札幌近郊にありながら、都会の喧騒を離れ、広大な自然の中で北海道らしい自然観察や森林浴を楽しめるのが、道立自然公園野幌森林公園。
道立自然公園野幌森林公園
札幌市・江別市・北広島市の3市にまたがる野幌丘陵に位置し、その広さは2,053ヘクタール。なんと東京ドーム約440個分です!
石碑
公園内は大部分が国有林。昭和の森自然休養林や鳥獣保護区にも指定され、敷地内にはシンボルともいえる百年記念塔や、自然ふれあい交流館などの施設もあり、マイナスイオンをたっぷり浴びながらの自然散策は、リフレッシュにもってこいです。

札幌駅や新千歳空港から1時間足らずで行ける緑深い森

野幌森林公園の入り口は五つ(記念塔口、大沢口、瑞穂口、トド山口、登満別口)ありますが、手軽に散策を楽しむなら、公園の北西にある記念塔口がオススメです。こちらには254台分の無料駐車場があるほかバス停も近いのです。札幌駅からはまずJRで新札幌駅へ。駅に隣接する新札幌バスターミナルから「開拓の村」行きに乗れば、約30分で到着します。新千歳空港からもJRで新札幌駅まで行き、同じくバスに乗継ぎ約40分です。
記念塔
すぐにシンボルである百年記念塔が見えるので、それを目指して歩きましょう。野幌森林公園は、1968年に北海道百年を記念して道立自然公園に指定され、百年記念塔もその時に建てられました。高さは100m。現在、老朽化対策工事中のため、展望室へは立ち入ることができませんが(立ち入り再開は未定)、間近で下から見上げると、遠目で感じるよりも大きく、空へ向かってまっすぐのびる姿に驚きます。
野幌森林公園内

多様な樹木を観察しながらの〜んびり森林浴

公園内には目的別に数多くの遊歩道が張り巡らされているので、まずは入口にある受付で「野幌公園遊歩道マップ」を手に入れよう。各ルートの特徴も細かく書かれていて便利です。手軽に散策が楽しめるのは、記念塔口から大沢口まで約2キロの瑞穂連絡線ルート。針葉樹と広葉樹の混合林など、バラエティ豊かな森を楽しむことができます。そのほかにも遊歩道はいくつもあるので、どこを歩くか迷ったら受付で相談してみて。
野幌公園遊歩道
説明看板
野幌の森林は、自然林と、針葉樹などを植栽した人工林で構成されています。自然林は落葉広葉樹をメインに常緑針葉樹が混生。遊歩道の右が自然林で左が針葉樹の人工林など、左右でまったく風景が異なる、ちょっと不思議な光景に出合えるのも特徴的です。ところどころに樹木や森の説明看板や、木の種類などを説明した案内板があるので、へえ〜と感心しちゃいます。せっかくなら、北海道の木々について学びながら歩いてみましょう。

トイレや休憩はココで! 自然ふれあい交流館

より詳しい情報が欲しいなら、記念塔口から東へ約2キロに位置する大沢口近くにあるビジターセンター「自然ふれあい交流館」へ。野幌森林公園の情報を、ジオラマや写真で紹介しているほか、自然に関する書籍も豊富。スタッフも常駐しているので、オススメのルートや、いまなにが見られるかなどを教えてくれますよ!
自然ふれあい交流館
館内
館内には、トイレはもちろん、椅子やテーブルもあるので休憩にぴったりです。窓際には野鳥観察用の望遠鏡もあるので、運がよければ野鳥を見つけられるかも?

マイナスイオンを浴びながら巨木にあいに行く

大沢口で外せないのが、すぐ近くにある昭和の森自然休養林。昭和天皇の在位50周年を記念して、1977年に指定されました。ここで出合えるのが「昭和の森のカツラ」の巨木です。
昭和の森のカツラ
カツラの巨木
まるでジブリの映画にでも出てきそうなカツラの巨木は、北海道の名木百選にも認定され風格あるたたずまいです。野幌森林公園は森林浴の森百選にも制定されていて、マイナスイオンたっぷりの森の空気をいっぱいに吸い込むと、体のなかから浄化されていくような気分。
ベンチ
遊歩道は2キロから6キロぐらいのコースですが、ところどこにベンチもあるので、自分のペースで散策を。森のなかでゆっくりと深呼吸しながら、木々のざわめきや野鳥の声を聴くのもステキですよ。

北海道の野草や野鳥を観察しよう!

公園内には池や沼などの水辺も多く点在しています。もっとも大きな瑞穂の池は、記念塔口や大沢口からも2キロほどと行きやすく、水辺は野鳥観察にもよいので、注意深く探してみましょう。
瑞穂池
草花
公園内で確認されている樹木は約100種類、草花は約600種類。遊歩道の脇にも、可憐な小さな花が咲き、目を楽しませてくれます。運が良ければ、クマゲラやエゾリスなど北海道ならではの野生動物に遭遇することも。姿が見えなくても鳴き声などで、その存在を感じることができるかもしれません。
クマゲラ
エゾリス

提供写真:一般財団法人北海道歴史文化財団

公園の北西部には北海道開拓の村もあり、遊歩道も通っているのでぜひ立ち寄ってみて。北海道の自然を野幌森林公園で、その歴史と人々の暮らしを開拓の村で感じれば、よりいっそう旅が充実しそうです。

スマートポイント

JR新札幌駅からのバスは本数が限られるので、事前に時間を調べて行きましょう。帰りの便は最終が午後4時台と早いので注意してくださいね!

公園内には飲食施設がないので、ランチと飲み物を買っていくのがオススメ。飲食はビジターセンター内や東屋などで。もちろんゴミは持ち帰りましょう!

遊歩道は小石が多い道や、粘土質の土、枯葉などが堆積した道などさまざま。意外とアップダウンもあるので、ヒールやサンダルは避け、歩きやすいスニーカーなどで訪れましょう。

ライターアイコン

ライターのオススメ

森のなかに設置された説明用の案内板がスグレモノ! 植生の違いや特徴がとってもわかりやすく説明されています。ちょっと森林博士になった気分になれるので、ぜひ読みながら散策してみて。

Writer : 高島ユカ

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生まれも育ちも北海道の生粋道産子フリーライター。まだまだ知られていない北海道の魅力を伝えていきたいです。

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