* * menu
閉じる

観光観光

2021.04.05

八坂神社にはご利益いっぱい
祇園さんにたーんとお参り

writer : 磯本歌見


日本三大祭「祇園祭」で有名な八坂神社。
朱塗りの楼門は祇園のシンボル。この風景を見ると「京都の繁華街に来た」と実感します。
本殿のほかに、縁結びや方位除け、美人祈願や商売繁昌など、さまざまな利益に通じた神様を祀る境内社が16も点在しています。刃物の神や芸能の神といったその道を極めるプロフェッショナルの神様もいらっしゃいますよ。
境内をぐるりとお参りしたら、隣接する円山公園をのんびりお散歩するのもいいでしょう。
※こちらは、公開日が2015年12月27日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

全国の八坂神社の総本社

honden
八坂神社は、全国の八坂神社や素戔鳴尊(すさのをのみこと)を祭神とする約2300社の総本社。656年に、高麗から来た使節が新羅の牛頭山に座した素戔鳴尊をこの地にお祀りしたことが起源という説が有力です。
素戔鳴尊のほか、妻である櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、
8人の子を示す八柱御子神(やはしらのみこがみ)がご祭神として鎮座しています。

商売繁昌や縁結びも祈願


では、八坂神社の境内をゆっくり回ってみましょう。
朱塗りの西楼門を入って右に曲がり、進むと右手奥に北向蛭子社があります。こちらは「えべっさん」といわれ、福の神、商売繁昌の神として崇敬されています。記録によると中古以来「西楼門内、北向きに立つ」とあり、歴史も古いものだそう。社殿は正保3年(1646)の建造で、国指定重要文化財です。
縁結びの神
えべっさんの向かいには、縁結びの神、大国主命を祀る大国主社もあって、授与所にはハートの形の絵馬がありますよ。
ハートの絵馬

美人になりたいならここでお参り!

御神水
舞殿の脇を抜けて奥へ行くと「御神水」が湧いています。
こちらは力水ともいわれる湧水で、この水で手を清めて美御前社にお参りすると美人になるとか。

「美御前社」には、素戔鳴尊と天照大神の子で、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)など、美人の誉れ高き宗像三女神が、お祀りされています。財福・芸能・美貌の神として信仰も厚く、さきほどの祇園の湧き水や神社前の美容水を肌につけて参拝すると美人になるとのいわれもあり、祇園の舞妓さんたちも美人祈願に訪れるそうですよ。

その道のプロも崇める神々もいらっしゃる


「美御前社」からさらに奥へ。
東北門近くにある「日吉社」は、京都の鬼門を護る方位除けの神様。

そして、その横には、刃物の神様を祀った「刃物神社」があります。製鉄や鍛冶といった刃物に関わる職人が厚く信仰をしているしている神社です。

その西側に祀られた「厳島社」は、素戔鳴尊の剣から産まれた市杵島比売命をお祀りしています。舞踊・謡曲の神として崇められています。

レアなご朱印もいただこう!


明治までは祇園社といわれていたため、ご朱印の中央の字は「祇園社」と書かれています。「五瓜に唐花紋」のご神紋が押されています(300円)。
また、枚数が限定されている「青龍朱印」(日付なし・500円)もいただけます。京都は「四神相応の地」。「四神」とは、東西南北の四方を守護する聖獣で、「青龍・白虎・朱雀・玄武」を指します。八坂神社は東を守る「青龍」の宿るところで、青龍が印刷された特別な紙に書かれています。そのほか、美御前社など、1/1~5の間だけいただける限定ご朱印もありますのでチェックしておきましょう。

スマートポイント

  • 京都随一の観光スポットなので、週末やGWには大混雑。早朝にゆっくり参拝しよう。
  • 「東山花灯路」(3月)の期間中には本殿の特別拝観もある(500円)。
  • 初えびす(1/9~10)の恒例行事「三社詣」は、厄除けの本社、縁結びの大国主社、商売繁盛の蛭子社を参拝し、各社のご朱印とご利益をいただく。

ライターのおすすめ

授与所には、子ども向けの「八坂神社クイズ」の用紙があり、神社に祀られている神様のことなど、わかりやすく説明してクイズにしています。子どもたちはもちろん、大人もチャレンジしてみては。

磯本歌見

関西最西端・忠臣蔵の故郷「赤穂」に住みながら、フットワークの軽さを活かして京阪神・奈良まで取材へ。仏像ガールでご朱印女子。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

JALで行く!国内ツアーは格安旅行のJ-TRIP

  • Facebookロゴ
  • Twitterロゴ
  • LINEロゴ
  • Pinterestロゴ
  • リンクをコピーする
  • この記事をシェアする
  • Facebookロゴ
  • Twitterロゴ
  • LINEロゴ
  • Pinterestロゴ
  • リンクをコピーする

関西観光モデルコース

記事検索

ツアー検索