中城城跡
「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして、沖縄の観光名所になっている中城城跡(なかぐすくじょうあと)。国指定の史跡として、日本100名城にも登録されています。この城跡は、その築城技術の素晴らしさもさることながら、眺望の美しさも格別。琉球王国を今に感じる、沖縄の世界遺産です。

まずは豆知識。中城城跡って誰の城だったの?

石碑
沖縄には大小合わせると、およそ300ものグスク(城)跡があるとされています。中には単なる集落の拝所だった所もあるのですが、ここ中城城跡は戦火での損傷も少なく、遺構が最もよく残っている按司(領主)の城跡として知られています。
三の郭
築城年数ははっきりしていないのですが、14世紀後半ごろに先中城按司(さちなかぐすくあじ)が数世代にわたって西の郭・南の郭・一の郭・二の郭の主要な部分を完成させたといわれています。1440年ごろには現・読谷にある座喜味城主だった護佐丸(ごさまる)が琉球王府の命令でやってきて北の郭・三の郭を追加し、今のかたちに仕上げました。この護佐丸がいわば、中城城跡の顔。組踊にも登場する人物です。
城壁
しかし、その護差丸も勝連城主の阿麻和利(あまわり)によって滅ぼされ、後は間切の番所や戦争中までは役所に、そして、戦後には沖縄県初の公園として動物園や遊園地も設置された時代もありました。
城跡は世界遺産の歴史遺産でもあるので、観光する前にいろいろ知っていたほうが興味深く感じることでしょう。

中城城跡の見所はたくさんあれど、要チェックは三種の石積み

城内散策道
管理事務所でチケットを購入したら、いよいよ城内散策のスタート。
一般的に観光の進路矢印としては管理事務所前の記念運動場に続く、ちょっとした坂を上がる道を誘導していますが、実はそちらは裏門に通じる道。進路矢印に逆らう方向になりますが、先に正門を目指して歩き出すのもおすすめです。
南の郭
そんなわけで今回は正門からのご案内。世界遺産の中城城跡に見られる貴重な三種の石積みに注目してご紹介していきます。
まずは、正門横にある「南の郭」。ここの石積みは一番古い方法の『野面(のづら)積み』という方法で作られています。何が一番古いのかといえば、石に細工をまったく施さず、ありのままの石を順に積み上げているということ。とても素朴な感じの石積みです。
布積み
続いての石積みポイントは、南の郭の奥になる「一の郭」と「二の郭」。
ここの積み方は『布積み』、『豆腐積み』といい、豆腐のような形に石を整えて積むことにより、がっしりとした塀を作り上げました。
亀甲乱積み
そして3種のうちの最後は、護佐丸が増築した「三の郭」と「北の郭」で用いられた『相積み』、『亀甲乱積み』。さすがは護佐丸。石を多角形に組んでいくことで、さらに強度を増した石壁を作ることに成功したのでした。
3種の石積みを同じ城址で見られるのは、とても貴重。ぜひ、見比べてみてください。

世界遺産・中城城跡その他のチェックポイント!

カンジャ―ガマ
正門から回る時、最初に足を踏み入れるのが「カンジャ―ガマ」、つまり鍛冶屋の跡地なのですが、ここから眺める海と空と緑がとても美しい。子ども達は駆け回り、寝っ転がり、大はしゃぎするのも楽しいはずです。
石積みの廓のライン
石積みの廓のラインが本当に見事な中城城跡ですが、とりわけその上に立って眺めた時にその美しさがよくわかるのが、二の郭。
アーチの門
裏門を通ったらぜひ、振り返りましょう。ここの門は、あのぺリー探検隊御一行が「まさにエジプト式だ」と評価した美しいアーチ。石でありながら丁寧な仕事と繊細なデザインが素晴らしい門です。
観光コース
観光ガイドと一緒に(*スマート情報1参照)ゆっくり見て回ると一時間くらい、でも、あまり足を止めずにサッと回れば30分くらい。いずれにしても、広い場所なので、ポイントは押さえて回るのがいいでしょう。

スマートポイント

中城城跡を回る時には、ガイドの予約をおすすめします。文化財案内サークル「グスクの会」が一名から無料で同行してくれます。解説を聞くのと聞かないのでは大違い。案内は約1時間、予約は1週間前まで。098-935-5719

もし、イオンマークの付いたカードをもっていたらラッキーです!北中城村にイオンモール沖縄ライカムができたことがきっかけで、このカードを提示すると観覧料が100円引きに!しかも、1枚の提示で5名様まで有効。

年間パスポートを利用する方法もあります。世界遺産・中城城跡では、大人1,000円・中高生700円・小学生500円で、一年間有効のお得な年間パスポートを作ることができます。中城城跡にはまってしまった人はぜひ!

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ライターのオススメ

中城城跡は年間イベントが数々あります。大歌舞伎や映画上映、コンサート・舞台鑑賞など企画的なものもありますが、定番のツワブキ祭り、元旦の初日の出観覧など城址ならではのイベントは要チェックです。

Writer : 伊藤麻由子

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撮影でアフリカを回り、沖縄の離島45をも行き着くす。写真と文章で島の良さを最大限に惹きだす。

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