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観光観光

2017.01.04

冬のオホーツクは神秘の世界!
流氷観光の街、網走へ行こう!

writer : 藤本誠一郎

冬のオホーツク海を白い世界へいざなう「流氷」。夏の海からは想像もつかない、青く広い海が一変してまるで眠ったかのように白い氷で埋め尽くされた壮大で神秘的な光景。そんな流氷の海を一度は見たい!と思っている方も多いのではないでしょうか。
冬のオホーツク海「流氷」
流氷は、中国とロシアの国境を流れる極東最大の大河アムール川からオホーツク海に注ぐ淡水が氷結し、風や海流に乗って徐々に広がりながら南下、1月下旬頃には北海道のオホーツク海沿岸まで覆い尽くす、壮大なる大自然のスペクタクルです!
壮大なる大自然が広がる北海道のオホーツク海
流氷観光の拠点、網走市周辺は、人気の流氷観光砕氷船をはじめ、絶景スポットが点在するいち押しのエリア。地球温暖化などで年々縮小傾向にある今や貴重な流氷を、実際に見て体感する旅へでかけてみませんか。

オホーツク海沿岸の中核都市 人気の流氷観光の街「網走」へ

JR石北本線、釧網本線の終着駅「網走」は、女満別空港からも車で30分ほどの、オホーツク海に抱かれた、森と湖と美しい自然に囲まれた街です。
森と湖と美しい自然
まずは、名勝天都山(てんとざん)展望台「オホーツク流氷館」へ行ってみましょう。ここは一年中実物の流氷が展示された観光施設ですが、標高約200mの展望テラスからの眺望が抜群! 網走の街と流氷広がるオホーツク海、知床連山までの雄大な絶景パノラマを楽しめますよ!
オホーツク海に突き出た能取(のとろ)岬
網走市の北約10km、オホーツク海に突き出た能取(のとろ)岬は、遮るもののない流氷展望の特等席。40m〜50mもの高さの断崖上から、直下に押し寄せた真っ白い流氷が水平線まで果てしなく広がり、その壮大な光景に言葉を失うほど!
鱒浦(ますうら)漁港 赤い灯台と流氷
夜明け前の風景
網走港から東へ車で5分ほどの鱒浦(ますうら)漁港は、赤い灯台と流氷、知床連山の組み合わせが絵のように美しい撮影ポイントです。ここは夜明け前もオススメ。知床連山から登る朝日とともに幻想的な美しい流氷の絶景が見られますよ!

白い神秘を間近で体感! 接岸した流氷に触れてみよう

流氷をじかに体感したいなら海岸へ降りみましょう。市街地北側の海岸町から二つ岩あたりまでは砂浜が続いていて、すぐ間近で見られますよ。接岸時には流氷に直接触れられることも!美しい青白い色や、流氷ひとかたまりの大きさに驚くはず!
ひとかたまりの流氷
国道244号線を知床方面へ車で20分ほど走ると、オホーツク海に一番近い駅で有名なJR釧網本線の「北浜駅」。駅横の展望台に登れば流氷と列車を見ることができる人気スポット。駅から少し歩けば踏切を渡って広い海岸へと降りられます。
オホーツク海に一番近い駅 JR釧網本線「北浜駅」
静かに流氷との時間を楽しみたいなら、浜小清水駅手前にあるフレトイ展望台まで足を伸ばしてみては。海岸の丘の上に立つ展望台からの眺望はもちろん、ここも海岸まで降りられる隠れたスポット。
キューキューと鳴る「流氷鳴り」
ここはほとんど観光客も来ない穴場なのでとても静か。キューキューと流氷がきしむ音「流氷鳴り」が聞こえることも! 潮の香りも消え、ここが本当に海なのかわからなくなる不思議な感覚になりますよ。

迫力満点! 流氷観光砕氷船「おーろら」に乗ろう

網走の流氷観光で超人気なのが流氷観光砕氷船「おーろら」。海岸から見るだけではもったいない。網走へ行ったら流氷クルーズもぜひ体験してみましょう。
流氷観光砕氷船「おーろら」
発着ターミナルは網走港近くの道の駅「流氷街道網走」にあり、無料駐車場や観光案内所、レストランなども完備。夏は知床観光船として運航している「おーろら」。大型観光船なので揺れも少なく、船内は暖かで快適に過ごせます。
流氷観光砕氷船「おーろら」デッキ
流氷の海へいざ出航! 砕氷船は普通の船の倍ほどの厚さの船底を持ち、その重力で氷を割り前に進みます。思い切ってデッキに出て寒さと流氷を体感しましょう。分厚い氷をものともせず突き進み、船底が氷塊にぶつかり船全体が振動する迫力は圧巻!
氷塊にぶつかる船
流氷とともにやってくるオオワシ
水平線まで続く白く美しい流氷の海を見ていると寒さも忘れてしまうほど。船上からは、流氷とともにやってくるオオワシやアザラシなどの動物たちにも会えることも! 夢のような貴重な体験、流氷クルーズを思う存分楽しみましょう。

流氷最盛期は2月から3月 一番凍れる厳冬期に行こう

例年、網走市の沿岸から初めて流氷が見える「流氷初日」を迎えるのは1月下旬頃。水平線に白い帯状の流氷が姿を見せ、風向きなどで一進一退を繰り返しながら徐々に近づいてきます。
白い大陸と化し神秘的な光景に変貌したオホーツク海
2月上旬から中旬頃には沿岸に接岸し、船舶が航行できなくなる「流氷接岸初日」を迎えます。波の音も消え、オホーツク海は白い大陸と化し神秘的な光景に変貌します! 街は流氷観光で賑わい、流氷まつりが開催されるのもこの頃。
青い海に漂う白い流氷
流氷観光客で賑わう「流氷まつり」
3月に入ると、徐々に海岸から離れて、青い海に漂う白い流氷のコントラストが美しく、この時期も美しい絶景に出合えるチャンスです。
水路が開き船舶が運航できる「海明け」
やがて完全に水路が開け、船舶が運航できるようになると「海明け」が発表され、青く美しい早春の海が広がります。

一度見たら忘れられない魅力をもっている流氷。大自然による造形なので、訪れるたびに新たな発見が待っています。他の海では見ることのできない神秘的な「流氷」を見に、北海道オホーツクへ訪れてみませんか!

スマートポイント

  • 流氷の位置や状態は天気や風向きによって日々変化します。最新の流氷情報は、地元の流氷サイト(備考参照)がオススメですよ。流氷アニメーションや流氷日記、掲示板などが日々更新されるので、チェックしてみて!
  • 流氷時期の気温は日中でもマイナスで痛いほどの寒さなので防寒対策は万全に! 逆に乗り物や建物のなかは過剰なほど暖房しているので、アウターは防寒防風仕様、インナーは厚着し過ぎないのが快適に過ごすコツ。
  • 接岸している流氷の上に乗っている人をたまに見かけますが、流氷は動くもの。一歩間違えれば恐ろしく冷たい海にドボン! 命にもかかわるとても危険な行為ですので絶対流氷には乗らないように!

ライターのおすすめ

網走には、ご紹介したほかにも、流氷ヘリクルージングや、流氷の海辺を走るホーストレッキング、能取岬の氷瀑群と流氷をスノーシューで楽しむトレッキングなど、さまざまな流氷体験ツアーが盛り沢山! 詳細は観光協会などへお問い合わせくださいね。

藤本誠一郎

網走在住のグラフィックデザイナー。道東オホーツクから、とっておきの観光スポット情報をお届けいたします!

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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