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2017.02.06

海上を遊覧飛行
ブルースカイのパラグライダー

writer : 松村葉子

モーターパラグライダー
酉年に空を飛ぼう!…ということで
人生初、モーターパラグライダーに挑戦。
海上をぐーんと上昇、高度200m。
ブルーグラデーションを足元に
遥か勝連半島、知念半島、伊江島タッチューまで見渡す。
そして「ブルースカイ」のパラグライダー体験飛行は
完全バリアフリー。

初体験でも怖くない。負荷もなく、フワリ

プロペラを背負ったベテラン操縦士
体験飛行準備
「大空を自由に飛び回れたら」と一度は思ったことがあるだろう。
今回、その夢を叶えちゃいました!
沖縄本島中部、東海岸に位置する中城湾の浜辺から、海上の空を旋回。この土地で30年以上モーターパラグライダーや空撮をしている「ブルースカイ」は、飛行初心者の体験飛行をしている。30kgあるというプロペラを背負ったベテラン操縦士が後ろについてくれるので安心だ。
ライフジャケットハーネス
体験者が身につけるのは、ライフジャケットハーネス(写真)とヘルメット。
ライフジャケットハーネスの装着
丁寧に装着をしてもらいながら、飛ぶ際の留意点を説明してもらう。「浜辺をタタタっと走って、足が浮いた瞬間に、ハーネスをサッとお尻にスライドさせて下さいね」… そ、それだけ??
足が地面を離れた瞬間
そうこうしている間に、プロペラを背負った操縦士さんが背後に。しっかりとつないでもらい、プロペラが大きな音を立てて旋回し始める。いわれた通りにタタタっ…そうしたら、フワリと足が地面を離れた。

空中から見渡す、沖縄の海

青色のグラデーション
足が離れた瞬間に、勢いをつけてグーンと上がっていったこの時の感覚を忘れることができない。視界を埋め尽くす青色のグラデーション。晴れた日には、知念半島、久高島、津堅島、さらには西海岸の伊江島や慶良間諸島も見渡せる。
この日風速は3.5m。風の具合が一番重要で、条件に合う日しかフライトは実行しない。海風は内陸の風よりも安定しているのだという。
一緒にフライトをする友人
一緒にフライトをする友人と接近。手を振り合ったり写真を撮ったり。
山の方角
向きを変えて山の方角へ目線を向けると、普段車で通っている道、建物、ちっちゃい!
プロペラが止まった高度からの景色
ふいにプロペラ音が止まり静寂に包まれた。ある程度高度を上げて風に乗るとプロペラを回す必要がなくなり、まさに空中に浮かんでいる状態。
今までひと言も話さなかった後ろの操縦士さんがふいに「きれいだねー…鳥になったみたいだねー」と。この落ち着いた存在感が、なんとも安心です。

空の上では皆自由。障がいを持つ方もウェルカム!

ブルースカイでのフライトの様子
重力から解放される喜びは、障がいを持つ方々こそ、醍醐味となるかもしれない。ブルースカイは「飛べないではなく、できる限り飛ばしてあげたい」という思いで、バリアフリーなフライトへ力を入れている。車椅子利用者には特別なハーネスを開発し、ソリ状の装置で離着陸を可能に。今まで90代の高齢者や、目が見えない方や耳が聞こえない方々も、飛行を楽しんで来た。
バリアフリーなフライト
シートベルトで身体を固定することが難しいと思われる方もいるだろう。しかし体験の申し込みを断ることは滅多にない。本人の「飛びたい」という意思を尊重し、現地に来てもらってから方法を試行錯誤する。また、事前にご本人の動画を受け取り、飛び方を検討しておくケースもある。
体重制限は70kg以下(健常者は80kg以下)。介助者が同行してくれたら助かるという。飛行可能な風の条件は多少変わってくるが、本人の健康状態の確認としては「その日の体調と体重」のみ。これは健常者となんら変わらない。

空を飛ぶ幸せを一人でも多くの人に。

スタッフさんが手を振っている場所
着陸体制
着陸
さて、地上へ戻ります。ゆっくりと高度を下げて建物上付近を旋回。スタッフさんが手を振っている場所を目がけて、着陸体制。
スタッフの皆さん
空を飛ぶという特別な体験さながら、一番の魅力はスタッフの温かさかもしれない。全国大会での成績を多数納める代表の勉さん(写真右)を筆頭に、優しく柔軟に対応してくださる奥様の幸子さん(写真左から二番目)、海外フライト経験豊富な長男の純さん、安心・安全なフライトを心がける次男の司さん、英語担当、笑顔が素敵な次女の恵美さん。安次嶺さん一家で経営するブルースカイは「パラグライダー楽しいよ〜!」という思いがビンビンと伝わって来くるのです。
きれいに並んでフライトする女子大生
卒業旅行で沖縄へ来た女子大生、きれいに並んでフライト。キャーキャーと歓声が地上へも聞こえてきそう。
ブルースカイ事務所
鳩の大群
ブルースカイ事務所はフライト場へつながっている。海に鳩の大群が!と思ったら、事務所の鳩小屋へ帰って行きました。辺戸岬からも飛んで帰ってくるというお利口な鳩さんたち。
ブルースカイのパラグライダー
沖縄の美しい海を高度200mから見渡す体験は、旅の特別な思い出になること必須。「空を飛ぶ幸せを多くの人に実感してほしい」というブルースカイのハートに触れてください。

スマートポイント

  • 遊覧飛行の料金は、7歳以上1万円/3〜6歳8,000円(税込)。一回のフライト所要時間は10分程度。天候をみて、当日朝9時に飛行の可否を決定します。予約をしていても、念のため、当日の朝に電話にて事前確認を。
  • お正月は狙い目かもしれません。暑くもなく比較的天候が穏やかな、1月中の晴れ間もオススメです。夏場は暑いのかと思いきや、飛んでしまうと上空は涼しいのだとか。時期によっては上空からウミガメやエイが見られます。
  • 重篤な病気の方、妊婦さん、3歳以下のお子さんはお断りしているそうです。障がいの程度が気になる方は、まずはスタッフの方へ相談。飛ぶ方法を一緒に検討してみてください。「飛びたい!」願いはきっと叶います。

ライターのおすすめ

空の中にグーンと投げ込まれたことは、自分、小さ〜い!自分、自由〜!地球と、ひと〜つ!…そんな体感でした。飛べない、じゃない、飛べる!枠をどんどん取っ払って、生きていきたいものです。

松村葉子

15年住んでいますが、沖縄はいつも深く濃ゆ〜く目の前に…。背伸びせず、面白いと思ったものを、ご紹介していきます。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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