竜宮展望台は、来間島一のメジャーな観光スポットでもあり、
来間一眺めの良い展望スポットです。
「行ってよかった!日本の展望スポットランキング2015」では、
なんと17位入賞のスポットです。
竜宮展望台
来間島には、竜宮展望台以外にもマツ展望台やタコ公園など、
ユニークで眺めのいい場所があります。
どこも、来間大橋架橋前に島の住民がこの先の島の未来を思い、
願いをこめて作られたスポットです。
来間島の旅で、島内の展望台を巡ってみれば、
絶景と島人のささやかな願いに出会えます。

来間島の竜宮展望台は絶景ポイント

竜宮城をイメージして作られた展望台は
オレンジの屋根がチャイニーズチックな独特な外観ですが、
階段を昇り切った3階からの眺めは最高です。
透明な海
海の底が見えそうなくらい透明な海、
今しがた渡ってきたばかりの来間大橋が、
青のグラデーションの上に緩やかなカーブを描き、
まっすぐに島をつないでいます。
対岸の与那覇前浜ビーチの白い砂浜のコントラストが
ここからもまぶしく目に映ります。
反対側からの展望は、来間島の小さな集落と、サトウキビ畑が広がる光景。
小さな集落とサトウキビ畑
周囲10km足らずの来間島の稜線をくっきりと感じることができます。
地元の方によると、冬場のものすごく空気がクリアな時や、
夏の朝早くには、67kmも離れた多良間島が見えることもあるそうです。

何故、来間島で竜宮城なのでしょうか?

ところで、何故竜宮城なのでしょうか?
元下地町役場職員で企画に関わった来間島出身の来間光雄さんによると、
来間島では古来から竜宮神と呼ばれる海の神様を
とても大切にしてきたそうです。
船が交通の要であった離島では、何においてもまず航海の安全を願い、
海の神様に願いを捧げてきました。
来間大橋架橋により、住民は車で洋上を行き来することになりますが、
いつまでも海の神様への感謝の心を忘れぬようにと、
竜宮城を象って作られたのです。
来間大橋架橋
当時は、琉球瓦がふかれ、龍の置物が置かれていましたが、
2014年に襲来した台風により、瓦が飛び、龍も大破してしまいました。
その後、3階建ての展望台での瓦屋根の安全性が確認できず、
現在のようなオレンジのペンキ塗りの形になったのです。

来間島憲法にかけた美しい島を願う島人の思い

竜宮展望台を降りたらチェックしてもらいたいのが、
大きく掲げられた「来間島憲法」。
来間島憲法
「誰もが住みたくなる島」にすることを目的とした来間島憲法は、
集落の住民及び来島者で締結されるものとし、
島の住民だけでなく来島者にも
島の美しさを守るための義務と協力を呼び掛けています。
しかしながら、最後の第八条では
「来間島憲法は特に強要されるものではなく、各個人の任意を要とする」
とあり、なんとも島らしさを感じる緩やかで楽しい憲法です。
「来間島憲法」作りに関わった当時の島の区長・保良榮男さんによると、
橋が繋がることに誰もが夢を描くと同時に、
人口の流出や来島者によるポイ捨てなど一抹の不安もあり、
来間大橋架橋後も変わらず美しい島を守り育てていくために、
保良さんや老人クラブのおじい、おばあたちと一緒に
「来間島憲法」をつくったそうです。

島の願いをこめて?或はギャグ?ユニークな展望台

そのころ、竜宮展望台と同時に作られたマツ展望台とタコ公園。
企画した当時の役場職員で島出身の来間光雄さんによると、
マツ展望台がある場所は、
宮古島からのポンポン船を待ちわびた思い出の場所。
マツ展望台
母の帰りを「待つ」場所へは琉球松の林を抜けて行ったことも重なり、
「待つ」と「松」をかけて「マツ展望台」となりました。
ガジュマルと勘違いされる方も多いですが、琉球松ですよ!
タコ公園
竜宮展望台わきの遊歩道の先にあるタコ公園は、
昔からよくタコが採れたことにくわえ、
島に伝わる伝説に出てくる聖地の近くでもあることから、
海からかりゆし=めでたいこと、が来るように、
ご多幸がありますように、との思いから、
「ご多幸」にかけて「タコ」となり「タコ公園」となった。
光雄さん、本当ですか?それ?ギャグに走り過ぎてません?
みんなが楽しくて夢が描けるのがいいさあ、と笑う光雄さん。
いずれにせよ、島人の思いが詰まった場所であるのは間違いないようです。

竜宮展望台隣の来間遠見台と周辺散策のご案内

竜宮展望台から東側を見下ろすと、
木々に囲まれた中にぽっかりと空いた空間があります。
来間通見台
ここは、来間通見台と呼ばれる場所です。
お時間があればこちらにもぜひ寄ってください。
ここは、琉球王朝時代に薩摩藩の要請により設置された遠見番所です。
遠見台への石畳の道は歴史を感じさせ、
落ちる木々からの木漏れ日が優しく風情があります。
遠見番所
竜宮展望台隣の楽園の果実Caféを通り越し、さらに東へ進むと、
デイゴの木が立つ広場があります。
ここは雨乞い座と呼ばれ、
ヤーマスウガンという島最大の祭祀で奉納舞踊が行われる場所です。
そこをさらに東に進み、突き当たった所にあるのがマツ展望台です。
できたら、このまま集落内を散策してみるのも良いですよ。
静かな集落
来間島憲法を守り、花々が咲く家々が並ぶ静かな集落内は、
ゆったりとした島時間が流れています。

スマートポイント

竜宮展望台へのアクセスは、来間大橋を渡り道なりに直進していきます。集落内に入った際は徐行運転でお願いします。集落を抜けた四つ角を右手に曲がると竜宮展望台があります。

来間大橋を渡ってすぐの坂道を上がり切ったあたりにもシーサーの焼き物が目印の小さな展望台、来間島東農村公園があります。

竜宮展望台隣の「楽園の果実Café」は、島のマンゴー農家さんが直営する農家レストランです。名物のトロピカルフルーツを使用したパフェをぜひご賞味ください!

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島人の思いに触れた取材。マツ展望台は、何がどうしてなのか、ネットではガジュマル展望台と紹介されていることに少し悲しさも感じました。あれは、マツです。間違いなく。

Writer : 砂川葉子

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岐阜県出身、宮古島諸島のどこかの小さな島に在住。農業と民宿業、島興し業と並行してライター業にも携わる。

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