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観光観光

2019.12.10

波の音がすぐ耳元で響く
絶景の岩尾温泉あったま~る

writer : 石渡裕美

増毛(ましけ)町の南、日本海に面した小高い崖の上にぽつりと立つ岩尾温泉あったま~る。増毛町営でリーズナブルな価格ながら、露天風呂からは国道越しに雄大な日本海が一望でき、波の音を聞きながらくつろぎの時間が楽しめます。特に夕陽の美しさは「絶景」のひと言です!
岩尾温泉あったま~る

美しくも荒々しい海岸線を望む日帰り温泉施設

札幌から増毛へ、国道231号線を北に向かって約2時間。暑寒別(しょかんべつ)山系の山肌が、100メートルを超す断崖絶壁となって海に落ち込む雄冬(おふゆ)という小さな漁村にたどり着きます。
雄冬(おふゆ)という小さな漁村
ここは険しい地形のために1980年代まで道路が開通せず「陸の孤島」と呼ばれていたエリア。さらに北上し、荒々しくも美しい海岸線にただただ感動しながら車を走らすと、岩尾地区と呼ばれる集落に到着します。
日帰り入浴専門施設・岩尾温泉あったま~る
増毛市街地の南約18kmに位置するこの場所で、海を見下ろす丘を少し上ったところにあるのが増毛町営の日帰り入浴専門施設・岩尾温泉あったま~る。増毛町民に愛される憩いの場であるだけでなく、札幌、旭川などからも通うファンの多い穴場の温泉です。

地元の方たちに愛される風情たっぷりの大浴場

早速、浴場へと向かいましょう。浴場は男湯と女湯に分かれ、それぞれ内湯と露天に浴槽が一つずつ。温泉成分表には「無色透明、無臭の単純酸性泉」とありますが、浴槽は赤褐色に染まっていていかにも「効きそう!」と思わせる風情が漂います。ここは皮膚病やリュウマチなどに効くと、地元の方たちに評判の温泉なのです。
内湯
内湯は窓が大きく、昼は自然光がたっぷりと降り注いで開放感いっぱい。洗い場も広々とした造りで、シャワーブース、かけ湯もあります。
温泉成分表

眼下に日本海が広がり、潮騒に包まれるくつろぎの露天風呂

さて、露天風呂にも行ってみましょう。露天風呂のすぐ真下には国道231号線が走り、道の向こうはもう日本海。お湯に浸かると、はっとするほど波音がすぐ近くに聞こえます。寄せては返す波音を聞き、潮風に当たりながらの入浴は最高の気分です。
露天風呂
ここからの景色、晴れた日には小樽、積丹半島や、天売(てうり)島、焼尻(やぎしり)島までを望み、夕暮れ時には雄大な日本海に沈む夕陽を眺めることもできるんですよ。周囲に明かりが少ないため、日没後は驚くほどたくさんの星も眺められます。
露天風呂から見える景色

オープンデッキや無料休憩室でゆったりひと休み

眺望抜群なのは浴場だけではありません。潮風に吹かれながら入浴後の体を冷ませるオープンデッキもあって気分は爽快。そのほか、ソファに座ってゆっくりと体を休められる無料休憩所では、増毛町民の常連さんも多いので、地元の方たちとの会話も楽しみです。
オープンデッキ
無料休憩所
日本海を望む絶景が楽しめ、穴場的存在の岩尾温泉あったま~る。開放感あふれるひと時を楽しんでみてはいかがでしょう。
日本海を望む絶景

※こちらは、公開日が2017年5月7日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

スマートポイント

  • シャンプー、ボディソープの設置あり。タオルは230円で販売されていますが、バスタオルの販売・レンタルはありません。石狩市浜益(はまます)区から増毛市街地の間にコンビニなどはないので、必要なものはあらかじめご用意を!
  • 火曜日と金曜日には増毛町市街地からの無料送迎バスが運行されます。時間や発着場所など詳細はお問い合わせを。
  • 入浴料の支払いは自動券売機。高額紙幣ではなく、硬貨か1,000円札を用意しましょう。お得な回数券もあります。

ライターのおすすめ

波の音がすぐ近くに聞こえる露天風呂は最高の開放感! ここから50mほど上ったところには、日帰り入浴・食事もできる絶景の温泉旅館「夕陽荘(せきようそう)」があり、そちらもオススメですよ(冬季は休業)

石渡裕美

東京下町から札幌に移住して早20年。北海道LOVE、特に日高・十勝・函館が大好きです。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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