日本酒「福寿」を醸す神戸酒心館
酒どころ灘五郷の一つである御影郷で日本酒「福寿」を醸す神戸酒心館は、1751年(宝暦元年)の創業以来、手造りで少量生産を続けている。福寿は、2012年、ノーベル賞晩さん会のテーブルを飾ったことでも知られる名酒だ。神戸酒心館の重厚な長屋門をくぐると、酒造りを行っている福寿蔵、ショップの東明蔵、イベントホールの豊明蔵、料理店のさかばやしの4つの建物が並び、日本酒を楽しめる複合施設になっている。

外国人にもやさしい蔵見学システム

かつて日本酒の仕込みに使っていた大桶
庭に展示されている大桶は、かつて日本酒の仕込みに使っていたもので、32石(6キロリットル)入る大きさ。
福寿蔵
蔵見学ができる福寿蔵では、時間や目的によって3つのコースが用意されている。外国人にも楽しめるように館内表記は4ヵ国語(日・英・韓・中)で対応、パンフレットは15ヵ国語対応になっている。コースはAからCまであり、●A/ビデオ→利き酒→買い物(約40分)●B/ビデオ→蔵見学→利き酒→買い物(約40~60分)●C/利き酒→買い物(約30分)。できれば事前予約が安心だ。

実際の酒造りの様子をガラス越しに見学しよう

酒造りスケジュール
日本酒造りは米を磨く(精米)ことからスタートする。酒米を代表する山田錦を精米して雑味となる部分を取り除いて仕込むのだ。精米歩合によって、大吟醸、吟醸など、完成した日本酒の特定名称が変わる。
精米の標本
ガラス越しに実際の工程を見ることができる。工程ごとに映像で説明があるので、日本酒がどのようにできるか理解しやすい。
ガラス越しに見学できる製造工程
この大きなタンクの中で日本酒が醸成されていく。

蔵元を訪ねたら楽しみはやっぱり利き酒

東明蔵にある喫茶カウンター
お酒と一緒に味わえる肴

撮影:篠原耕平

東明蔵にある喫茶カウンターで、利き酒と酒の肴を味わうことができる。日本酒が飲めない人にはお菓子とお茶のセットがあるので安心だ。(すべて有料)
無料試飲コーナー
無料の試飲コーナーで一口飲んで味を確かめてから、お土産の日本酒を買うことができる。
お土産ショップ
全国から取り寄せた酒肴、自社の日本酒を使ったお菓子など、品ぞろえが充実したショップ。福寿オリジナルの前掛けやTシャツなどもお土産に喜ばれそうだ。

併設の料亭で福寿の酒と和食を味わおう

日本酒と和食の店「さかばやし」
日本酒と和食の店「さかばやし」には、個室や掘りごたつ式の和室などがあり、グループや家族連れに重宝されている。自家製豆腐、手打ち蕎麦が名物で、日本酒に合う季節の料理を味わうことができる。
営業時間11:30~14:30(14:00LO)、17:30~22:00(21:00LO)/Tel 078-841-2612
純米酒「御影郷」

撮影:篠原耕平

純米酒「御影郷」の深い味わいが料理に合う。
すっきりした旨みが残る純米吟醸

撮影:篠原耕平

すっきりした旨みが残る純米吟醸。
蕎麦の味を引き立たせる酒そば

撮影:篠原耕平

日本酒を振りかけて、蕎麦の味を引き立たせる酒そば(1,110円)。

夜のライトアップで浮かび上がるアート

福寿蔵の外壁に浮かび上がる光と影のアート
昼間は気付かないが、日が暮れると福寿蔵の外壁に浮かび上がる光と影のアートは見もの。

スマートポイント

庭に展示されている大桶は取材やCMにも使われる絶好の撮影スポット。昔は酒造りが終わった樽は、洗ってこのように干されていたらしい。

搾りたての原酒を量り売りで買うことができるのは、蔵元併設ショップならでは。ここでしか飲めない、買えない日本酒を味わいたい。

長屋門はギャラリーになっており、和ろうそくや染物など、その時々で違うアートや買い物を楽しむことができる。

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ライターのオススメ

兵庫県で栽培された米と、六甲山系の伏流水である宮水を使って、ていねいに造られた福寿の酒は、米の旨みとすっきりした味わい。ぜひ搾りたてを味わってほしい。

Writer : 松田きこ

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おいしいものを食べるのも作るのも大好き、お酒はもっと好き。取材の旅先で酒蔵や温泉を訪ねるのが趣味です。

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