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グルメグルメ

2016.09.15

春日大社にゆかりのある
万葉集にちなんだお粥が名物

writer : 磯本歌見

春日大社に奉納された塩や酒を使用した料理などを提供する、参道沿いにある春日大社直営のお店。四季の花木やまっすぐ天に向かって伸びた大木が清々しい庭園もあり、季節の移ろいを感じながら食事ができます。

江戸時代の「荷茶屋」が起こり

春日荷茶屋
「春日荷茶屋」は、江戸時代に春日大社境内で、参拝客に餅菓子とお茶を振舞う「荷茶屋」が当時名物だったことがその起こり。浄らかな火で煮炊きしたものを食することで、心身を浄火させてから参拝した清めの茶屋です。

月ごとに変わる万葉粥が自慢

万葉粥
看板メニューは、月ごとに替わる「万葉粥」(1,000円/税別・一品、香の物付き)。昆布だしの旨みがよく出た風雅な味わい。1月の七草かゆに始まり、大豆、菜の花、桜、山芋など、万葉集にちなんだ四季折々の旬の野菜を素材に月替わりで提供しています。隣接する萬葉植物園で楽しめる花とも連携していて、5月のよもぎは植物園で採れたものを一部使っています。6月の小豆は、春日大社の神事「夏越大祓式(なごしのおおはらえしき)」にちなんでいます。
大和名物膳
万葉粥に柿の葉寿司とくず餅が付いた「大和名物膳」(1,500円/税別)もあり、これ一膳で奈良の名物を網羅できます。

春日素麺も人気

嘉儀之響應膳(かぎのきょうおうぜん)
春日大社には「嘉儀之響應膳(かぎのきょうおうぜん)」という祝いの響膳があります。 これは古式に従い、素麺三盛に梅干と辛子を付けて食べる春日伝統の食事です。 この素麺を再現したものが「春日素麺」(1,130円/税別・柿の葉寿司2個付き)です。三輪素麺でおなじみ、「池利」の素麺を使った夏期のみ限定の人気メニューです。

庭園美を楽しみながら食事

広い庭園
庭園内に設けられた席
庭園喫茶と言われるだけあり、広い庭園には、春は桜、初夏はアジサイ、秋は紅葉と季節の花が美しく咲きます。庭園内に設けられた席は50席以上。東屋だけでも15人は入れます。
凛とした空気のなか、鳥のさえずりを聞きながらいただく食事はまた格別。もちろん、食事だけでなく甘味も充実。奈良にふさわしく、吉野葛を使った「葛餅」や最高級大和茶を使った「抹茶」などもいただけます。

万葉粥12ヵ月にチャレンジ

スタンプカード
お店では、毎月万葉粥を楽しんでもらえるようにと、2年間有効のスタンプカードを発行しています。11ヵ月分のスタンプがたまると最終月は、無料になる仕組み。
店で待ち合わせをして毎月来店する方、関東から月1回春日大社にお参りして帰りに必ず寄る方、萬葉植物園の散策と合わせて来る方も多いそう。春日大社にお参りの際はぜひ立ち寄って、庭園美を感じながらお食事やお茶を楽しんでみては。

スマートポイント

  • 隣接の萬葉植物園の散策と合わせて楽しむのがおすすめ。桜の季節には桜のお粥など、一緒に楽しめる月もある。
  • 7・8月のみ同じ冷やし粥になる。抹茶の旨みとやさしい味のだしがマッチしている。
  • 庭園席は番号札で順番に呼び出す仕組み。水はセルフサービスなので注意しよう。

ライターのおすすめ

せっかく「春日荷茶屋」に来たら、春日大社の空気感を堪能できる庭園席がおすすめ。凛とした空気のなか、やさしい味のお粥やお茶をいただくとなんだか心豊かな気持ちになれます。

磯本歌見

関西最西端・忠臣蔵の故郷「赤穂」に住みながら、フットワークの軽さを活かして京阪神・奈良まで取材へ。仏像ガールでご朱印女子。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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