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グルメグルメ

2016.01.25

鮮度抜群!これぞ北海道の味
新家寿司で舌鼓のお時間です

writer : 千石 涼太郎

小樽方面から西に向かうと、余市を過ぎてすぐ、積丹(しゃこたん)の入口の町に着きます。
この漁業で知られる古平(ふるびら)にあるのが、ここ新家寿司。
海の幸
小樽から積丹にかけての、この一帯はウニや甘エビ、イカなど、寿司ネタにうってつけの海の幸の宝庫。
新家寿司はその新鮮なネタを使った寿司や海鮮丼で知られる名店。
ウニの季節などは札幌や小樽からわざわさ食べにくる人がたくさんいます。
小樽や余市、ニセコまで行ったら、ちょっと足を伸ばしてみませんか?
ブリののぼり
数年前から、積丹沖で良質のブリが豊漁になったことから、暖簾の前には「ぶり」のノボリが。
その時々の旬の味を出すのが新家寿司なのです。

積丹の海をまるごとほおばりたい!

寿司店
海がきれいな北海道のなかでも、透明感があるといわれる積丹半島。
その蒼さは人呼んでシャコタンブルー。北海道ファン憧れの景色です。

この積丹の海で捕れた魚介類をふんだんに使うことで知られるこの店は、古平町で60数年続く、地元密着型の寿司店。
いまではその味が北海道内でもよく知られるようになりました。
キタムラサキウニ
古平はウニが美味しいことでも知られているわけですが、それでも……
「さすが寿司屋のウニは違う!」と評判を呼んでいます。

写真は白チラシ(キタムラサキウニ)。
このほかに、赤ウニ(エゾバフンウニ)を使用した赤ちらしや、白ウニと赤ウニを使った二色ちらしもあります。
価格はミニサイズの1,500円〜5,000円(時価)程度、積丹界隈のウニ漁の時期は6月中旬~8月末くらいまでの時期だけ。
狙い目は本州以南が、梅雨を迎えたころからなのです。

生ちらしという名の海鮮丼は、寿司屋ならではの味

食堂の海鮮丼とは違って酢飯を使っているためお刺身とご飯ではなく、寿司を食べている気分にさせてくれるのが、生ちらし。
海鮮丼

写真提供:新家寿司

上にのっているネタの大半は地元で捕れた旬の魚なので、漁期によって中身が変わります。
白身もヒラメの日もあれば、北海道の鯛とも呼ばれる真ソイの日もあれば、ハッカクやカナガシラ、真ダラの昆布締め、スケトウダラの昆布締め、カスベのルイベ、ホッケのルイベなどのときもあるのです。

イカもヤリイカ、真イカ(スルメイカ)、豆イカのときもあれば、青魚も真サバ、ゴマサバ、ニシンと、その時々で変わります。
3月~11月は甘エビ、もしくはボタン海老が活きている状態で酢飯の上に登場。
積丹の海の恵みが思い切り詰まっていて、新家寿司の竹生ちらしは、なんと1,350円。
これはずばり、買い!でしょう。

何番目の南蛮エビがお好きですか?

南蛮エビとは甘エビ(ホッコクアカエビ)のこと。
古平周辺ではこの南蛮エビもよく捕れるので、新家寿司では、独特な方法でお客さんを楽しませています。
ホッコクアカエビ
左から活エビ、刺し身、醤油漬けと並んでいます。
1番目の活エビは、ゴリゴリと言ったらいいすぎですが、プリプリを超えた歯ごたえです。
食感から鮮度のよさを感じますが、味からいえばアミノ酸が旨味になった2番目の刺し身には遠くおよばないというのが、常識的な舌を持った人の感想です。
しかし、3番目の醤油漬けがこれに加わるとどれが一番か決めかねます。
さて、あなたは「何番目の南蛮エビ」がお好みでしょうか?
素上げ
食べ終わったエビの殻も無駄にせず素上げにしてくれるのですが、これがなかなかどうして美味しいのです。
ボタンエビ
北海道に来たら、やっぱりボタンエビははずせませんね。
漁に左右されますが、踊りで食べられるチャンスがあるのが、漁場に近い寿司店の魅力。
丼と一緒に注文しておきたいものですね。

寒い時期は贅沢な鍋で暖まろう

浜鍋

写真提供:新家寿司

東積丹産のブリやサケ、ソイにガヤ(エゾメバル)、ウニにアワビ、甘エビなどが入ったボリューム満点の浜鍋(2,200円)は、まさに北海道を丸ごと食べているよう充足感。

数名でシェアして食べるのに最適な逸品。
雪が舞う季節、スキーを楽しんだあとにオススメです!

スマートポイント

  • 前浜で揚がったばかりの鮮度抜群のネタを使用しています。
  • カウンターから小上がり、大きなお座敷まであるので、さまざまな用途で利用できます。
  • 地元の人が通う寿司屋だけに、安かろう悪かろうのネタがありません。

ライターのおすすめ

昼にしか伺ったことがなかったのですが、夜、飲みながらも格別です。ドライバーをキープして、小樽あたりから足を伸ばすのも一興と思います!

千石 涼太郎

北海道や旅、地域文化に関する書籍を多数上梓。「北海道新聞」、月刊誌「O.tone」等でエッセイ連載中です。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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