスを棒に巻きとります。
さっきまでは人が作るのを面白く眺めていましたが
イザ自分がやるとなると、緊張感でへっぴり腰です(笑)
窯に琉球ガラスをいれる
巻き取った赤く発光してる熱いガラスをさらに熱し、
滴らせるようにしてしずくの形を作ります。
窯_02
少し冷やしたら出てきました、海の色!
首にかけた時のことを想像してウキウキです。
これを切り取って体験終了です。

体験をしている隣ではこの工房のアーティスト、宮国次男さんが
手際よく制作しているのを見学することができます。
刻々と変わるガラスの状況を逃さない緊張感がお見事です。
琉球ガラス職人

作るだけじゃない魅力がたっぷり

沖縄県優秀技能者受賞の宮国次男さんの作品は
2階のギャラリーで鑑賞できます。
こんなのもガラスで作れるんだー!と驚くバリエーション。
目の保養です。
琉球ガラス作品
2階には他にも面白いものが!
それは「光とガラスの迷宮・ゴールドラビリンス」という名の
ガラスの迷路。遊園地にありがちなものかと思いきや、
結構テンション上がるし空間感覚が不思議でとても印象深かったのです。
ぜひ体験して欲しいです。入場料は650円ナリ。
鏡の部屋
こちらがわたしたちの出来上がった作品。
売られている品物と遜色なく、嬉しいビックリです。
末永く愛着が持てそうです♪見る度に女子3人旅のことも思い出します。
完成した琉球ガラス
琉球ガラス体験の駐車場
恩納ガラス工房さん外観。
目の前はホテルサンマリーナと出入り自由のビーチ。
国道58号線沿いだから気軽に入れて駐車場完備。
近隣のホテルに宿泊なら送迎もしてくれるそうです。

KIKO

沖縄移住歴10年以上! 紆余曲折人生そして沖縄民謡歌手へ。 歌と文章で大好きな沖縄の魅力を発信していく。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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