沖縄本島中部、沖縄市にある一番街商店街から徒歩10秒。黄色と緑の文字で「パナマ原人」という謎の看板を掲げている店があります。
パナマ原人外観
昼間は閉店しているのか、どのような店なのか、外観からはまったく想像がつきません。もし今、台風が上陸したら看板の文字がはがれて飛びそうな気配すらあります。

しかし先日、この店の謎を突き止めました。このパナマ原人という店、夜になると見違えるほど姿を変える、夜だけ営業するアメリカンBBQの店だったのです。

なかなか雰囲気いいじゃない!屋台風の居酒屋

夜のパナマ原人
昼間のディープなオーラが嘘のように明るい屋台風のパナマ原人。夜になると、周囲一帯はシャッターが閉まって静まり返り、この店の明かりだけがポツンと目立ちます。
屋台風の気軽な雰囲気
たまたまこの道を通りかかって店の明かりに吸い寄せられるお客さんもいるようで、屋台風の気軽な雰囲気からか、ふと足を止めたくなります。
カウンター席
調理器具のフライパンを飾ってみたら絵になった!? そんなカウンター席を見ていると、バーのようなカッコ良さがあり、気軽におひとり様で飲むにも良さそうです。

肉三昧のメニューだけど、リピーターは裏技を使う!?

看板のメニュー
看板のメニューを確認すると、チキンやビーフのオンパレード。何料理の店なのかと、店長の親泊圭吾さんに聞くと、「うちはアメリカンBBQの店なんです。笑」と意外な答えが返ってきました。
チキンの唐揚げ
店長が油で揚げていたチキンの唐揚げが美味しそうでヤバい。揚げたてチキンの熱でソースが徐々に溶け出し、チキンの焦げ具合やマヨとソースのテカり加減が絶妙なのです。

実はこの店、建物の外はパナマ原人ですが、建物1階部分には「鈴々(りんりん)」という別の居酒屋があり、地元の人達御用達のデカ盛りの沖縄料理を提供する店。運が良ければパナマ原人の席に座りながら、鈴々の沖縄料理を注文できることもあり、すべては店の混雑具合によります。

そして、この店の本命メニューの炭火焼きアメリカンBBQ。チキンとビーフがファイヤーしている調理風景とともにお届けします。

備長炭の炭火焼き!手作りグリルで焼くチキンとビーフ

ドラム缶を利用した手作りのグリル
店長が照れながらも自慢げに説明してくれたのが、ドラム缶を利用した手作りのグリル。使っているうちに消耗するので、年に数回は新たに作り直すらしく、このグリルの中に備長炭を敷いて網の上でお肉を焼いていきます。
焼きあがったジャークチキン
グリルの蓋を開けた途端、辺り一帯が煙に包まれました。この店1番の人気メニュー「No.1 ジャークチキン」が焼き上がったようです。

1番人気のメニューだから「No.1」なのかと思っていたら違いました。

2015年2月に沖縄市で開催された第4回コザAランチ選手権で見事に優勝したパナマ原人の「BBQ Aランチ」。優勝したのだから「No.1だよね!」とメニュー名を「No.1 ジャークチキン」に決め、実はこの選手権の後に正式にお店をオープンしたのだそうです。

そして2017年1月、沖縄市で再び開催された「第6回コザAランチ選手権」でも優勝を果たし、この時参加したグルメ店は6店舗と聞いています。
ジャークチキン
煙の中から姿を現した「No.1 ジャークチキン」は、しっかりと中まで火が通り、炭火焼きならではのいい焦げ具合です。
スペアリブと中落ちカルビ串
次は、スペアリブと中落ちカルビ串が登場。焼き始める前のお肉のビジュアルで、すでにやられて興奮気味です。

でき上がりが楽しみ過ぎる、と思っていた矢先に……
炎を上げる中落ちカルビ
特大の中落ちカルビが、ファイヤー!

中落ちカルビの脂に火がつき、盛大にファイヤーしています。燃えて焼かれて焦げ目がついて、ジューシーに仕上がっていくお肉達。

焼き上がって完成したお肉がこちらです。
お肉を持って満足げな笑顔の店長
お肉よりも目に焼きつく店長の満足げな笑顔がありました。

お肉の威力よ!2,000円の「日替わりBBQ三点盛り」をご覧あれ

日替わりBBQ三点盛り
直径約30cmもあろうかという大きなお皿に盛りつけられた「日替わりBBQ三点盛り」。フライドポテトとオニオンリングも一緒に盛られ、このボリュームを見た瞬間に幸せオーラ全開になります。

では、お肉をもう少しアップで見てみましょう。
ジャークチキンのアップ
小さめにカットして味付けされた「No.1 ジャークチキン」にはライムを絞り、単品ならば800円で食べられます。
特大中落ちカルビ串
「特大中落ちカルビ串」の脂がのった軟らかさ。思わず「うまっ!」と声が出ました。こちらも単品ならば800円で食べられます。
スペアリブ
燻製にしてからグリルする「スペアリブ」は、手で持ちながら豪快にかぶりつきましょう。

タレが聞いたスペアリブは、口の中で幸せの絶頂を味わえるとともに、食べ終わった後は手がベタベタになります。しかし、お絞りの用意があるのでご安心を。最悪は、お手洗いに行って手を洗えば全まったく問題ありません。

ちなみに、お手洗いを利用する場合は、この建物1階にある居酒屋鈴々の店内へ。このパナマ原人と居酒屋鈴々の2店舗は、互いに協力して寄り添いながら相乗効果をもたらす、ゆいまーる(沖縄の方言で助け合いの意味)構造となっていたのです。

アメリカンBBQが食べられるパナマ原人は、店もお肉も店長も(?)濃厚で温かく、楽しくておいしい沖縄市のディープスポットです。

スマートポイント

シャッターが閉まった後、静まり返る沖縄市の一番街商店街。そんな中、ポツンと明かりを灯して夜だけ営業する店で、ディープな雰囲気を楽しもう。

手作りグリルで焼き上げる炭火焼きのアメリカンBBQの他、揚げ物や焼き鳥などの500円ワンコインメニューもあります。

気さくな店長やスタッフがいるので、安心して足を運んでみてください。

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気になる店名の由来は、色黒だった店長の学生時代のあだ名が「パナマ」だったから。原始人の知恵的に手作りグリルと炭火を使い、人力で焼き上げるので「原人」をプラスしてパナマ原人と店長が名付けたのだそう。

Writer : miya-nee(みやねえ)

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JTBの元ツアーコンダクター。現在はライターをはじめとして、Web講師、カメラマンなどと多岐にわたる仕事に取組む。

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