近・中・長距離どこへもバスで
便利な中央バス札幌ターミナル

小樽・旭川・函館・知床まで都市間バスが網羅

中央バス札幌ターミナルがあるのは、札幌市中心部の大通公園西1丁目にあるさっぽろテレビ塔から道路を挟んだ東側。裏には劇団四季の北海道四季劇場があるのでわかりやすいですよ！

札幌市中心部の主なバスターミナルは３カ所。この中央バス札幌ターミナルのほか、札幌駅に隣接しているのが「札幌駅前バスターミナル」、地下鉄東西線の大通駅とバスセンター前駅の間にあるのが「大通バスセンター」です。それぞれ運行する路線やバス会社が異なるので、利用の際にはお間違えなく！

ここから発着しているのは、共同運行各社によるバス。札幌市内各所への路線バスのほか、事前予約が必要な長距離都市間高速バスと、予約なしで乗れる近・中距離高速バス。長距離バスの主な行き先は、函館、釧路、帯広、北見・網走、知床など８路線。近・中距離バスは、小樽、岩見沢、旭川、富良野、苫小牧、室蘭、滝川、留萌など12路線が運行しています。

長距離バスは事前予約制！ 案内窓口を気軽に利用して

函館や釧路などの長距離都市間高速バスは要予約制。近・中距離高速バスは予約不要の先着制で当日でもチケットを買うことができます。ターミナルには案内所があり、予約やチケットの購入や案内をしているので、行き先を告げて時間や料金の確認をするとよいでしょう。

運行路線や発着便数、各停留所、時刻表、料金などが詳しく載っている「高速バス便利ガイド」という冊子があるので、案内所かターミナル内の情報ボックスなどで手に入れると、旅の計画が立てやすいですよ！ バスチケットは主要コンビニの端末から予約・発券・購入できるほか、事前にインターネットや電話で予約し、コンビニで発券・購入することも可能です。ただし、座席指定をしたいなら窓口で！

待合所や売店も充実！ 地下飲食街探索もしてみては？

ターミナル内には自由に休める待合所もあるので、バスの待ち時間は室内で過ごせます。飲み物の自動販売機コーナーも充実していて、ちょっとひと休みするのに最適です。長距離バスに乗るならぜひ売店で軽食やおやつを仕入れていきたいですね。「おやつは300円まで！」なんて、みんなで遠足のようなルールを決めて買い物するのも楽しいかも？


また、地下には食堂街もあるので、１時間ほどの余裕があるなら、ぜひ食事を楽しんでみては？お店も、喫茶店に定食屋、おでん、洋食、中華、ラーメン、カレー、手打ちそばとバラエティにとんだラインナップ。意外と本格的な店が多いので、知る人ぞしる穴場です。

バスの待合時間に一杯！ こだわり麺のらーめん紫雲亭

食堂街のなかでもファンが多いラーメン店・らーめん紫雲亭をのぞいてみましょう。実はこのお店、札幌市内の別の場所で営業していた人気店。一旦は閉店しましたが、ファンからの熱い要望に応え、現店主の内山さんがその味を受け継いで移転オープンしました。現在は初代大将も厨房で腕をふるって昔ながらのおいしいラーメンを提供しています。


ラーメンのスープはとんこつベース。丁寧に下処理し、８時間煮込むので臭みもなくマイルド。そしてこだわりの麺は、北海道では札幌ラーメンの麺を支え続けている老舗の製麺会社・西山製麺の特注麺で、低加水で縮れが少ない中太麺。札幌味噌ラーメンの祖といわれた幻のラーメン店「富公」（現在は閉店）と同じ麺を使っています。スープとの一体感が絶妙で、独特の喉越しが特徴。一番人気は醤油ラーメン800円です。