おすすめ旅情報
夏のベストシーズン到来! 7月・8月に楽しむ函館ぶらり旅
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夏の旅行先、どこにしようか迷っている方へ。
気温はほどよく、海風は心地よく、グルメも絶景もそろっている――そんな理想的な場所が北海道・函館です。
7月・8月は一年の中でも特におすすめの季節。街全体が夏らしい爽やかさに包まれ、ゆったり気ままに旅を楽しむにはぴったりのタイミングです。
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函館といえばグルメ!
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旅の楽しみといえば、やっぱりグルメ。函館には名物のイカやマグロなどの海産物やハンバーガーやラーメンなどのB級グルメ、スイーツなどあらゆるジャンルの美味しいものが揃っています!
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ラッキーピエロ
函館のB級グルメといえば、「ラッキーピエロ」のハンバーガーが大人気。地元密着型のチェーンで、特に「チャイニーズチキンバーガー」は甘辛の唐揚げがボリュームたっぷりで絶品です。
現在17店舗があり、主要観光地から徒歩圏内にあるので訪れやすいのですが、観光シーズンは大行列...。
五稜郭公園前店は交差点の角にあるのですが、道を挟んで向かい側にはこれまた行列必至の人気のラーメン店「あじさい」があり、斜め向かいは五稜郭タワー。行き交う人と行列で大混乱。どの行列がどのお店の列なのかがわからない程。
↓の写真は空いてる方です
「ラッキーピエロ」は店舗ごとにテーマがあり扱っているメニューも異なるので、その店舗にこだわりがあれば並ぶしか無いですが、並びたくないけど行きたいなら観光地から離れた店舗に行くのもアリです。
大人気なのでどの店舗も混んでますが、その中でも比較的穴場なのは「人見店(ひとみてん)」。
周りはおもいっきり住宅街です。徒歩や公共交通機関で訪れるには少し不便な場所(行けないことはない)ですが、レンタカーなら五稜郭公園から車で10分、函館空港からだと15分くらいです。
ラーメンや、あんかけ焼きそば(バリバリ麺)は人見店でしか食べれない限定メニューなのでおすすめ!
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やきとり弁当
函館と周辺地域では「やきとり」という食べ物は豚精肉を串に刺した料理を指します。筆者も進学で函館を出るまでは疑問にも思わず豚串を「やきとり」だと思ってました。
そんな函館の「やきとり」を一躍全国区にしたのが「ハセガワストア」のやきとり弁当です。
元々地元民にはコンビニで手軽に買えるアツアツのお弁当として親しまれていましたが、函館出身の人気バンド「GLAY」が紹介したことがきっかけで、ハセガワストアに観光客が殺到するようになりました。
やきとり弁当は、レジで注文をするとその場で焼き始めてくれます。味やサイズなどで数種類ありますが、初めてであればタレがおすすめ。
サイズは小・中・大・ジャンボがありご飯の量が異なるのと、小はやきとり3本、中はやきとり3本に野菜串1本、大はやきとり4本、ジャンボはジャンボやきとり4本なので、小と中を迷うのであれば小を、小では足りない方は大がおすすめです。また、やきとりは1本ずつ注文することも可能なので、やきとり弁当小に追加で味付け違いなどを数本追加するのもアリですね。
そんなやきとり弁当ですが、食べ方のコツがあります。
もちろん普通に串を持ってお肉を頬張り、串を一旦置いてご飯を食べるのもありですが面倒じゃないですか?
ハセガワストアではお弁当の容器に工夫をしており、縁に謎の溝が入っています。(串を押して跡がついちゃった?程度の溝です)
食べる前に、串の持ち手部分をその溝に乗せて串を容器からはみ出させます。もう一度蓋をして、蓋を押さえながらはみ出した串を回しながら全て抜いてしまいます。そうすると、ノリ弁の上にお肉だけが残るので食べやすい!
北海道でコンビニといえば、顧客満足度で1位を独走する「セイコーマート」が有名。
実はハセガワストアは函館発祥のローカルチェーンでしたが、現在はセイコーマートと資本・業務提携が結ばれています。函館にもセイコーマートはありますが、ハセガワストアに行けばやきとり弁当とセイコーマートのオリジナル商品が両方買えちゃいます!
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トラピスト修道院のソフトクリーム
函館空港から車で約40分の郊外にある「灯台の聖母トラピスト大修道院」はCMなどのロケ地としてよく使われているので、なんとなく見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
また、修道院で作られているトラピストバターも有名で、丸い紺色の缶に、修道院の建物の写真があしらわれたデザインなので、バターの缶で見たことがあるという方もいらっしゃるかもしれませんね。
バターやクッキーなどの乳製品は、修道院内で飼育されている牛から搾乳し、敷地内の工場で加工されたものです。
修道院駐車場の前には売店があり、修道院で作られた製品が販売されています。
有名なバターやクッキーは函館市内各所でも購入が可能ですが、ソフトクリームは直営売店での販売のみ!
とても濃厚で牛乳本来の味が楽しめます。また、トラピストクッキーが付いているので、クッキーですくって食べれます。
「トラピスト修道院」についてインターネットで調べる場合やカーナビなどに入力する際は、「トラピスチヌ修道院」と間違わないようにご注意を!
ご紹介したソフトクリームがおすすめのトラピスト修道院の住所は北斗市ですが、函館市内にはトラピスチヌ修道院という別の修道院もあります。
ちなみにトラピスチヌ修道院は函館空港の近くにある女子修道院で、こちらも静寂に包まれた美しい洋風建築が魅力で、四季折々の花々が彩る庭園は散策にぴったりのおすすめスポットです。
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マグロ!
函館の海産物といえばイカが有名ですが、実はマグロも有名。
お正月の初セリでよく高値がつく青森の「大間のマグロ」はブランドマグロとして有名ですが、大間の対岸は函館。津軽海峡を挟んで最短だと20km弱の近さなんです。
当然函館から出港する漁船も大間から出港する漁船も漁場は同じ津軽海峡。同じエリアで泳いでいるマグロさんを函館の戸井で陸揚げされると「戸井のマグロ」、青森の大間で陸揚げされると「大間のマグロ」となります。
大間のマグロは一本釣りによる傷の少ない身が特徴なので初セリでは見栄えがします。
一方戸井のマグロは延縄漁で、獲ったマグロは船上で迅速に血抜き・氷水漬け処理がされます。そのため身の色が非常に良いことが特徴です。
戸井のマグロと大間のマグロは家族か親戚なので味はほぼ同じですが、戸井のマグロは迅速な血抜き処理により生臭さが少ないと、戸井のマグロを好む方も多いです。
戸井のマグロは7月〜8月に脂がのった最盛期なので、夏の函館ではぜひ戸井のマグロのお刺身やお寿司などを楽しんでください!
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もちろん観光もおすすめ!
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夏の函館は平均気温が20~25℃前後。最も暑い日の日中は30℃を超えることも稀にありますが、本州に比べると湿度が低いので体感温度は低めでとても過ごしやすいです。
エアコンを切って窓を開けてドライブをすると海風が心地良い。徒歩や路面電車を利用した観光でも快適に楽しめます。
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絶景の函館山からの夜景
函館といえば、まず思い浮かぶのが函館山の夜景。7〜8月は空気がクリアな日も多く、光の海のような美しい景色が一層輝きを増します。ロープウェイで山頂へ上がると、目の前に広がる絶景にうっとり。日没直後のマジックアワーは特に感動的で、思わず写真を撮りたくなること間違いなしです。
8月13日は函館市役所が制定した「函館夜景の日」です。
夜景の「や(8)」と、トランプのK(13)から8月13日を夜景の日としたという由来は多少無理がありますが、函館が最も観光客でにぎわい、過ごしやすい時期なので結果オーライですね。
「函館夜景の日」が制定された1991年頃は、函館市民に向けて8月13日は夜景がより綺麗に輝くように夜にカーテンを明けましょうといった呼びかけが行われていました。(今もその呼びかけが行われているのかは不明)
写真は函館港まつりの花火大会時の写真です。
混雑必至ですが花火大会(8月1日)か、函館夜景の日(8月13日)に合わせて函館山を訪れるのがおすすめです。
真夏とはいえ函館の夜は肌寒い。特に標高が高い山頂は冷えますので、長袖の羽織るものを持っていきましょう。
(函館山は標高334m。東京タワーよりも1mだけ高いです)
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歴史と散策スポット五稜郭公園
昼間の散策には、五稜郭公園がとても気持ちいいスポット。夏の青空の下、緑に包まれた星形の城郭をのんびり歩く時間は、日常を忘れさせてくれるひとときです。五稜郭タワーからは美しい星形の堀や函館市街を一望できます。
また、五稜郭は箱館戦争の舞台となった場所で、歴史ファンの中でも人気の高い土方歳三ゆかりの地として聖地巡礼に訪れる方も多いです。
公園内には「箱館奉行所」が復元されており、函館の歴史を学ぶことができます。
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映えスポットでカフェタイム
午後は、海沿いの赤レンガ倉庫群でちょっとひと休み。レトロな倉庫をリノベーションしたおしゃれなショップやカフェが立ち並び、買い物やスイーツめぐりが楽しいエリアです。ソフトクリーム片手に海辺を歩いたり、函館限定のおみやげ探しをしたり、ゆるやかな時間が流れます。
少し足をのばして、元町エリアもおすすめ。洋館や教会が立ち並ぶ街並みは、まるで異国のような雰囲気。さらに、立待岬では眼下に広がる真っ青な海を眺めながら、静かな自然に癒されるひとときを。
また、歴史好きの方や京都の同志社大学出身の方がいらっしゃったら「新島襄海外渡航の地碑」もおすすめ。同志社関係者にとっては聖地となっています。
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7月・8月の函館は、日中も30℃前後と比較的過ごしやすく、本州の蒸し暑さとは無縁。朝から夜までアクティブに動いても疲れにくいので、観光にも食べ歩きにも最適な季節です。
この夏は、涼しさとおいしさを両方楽しめる旅へ――
グルメ、絶景、レトロな街並み、そして海風に癒されるひととき。函館で、ちょっと贅沢な夏の思い出を作ってみませんか?
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