お店の外観
桂離宮の南側、桂川のすぐ近くに、創業明治16(1883)年の和菓子の老舗「中村軒」があります。なつかしい昔の味、あっさりしたおいしさをベースにした、毎日でも食べたくなるお饅頭やお団子などが並んでいます。
明治37年に建てられた風情のある建物の奥には、お座敷がひろがり、古い茶店の雰囲気を楽しみながら、お菓子とお茶で一服することもできます。夏になると茶店のかき氷が大人気。暑い日や土日には特に大勢の人が訪れます。冬のおぜんざいや、お雑煮、みたらし団子もはずせません。
氷

おいしい素朴なおやつを茶店で味わう

和菓子
中村軒では、昔ながらのおくどさん(かまど)で上木(くぬぎの割り木)を燃やし、じっくりと「餡(あん)」を炊いています。使っているのは、北海道産の小豆、備中産の白小豆など厳選した材料と、おいしい井戸水。手間を惜しまず、本物の味にこだわっています。店頭のお菓子は、持ち帰りはもちろん、茶店で食べることもできます。
奥の茶店スペース
店舗の奥は茶店スペース。歴史を感じる明治時代の建物で、ゆっくりくつろげる和空間です。春には古くから伝わる雛人形や五月人形も飾られます。
外の見える席
坪庭の緑にも癒されます。

中村軒ならでは、京都ならではの名物に舌鼓

かつらまんじゅう
中村軒創業以来の名物「かつらまんじゅう」(210円)。シンプルで素朴なおいしさに、ほっこり。
むぎてもち
弾力のあるつきたてのお餅に粒あんが入った「麦代餅(むぎてもち)」(290円)も中村軒の名物。小さめサイズ(220円)もあります。
水無月
京都のお菓子として有名な水無月(季節限定商品220円)。京都では、一年の折り返しにあたる夏越の祓が行われる6月30日に、残り半年の無病息災を願い水無月を食べる風習があります。なめらかな口当たりのコシのあるういろう生地の上に、ほんのりとした甘さの濡れ納豆が敷き詰められています。味は白・黒糖・抹茶の三種類。京都では「水無月を食べないと夏が越せない」という人も多いお菓子です。

必食!中村軒のかき氷

かき氷
夏のかき氷は、観光客にも地元の人にも大人気です。暑い日や、土日は行列必至。きめこまかい氷は口当たりばつぐんで、並んでも食べたいおいしいかき氷です。写真は定番の宇治金時(930円)。中村軒自慢の粒あんはさすがのおいしさ、蜜ももちろんすべて手作りです。「季節限定フルーツ氷」(5~6月頃はいちご、7月頃マンゴー氷、8月頃すだち氷、9月頃いちじく氷)も人気です。旬の生の果実をそのまま使っているので、風味が格別。どのかき氷にも白玉やミルク、あんの追加トッピンクOKです。

冬メニューのファンも多い!

お雑煮
冬といえばお餅のおいしい季節。茶店では、京都らしい白味噌仕立てのシンプルなお雑煮(12〜2月)も堪能できます。「周りの人とまるく円満にすごせますように」という願いがこめられた丸餅も2つ入っています。お雑煮で京都のお正月気分を味わうのも一興。冬季限定、職人が備長炭で手焼きする熱々のみたらしだんごや、おぜんざいもおすすめです。
かぜしらず
こちらは柚子をまるごと使った柚子釜の葛湯「かぜしらず」。香り立つゆずの香りに癒されて、体があたたまります。

贈り物やお土産にしたいものも

鰻
お茶漬け鰻(2950円)。鰻をしら焼にして山椒と煮たものでちょっと贅沢なお土産に。
きんつば
粒あんのおいしさが自慢の「きんつば」と、新鮮な卵とハチミツで作られた「六方焼」のセット(2750円)。日持ちするので贈り物にもぴったりです。

スマートポイント

夏期の茶店は、かき氷人気で混みあうことも。店先に置かれた用紙に、名前と人数を書いて待ちます。午前中は比較的混雑が少なくて、ねらい目。

お雑煮は12〜2月までの期間限定。少し早め・少し遅めの、京都のお正月気分も楽しめます。

軽食メニューは定番のそうめんとうなぎ茶漬けがあります。暑い夏でもさらっと食べられます。

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ライターのオススメ

京都人も、夏になるとかき氷、冬になるとお雑煮やおぜんざいを食べに行きたくなるお店です。季節を感じられるお菓子もおすすめです。(水無月は6月に販売されます)

Writer : 砂野加代子

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エディター&ライター。学生時代から生活の中心はほぼ京都。近頃つくづく「大人の京都は楽しいなぁ〜」と思う。

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