北海道初の「ふるさとイベント大賞 総務大臣表彰」を受賞した小樽雪あかりの路。小樽運河や旧手宮線跡のメーン会場や準メーン会場の朝里川温泉といったメジャーな観光スポットが有名ですが、都通り、寿司屋通り、梁川通りなどの商店街でも、多くの人が立ち止まってアイスキャンドルや雪あかりを楽しむ町ぐるみのアットホームなイベントです。
かまくらの雪だるま
小樽雪あかりの路は、小樽市郊外の駅、学校、団地など、市内40箇所に会場があり……、そこにはメーン会場では味わえない、静寂や地域住民の和気あいあいとしたあたたかい空気が流れているのです。

キャンドルの向こうにマリーナが!

JR小樽築港駅の北側に位置する石原裕次郎記念館や小樽マリーナ。停泊しているヨットには、イルミネーションが輝きます。そして、目の前の通路や庭には、美しい雪あかり……。ここ、実は隠れた人気スポット。オススメしたい場所なのです!
雪あかり
マリーナと街あかり、そして雪あかりが美しいコントラストを創り出します。しかも、運河会場のような喧騒がなく、ひっそりと。これがなんともいえないロマンチックな空間になっているのです。
コーヒーカップ型
三角帽子のようなスノーキャンドルは、まるで絵本のなかの世界。穏やかで優しい輝きが心のなかに染みてきます。子供のころにケーキに立ててもらったロウソクの光のように。
たくさんのスノーキャンドル
三角帽子のようなスノーキャンドル
雪あかりの灯に照されるひと時は、日ごろは味わえない心豊かな時間。ちょっとばかり寒い時期ですが、雪あかりに癒されてみませんか?

いま熱い「銭函」の雪あかり

もっとも札幌寄りの小樽、それがニシンが豊富に捕れたころ民家にも銭箱があったという話から名がついた銭函。小樽駅と札幌駅の中間ともいえる場所にあるため、北海道外からくる観光客はまず立ち寄らないエリアなのですが、実はいま銭函はかなり熱い「注目の町」。雪あかりにも熱心です。
小樽雪あかりの路
高倉健さん主演の映画「駅 STATION」の舞台になったJR銭函駅。ここも、雪あかりが迎えてくれます。「駅員さんありがとう!」と声をかけたくなりますね。(キャンドルの奥には新幹線の雪像が!)
かわいい形のスノーキャンドル
道沿い
駅前には、住民の方々がつくった手作り感あふれるめんこい雪あかりが並びます。銭函駅前にはスープカレーの店や蔵を使ったカフェ大坂屋、磯のれん海銭亭など、新鮮な魚介類を出す料理店などもあります。銭函で途中下車して、雪あかりを楽しむというのも、新しい小樽の楽しみ方になりそうです。
雪だるま

縁起の駅の縁起のいい神社の雪あかり!?

銭が貯まって、足りないものがない。そういう意味なのかどうかはわかりませんが、銭函駅のすぐ南側には豊足(とよたり)神社という名の縁起のよさそうな名前の神社があるのですが、ここも雪あかりの会場になっています。
神社の雪あかり
神社
海が見下ろせる高台にある神社へと坂を上がって行くと、アイスキャンドルと雪あかりが待っています。
アイスキャンドル
旅行雑誌にも載っていない、地元のテレビ局もまず取材しないであろう穴場。銭函駅から徒歩数分、列車からも見える場所です。小さな会場ゆえのほんわかとした空気感。故郷にでも帰ったような居心地のよさがあるのです!

伊藤整ゆかりの塩谷は幻想的な雪あかり

伊藤整の詩集『雪明りの路』に由来している「雪あかり」。伊藤整の実家があった場所・塩谷には伊藤整の文学碑もあり、ほかとはちょっと趣の違う雪あかり会場となっています。
林の中の雪あかり

提供写真:小樽観光協会

紅葉した木の葉を仕込んだアイスキャンドルが、から松林のなかに、星のように輝き、人々の心をつかんで離しません。地元の方々により手作りの会場らしく、甘酒を振る舞うというおもてなしも!
雪の中のキャンドル

提供写真:小樽観光協会

「気づかれない様に覗いてごらん。雪明りだよ」
伊藤整が詠んだ詩のように、静かにのぞくように……雪あかりを楽しんでみませんか。
木の葉の入ったアイスキャンドル

提供写真:小樽観光協会

スマートポイント

雪あかりの路会場は、市内40箇所ありますが、「勝手に雪あかり」を実践している店舗や民家もあります。

毎年、雪あかりの路のボランティアを募集しています。見るだけでなく参加するとより楽しめます!

雪あかりは日没直後のまだ明るい時間から、真っ暗にになるまでの時間の明るさが変わる時間帯を狙うのが一番です。

ライターアイコン

ライターのオススメ

手宮線会場や運河会場もステキですが、観光ガイドに出ていないような小さな会場を公式サイトやブログでチェックして足を運んでほしいと思います。本当の小樽に、小樽人に会えるからです!

Writer : 千石 涼太郎

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北海道や旅、地域文化に関する書籍を多数上梓。「北海道新聞」、月刊誌「O.tone」等でエッセイ連載中です。

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