キンタン・カムイ・トー(山の神の湖)という意味を持つ摩周湖は、北海道東部、弟子屈町(てしかがちょう)に位置し、北海道で最も歴史のある阿寒国立公園内にある有名な観光スポットです。
摩周湖
約7,000年前、摩周火山が噴火・陥没した摩周カルデラに、長い年月をかけて雨水や雪どけの水がたまった摩周湖の水は世界有数の透明度! そんな摩周湖の美しさを体感するには、裏摩周展望台を経ての神の子池を巡るコースがおすすめです。吸い込まれるような藍色“摩周ブルー”は地下を脈々と流れ、鮮やかなコバルトブルーとなり神の子池に沸き上がります。
鮮やかな摩周ブルー
周囲約20kmにも及ぶ切り立った断崖に囲まれ、外からの影響を受けにくく注ぎ込む川もない……あらゆるものを拒むような神秘的な佇まいは見る者を引き付けて離しません。空の色、朝日の色、樹々や鳥を映す日もある「地球を映す鏡」とまで言われる透明度、あなたが訪れる日は何色に染まっているでしょうか?

摩周岳火口部と摩周湖の大景観! 摩周第一展望台

女満別(めまんべつ)空港から約74km、根室中標津(ねむろなかしべつ)空港から約60km、どちらからでも約1時間30分ほどで到着する摩周第一展望台は、摩周湖観光の代表的スポット。
”神の山”カムイヌプリ
正面には“神の山”という意味のカムイヌプリ(摩周岳)を火口部側から望め、火山噴火によって出来た摩周湖の成り立ちをリアルに感じられます。中央に浮かぶ小島のカムイッシュ島や、遠くを見渡せば雄々しい斜里岳が目に入ります。摩周湖の透明度にうっとりしすぎて後ろを振りかえることを忘れないように! 北海道らしい広大な根釧台地が広がっています。
美しい風景
併設されたレストハウスでは、窓越しに摩周湖を見ることができるほか、北海道らしい多種多様なお土産が売られています。

摩周湖の透明度をリアルに実感! 裏摩周展望台

第一・第三展望台の反対側で、清里町と中標津町の境にある裏摩周展望台は、他の展望台よりも標高が約100m低い場所にあります。「霧の摩周湖」と言われるほど、霧の溜まりやすいカルデラ壁に囲まれた形状をしている摩周湖ですが、第一・第三展望台と比べて比較的霧の発生が少なく、透明度の高い湖面を見られる確率が高いわりに訪れる人は少なく、ゆったりと眺めを楽しみたい方におすすめです。
展望台からの景色
夕暮れも美しい摩周湖
ここまで来たなら、北へ約11km行った先にある神の子池まで足を延ばしてみましょう。摩周湖の伏流水からできていると言われ、水温は年間通して8℃と低く、水深5mあるの?!と驚きの透明度の水底には倒木が腐らず化石のように静かに沈んでいる姿がはっきりと見えます。
神の子池

【キャプ】提供写真:きよさと観光協会

幻想的に澄み切ったコバルトブルーの池を見つめていると、“摩周ブルー”の一片を見れたような気がしてきます。

ワイルドな横顔の摩周湖も見逃せない!

摩周湖第三展望台からの風景
摩周第三展望台は、第一展望台から北に約3km、標高701mとより高い位置にあります。猛々しいシルエットに角度を変えた摩周岳(標高857m)と中央に浮かぶカムイッシュ島がより近く正面に望め、光の角度を変えた湖面はまた違った色を見せてくれます。
第三展望台が整備される以前には、第一・第三展望台を結ぶ細道が摩周外輪山のカルデラ壁頂上部づたいにあり、途中に第二展望台がありました。危険な箇所が多く今では行けない幻の展望台…摩周湖のワイルドさを感じるエピソードです。
カムイッシュ島
カムイッシュ島の見えている部分は約110m×40m×水面からの高さ30mほどですが、高さ約240mの火山の頂上部がほんの少し湖面上に出ているもの。摩周湖のなかに山が一つ分隠れている事実に驚きです!
広大な自然の風景
摩周湖を取り囲む絶壁の樹々が湖面に映りこみ、深さを増した摩周ブルーはため息もの。背後に構える日本最大のカルデラ湖「屈斜路湖」が広がる大絶景も忘れずに!

歩いた人にだけ訪れる感動! 摩周岳

摩周岳
摩周第一展望台脇の登山口から歩き始める摩周岳登山も、摩周湖を楽しむ方法のひとつ。進むたびに角度を変え、色・形を変える摩周湖の姿を眺めながらの山歩きは、カメラを構えずにはいられない楽しさです。
摩周岳はほぼ同一の火口から複数回の噴火によって形成された円錐状の火山で、頂上からはその爆裂火口を眺めることができます。
歩いても楽しめる摩周湖
片道約7.2km、往復約4時間30分の道のりでは、イワギキョウ、イワキンバイ、エゾツツジ、チシマフウロなど高山性の植物を観察することができたり、頂上からは西別岳や藻琴(もこと)山、雄阿寒・雌阿寒岳まで見渡せる展望も魅力的です。
自然の風景
時折、霧という衣を身に纏い、訪れる人を魅惑する摩周湖は本当にカムイ(神)がいると思える姿を見せてくれます。あなたもこの魅力に惑わされてみませんか?

スマートポイント

JR摩周駅、JR川湯温泉駅を基点に弟子屈町内のバスが2日間乗り放題の「弟子屈えこパスポート」を利用して、車がなくても旅が便利に!

川湯エコミュージアムセンターでは、摩周湖の成り立ちや植生や、阿寒国立公園の屈斜路、川湯地域の自然について学べたり、JR川湯温泉駅では無料足湯で散策疲れも癒せます!

摩周第一展望台の駐車チケットで、約15km先の硫黄山駐車場も利用可能。是非旅の工程に組み込みましょう!

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屈斜路湖向こうに沈む夕日を受けて、桃色に染まる摩周湖は幻想的でうっとりすること間違いなし!

Writer : 阪田 裕子

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暑過ぎる関西に嫌気がさし、大自然と涼しさを求めて北海道に移住。今まではバックパッカーとして重い荷物を背負って旅をしていましたが、今は手に入れた車(道民必須アイテム)で車中泊をしながら旅をするのが目標です。

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