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観光観光

2017.07.24

年中鈴虫の音色が響く鈴虫寺へ
幸福地蔵菩薩に会いに行きたい

writer : 砂野加代子

鈴虫寺
京都の洛西に、四季を通して鈴虫が鳴いていることから「鈴虫寺」と呼ばれるお寺があります。正式名称は、「妙徳山・華厳寺」。江戸中期に開かれ、現在は臨済宗の禅寺となっています。どんな願いもひとつだけかなえてくださる「幸福地蔵菩薩」が有名で、開運・合格・良縁祈願などに全国から多くの人々が訪れます。リーンリーンと涼やかな声で鳴く鈴虫の声に癒されながら、住職の「鈴虫説法」が聞けるのも人気。心おだやかに自分の心と向き合える、人気のお寺です。
石段を上がった先の山門

(写真提供:鈴虫寺)

80段の石段を上がった先の山門。この傍らに幸福地蔵菩薩がまつられています。

四季を通して鳴く鈴虫

本堂
山門を入ると本堂、さらに境内を進むと、約6000匹の鈴虫が飼育されている書院があります。秋に鳴く鈴虫の音色を聞いて開眼した先々代の住職が、寺を訪れる人がいつでも鈴虫の音色を聞けるようにと研究を重ね、今日のように一年中鳴き続けるようになったそうです。
約6000匹の鈴虫が飼育されている書院
約6000匹の鈴虫の音色は清らかで、心が和みます。

鈴虫説法で自分の心と向き合う

住職の「鈴虫説法」
鈴虫が鳴く座敷で聞く、住職の「鈴虫説法」が人気です。禅の教えである「茶礼」に基づき、お茶とお茶菓子も用意されていて、ほっとくつろぐことができます。堅苦しい雰囲気はありません。禅の教えや日々の心の持ち方などについて、たびたび笑いが起こるわかりやすくて楽しい説法は、あたたかくて心に響きます。
たびたび笑いが起こる楽しい説法

ひとつだけ願いをかなえてくださるお地蔵さま

幸福地蔵菩薩
説法を聞き、境内の美しい庭園を散策したら、山門横に立っておられる「幸福地蔵菩薩」にお参りしましょう。どんな願いも、ひとつだけかなえてくださるお地蔵さまは、おだやかな優しいお顔です。
日本で唯一わらじを履くお地蔵様

(写真提供:鈴虫寺)

鈴虫寺の幸福地蔵菩薩は、日本で唯一、わらじをはいておられることでも有名です。それはお地蔵さま自ら、歩いてお参りした人のところまで、願いをかなえに来てくださるから。わざわざ救いの手を差し伸べに来てくださるところが、すごいですよね。
お参りする人達

(写真提供:鈴虫寺)

願いごとはひとつだけ。お願いをする前に、必ず住所と名前を心の中で言うことも忘れてはいけません。

「幸福御守」で幸福を招く

幸福御守

(写真提供:鈴虫寺)

幸福を招く「幸福御守」(300円)。中に幸福地蔵菩薩のお姿が入っていて、お地蔵さまがいつもそばで守ってくださるお守りです。幸福地蔵にお参りする時には、お守りを両手にはさんで願い事をします。家族や友達の分もお土産にしたくなりますね。
竹林や楓などに囲まれた境内
一望できる京都市内

(写真提供:鈴虫寺)

松尾山麓の自然を感じられる竹林や楓などに囲まれた境内からは、京都市内を一望することができます。帰り道には、自分にとって大切なものが見えたような、さわやかな気持ちになれそうです。

スマートポイント

  • トップシーズンや土日は行列必至。HPに「混雑予想」の掲載あり。「混雑」「やや混雑」予想の日でも、12〜14時ごろは比較的待ち時間が少ないそう。
  • 書院で行われる鈴虫説法は約30分。一回目の説法は朝9時から。その後は、順次入れ替え式で1日10回ほど行われます。
  • 若い女性ファンも多く、幅広い年齢層が集まる人気寺院。願いがかなったらお礼参りをして、また新たなお願いをするリピーターの多さでも知られます。

ライターのおすすめ

鈴虫の寿命は約110日、鳴くのは最後の約1カ月だけ。それなのに毎日鳴き続ける鈴虫がいるなんて、すごいです。鈴虫説法は心に響きます!

砂野加代子

エディター&ライター。学生時代から生活の中心はほぼ京都。近頃つくづく「大人の京都は楽しいなぁ〜」と思う。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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