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「命は、無数の点の集まり」

その原画を目の前にして、思わずそうつぶやいた。

点描画、それは白いキャンバスの中に黒く密集した点。
彼は、細胞を描いている。
細胞がつながって凝縮されひしめき合い、
命というひとつの形になる。
白い世界に写し出された実体。
花であり人であり竜であるそれらが、
互いに絡まり優しく呼応し合っているのが感じられる。

大城清太。
神人の家系に産まれた彼は幼い頃よりいつも、
神人であるオバーから世界の意味をひとつひとつ教えてもらっていた。
それらの大切な言葉は彼の中に留まり、無数の点となって存在し続けた。
彼の天描画は、それが彼の心から表の世界へ広く遠く旅立つ為に出てきたものだ。

だから彼は絵を描くとは言わない。
点を打つ、と言う。

朝、寝起きの彼の心にぼんやりと念が浮かぶ。
念とは今の心と書く。
彼の今の心に写っている点の集合体の輪郭を
キャンバスにうっすらと描きはじめる。

そして、点を降ろしていく。
彼の心の中からひとつづつ点が消えていく。
心の中から外の世界へ、
実体は移動している。
彼の心から点が全て消え真っ白になった時、
キャンバスでは産まれたての命が柔らかに呼吸を始めている。
作成している風景

点から始まる細胞の呼吸

彼の絵を見ていると、自分の奥深くに隠れている
純粋なエネルギーがじんわりと引き出される感覚になる。
それは、生命力と呼ばれるものに近いものかもしれない。
細胞がうずくのだ。

円をえがく美しい曲線、竜の中に
抱かれた赤ちゃんの鼓動が聞こえてくる。
彼の降ろした点はただの点でなくホントに細胞なんだという事を感じる。
だから私達も、ラインを越えて呼応し合えているのか。

呼吸だけでなく触感までもが伝わる。
竜の波打つ滑らかな鱗や、
鳥のしっとり濡れたような羽根の繊細な柔らかさ、
その下にある身体の筋肉の張りまでもがなまめかしく感じ取れる。

そしてそれらはこちらに向かい、宣言する。
「私達は、ここに在る」と。
アート作品2

ダイナミックに見る

彼の天描画は、リゾートカフェ「KAI」の中では
更にダイナミックに感じる事ができる。
美浜にニューオープンしたこの店内のコンセプトアートは、
沖縄の三名の作家達によって手掛けられた。(詳しくはリゾートカフェ KAI編をご覧下さい)

天描画の原画は豊見城のギャラリーで見る事が出来る。
これから画集を出版し、新作も一度に公開すると宣言する
彼は今年、大波に乗る勢いだ。

天描画家、大城清太。
これから展開していく彼の世界は海を越えて、
更に遠くまでメッセージを運ぶため旅立って行くだろう。
アート作品を紹介している姿
文章 Hinata
写真 Yoshiaki Ida


カフェ内の作品を見るなら、「KAI 美浜店」をご利用頂ければ無料で見る事が出来ます。

また、豊見城のギャラリーも入場無料です。
ステッカーやポストカード、
Tシャツなどのオリジナルグッズもこちらで手に入れることが出来ますよ☆
ギャラリーの近所には「KAI 」豊崎店があり、
そこでも大城清太さんの天描画を見る事ができます。

J-TRIP沖縄ツアー

Writer : Hinata

執筆記事一覧>>

神戸出身。西表島の生活を経て沖縄本島へとたどり着く。独自の感性で沖縄の物語を伝える。

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