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グルメグルメ

2015.10.03

首里の高台にある沖縄そば屋
赤瓦の古民家「しむじょう」

writer : miya-nee(みやねえ)

那覇市首里の高台にある沖縄そば屋。石垣や庭は当時のままで、昭和29年(1954年)に家だけを建て直した赤瓦の古民家である。その後、祖先が住んでいた空き家を改装し、2005年に「しむじょう」を開店。
しむじょうの外観
見た目ほど営業の歴史は古くないが、古民家の風情と展望の良さ、そして沖縄そばの味が口コミから広がり、週末は駐車場が満車になるほど人が押し寄せる。

琉球王国のお膝元、首里で営業する「しむじょう」をご紹介します。

まるでジャングル!?「しむじょう」の入口

昔ながらの沖縄の町並みが残る首里
昔ながらの沖縄の町並みが残る首里。その高台は細い坂道と住宅がひしめき合い、一瞬迷路に迷い込んだ気分になる。1本道を間違えると車でバックすることすら難しい細道や行き止まり。そんな場所に「しむじょう」はあった。
入口の石垣からは建物が全く見えない
入口の石垣からは建物が全く見えない。がしかし、敷地内に入るとそこにはレトロな別世界が存在した。文化庁の登録有形文化財に指定され、木造の母屋を取り囲む庭は緑がうっそうと茂っている。
駐車場横からの入口。ジャングルのような雰囲気
駐車場横からの入口はこちら。何やらジャングルのような雰囲気が漂い、この周辺が住宅街であることをうっかり忘れてしまいそうな景観である。

昭和時代の沖縄にタイムスリップ!

ざまざまな樹木に彩られた沖縄風庭園
庭はざまざまな樹木に彩られた沖縄風庭園。こまめに掃除はしているが、特に庭の手入れはしていないとのことだが、なぜか自然と整っている。食事席からは窓越しに庭の全景が鑑賞でき、緑に囲まれながら食事ができる。
季節ごとに咲く花々
庭を散策すると、季節ごとに咲く花々。自慢の樹齢100年以上の椿は冬場の1〜2月頃に開花するそうだ。
琉球石灰岩の石畳
足元は琉球石灰岩の石畳。若干歩きづらいため、特にヒールの靴で歩く際は注意してほしい。時々石垣と石垣の間にヒールがハマり、足元がカクッ!となるからだ。

もしそんな事態が生じたら、昔の人達はこの石畳を器用に歩いだものだなと感傷に浸っていただきたい。
敷地内にある豚舎
そして敷地内にある豚舎。昔の沖縄では、家で豚を飼う風習があった名残り。豚小屋を兼ねたお手洗いでもあるが、この後沖縄そばの説明を控えているため、詳細はここまでにしておきたい。

内観が渋すぎる!ゆっくり寛ぎたい店内

木造平屋の畳敷
木造平屋の畳敷に古めかしい豆電球のランプや屋根を支える渋い茶色の柱。クーラーがないため夏場は扇風機が回り、昭和29年の改築当時からそのままの仏壇や玄関口、料理室までが昭和レトロ感を漂わせている。
昭和レトロ感を漂う
昭和レトロ感を漂う中のシーサー

しむじょうの「沖縄そば」

自家製本ソーキをのせた「本ソーキ沖縄そば」
県産豚から取ったダシ、かつお節を煮出したダシをブレンドし、細麺が特徴的な亀濱製麺を使用。メニューは自家製本ソーキをのせた「本ソーキ沖縄そば」など、主に沖縄そばがメイン。ちなみに自家製本ソーキと三枚肉、しょうが漬けは県外発送できる。
自家製本ソーキ
この「本ソーキ沖縄そば」の本気が入った本ソーキを見よ!

ソーキの煮込み方には「本ソーキ」と「軟骨ソーキ」の2種類がある。本ソーキは肉が軟らかいが肉質が残ったしっかりした食べ応えで骨を取り除きながら食べる。軟骨ソーキはトロットロに煮込んであるため、骨まで食べられる柔らかさ。この店のソーキは「本ソーキ」なのである。
しむじょうのコーレーグース
30度以上の泡盛に島とうがらしを漬けた「しむじょうのコーレーグース」。結構辛いので数滴垂らしながら調整を!とうかがったのだが、これが非常に辛い。ついうっかり大量投入すると口の中で火を吹くかもかもしれない。

那覇市内を展望するテラス席

屋根付きテラス席
那覇市内の町並みを展望しながら屋根付きテラス席での食事も可能。ただし、夏場は蚊に刺さされまくるだろうし、庭の散策にも同じことがいえる。

虫除けスプレーを持参してでも行ってみたい貫禄と風格のある赤瓦の古民家。営業時間は午後3時まで。それ以降や定休日に行くとこんな光景を見ることができる。
営業時間は午後3時まで

スマートポイント

  • 晴天時は、屋根付きテラス席の利用ができます(スタッフにひと言声をかけてね!)
  • 自然の多い場所には日が多い!?虫除けスプレーをかけてから入店しましょう。
  • 世界遺産の首里城公園から車で約10分。那覇新都心までは車で約10分。

ライターのおすすめ

昭和の沖縄にタイムスリップした気分で、沖縄の自然と首里の展望を楽しめる赤瓦の古民家「しむじょう」。人気メニューの沖縄そばを味わえます。

miya-nee(みやねえ)

JTBの元ツアーコンダクター。現在はライターをはじめとして、Web講師、カメラマンなどと多岐にわたる仕事に取組む。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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