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グルメグルメ

2017.04.24

スープカレー通は外せない!
鮮烈スパイスgopのアナグラ

writer : タカハシアキコ

スープカレーは食べたことがあるけれど、なんとなく物足りないと思っている人に、ぜひ行ってみてほしいのが札幌の琴似にあるお店「gop(ゴップ)のアナグラ」。調味料を入れるタイミングや、絶妙な火加減などを駆使して作られたスープカレーは、スパイスの魅力が引き出された鮮烈な美味しさ。それでいて、辛さを上げても舌にピリッと来ないマイルドな味わいがファンたちに愛されています。
野菜たっぷりスープカレー
gopのアナグラ
「食べると元気になる」「すっきりしてまた来たくなる」という声も続々。場所は札幌中心部からちょっと外れますが、スープカレー好きなら一度は立ち寄ってみて。新しい世界が開けますよ。

黄色い看板が目印、板張りのちょっとユニークなお店

札幌市西区にある「gopのアナグラ」。大通駅から地下鉄東西線で10分ほどの琴似駅で降り、南の方へ向かって十数分の山の手地区にあります。途中にある琴似神社からは歩いて7、8分ほど。北海道で開拓の歴史には欠かせない、琴似屯田兵にまつわる歴史巡りの後に立ち寄るのもいいですね。
入口
板張りの建物は見落としやすいので気をつけて。道路沿いに立つ「gopのアナグラ」の黄色い看板が目印です。「gop(ゴップ)」は店主の久保田さんがタイで付けられたニックネームで、カエルの意味だとか。
店内の壁
この久保田さん、開拓者並みにお店づくりもホームセンターで板を買い込みセルフで改装。料理も海外へ行き熱心に研究しては、自分が思う「おいしい」のオリジナリティーを加えたメニューを次々に生み出しています。そんな久保田さんとgopでしか食べられない味に、北海道に来たら真っすぐタクシーでお店を目指す人も。店内の壁に書かれたミュージシャンなどのサインにもご注目を。

スパイスの魅力を最大限に引き出したスープカレー

メニューは本国の人も食べに来るというタイカレーや、インドカレー、マレーシア風カレーなどありますが、ほとんどのお客のお目当ては「gopでしか食べられない味」というスープカレー。
スープカレー
鶏ガラや野菜などを煮込んだスープに、20種類近くのスパイスの香りとうまさがしっかりと溶け込んだカレーはまさに新境地の味わい。汗をかくほどホットなのに爽やかな清涼感もあって「シャキッと元気になる」とは常連さんたちの言葉。肉質が引き締まったチキンはスプーンでスルッと骨から外れ、ホロホロに柔らかいニンジンなどの野菜もスープと見事に調和。ご飯と混ぜれば、いくらでも食べられるような吸引力に、つい次々とかきこんでしまうかも。
原始肉
gopのアナグラには、こんな面白メニューもあります。マンモスのお肉をミニサイズにしたような原始肉(180円)。カレーのトッピングもいろいろありますが、お豆腐のような自家製チーズ(120円)が人気です。
自家製チーズ

余分な物を入れず、まろやかな辛さが体をリフレッシュ!

久保田さんの作るカレーは、肉や魚のダシを効かせた一般的なスープカレーとは一線を画しています。使っている調味料は塩とスパイスだけ。使う材料やお鍋の中身も隠すことはしていません。その理由は、同じ材料でもスパイスなどを入れるタイミングや、火加減と時間の絶妙な調整によって、その味がまったく変わってしまうから。
久保田さん
調理風景
鍋の様子
辛さは通常0~50番までありますが、久保田さんがおすすめするのはなんと50番。普通でいう辛口とは違って、スパイスによるスープの旨さがいちばん引き出されるのだそうです。小学5年生でも普通に50番を注文してくるというその辛さは、舌がヒリヒリするようなイメージではなく、鮮烈でありながら旨みを感じるまろやかさ。

辛さの途中増しは無料、期間限定メニューも見逃すな

「辛くて食べられなかったらどうしよう」と心配な人は、後から辛さを足してもらう手もあります。食べている途中でも、遠慮なくお願いしてみましょう。喜んで辛さを増してくれます。二段階の味の違いを試してみるのもいいですね。もちろん、追加料金はないのでご安心を。
辛さの表
辛さ調節
スパイス
研究熱心な久保田さんは、インドや東南アジアなどの海外へスパイスの買い付けにも行っていて、新しいメニュー開発に余念がありません。南インドやミャンマーのカレーなど期間限定の料理もあるので、お店を訪れたらメニューをチェックしてみて。

ありきたりではない、オリジナルのおいしさを求める人に

店内はテーブル席とカウンター席があって、20人ほどが座れます。マンガや本、CDや世界各国のグッズにギターなど、お店の物やお客さんが勝手に置いていったものなどが並んでいるので、見ているだけでも楽しくなりそう。
店内
ココナツプリン
料理の後におすすめなのが、ココナツプリン(350円)。見かけは普通のプリンようですが、焦がしカラメルが効いた濃厚でケーキのような味わいは、やはりほかでは食べられないオリジナル。メニューには「カレーよりウマいと言われます。くすん」と書かれています。どのメニューを食べても、「ん、これは!?」と驚かされるのがgopのアナグラ。いままで食べたスープカレーに物足りなさを感じる人は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

スマートポイント

  • 平日の午前11時30分~午後2時30分は、食事を注文した人にソフトドリンクが半額になるサービスがあります。
  • 50番よりも上の辛さを求める人には、50円プラスすれば100番まで増やすことができます。スパイシーな味わいを心ゆくまで堪能してみて。
  • 店頭で人が並んでいても、スープカレーは注文から素早く出てくるので、ほかのお店ほど待つことはありません。

ライターのおすすめ

札幌中心部からタクシーで訪れる人もいる、スパイス好きにはたまらないお店。常連も多いですが、初めての人でもアットホームな気分になれます。追加で異国気分になれるオリジナルメニューを頼むのもおすすめですよ。

タカハシアキコ

北海道移住歴20年。亜熱帯の血を持つ寒がりライター。お手ごろで魅力的なモノやスポットを発掘すべく歩き回っています。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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