塩せんべい
ちんすこうが観光用の定番お菓子ならば、家庭で愛されるお菓子が塩せんべい。小麦色のお肌に丸いフォルムの塩せんべいは昔から定番のおやつとして親しまれてきました。ひと口食べれば止まらなくなるその味わい、どのように作るのか製造工場を訪ねました。

香ばしい香りに誘われて・・・

やってきたのは沖縄県本島中部の西原町。甘く香ばしい匂いをあたりに漂わせているのが「株式会社サンシオ」さんです。こちらは私が個人的に一番おいしいと思っている塩せんべい屋さん。このパッケージに見覚えがある人も多いのではないでしょうか。
せんべいいろいろ
戦後の沖縄で広まった塩せんべいは、大人から子どもまで親しみ深い定番のお菓子。県内スーパーの売り場にはさまざまなメーカーの商品が並び、それぞれ食感や味に個性を出しています。そんな塩せんべいにまつわる歴史とこだわりの製法を代表取締役の塩川雅紀さんに聞いてみたところ、意外にも「大阪」に関係があるようで…?
代表取締役の塩川雅紀さん
「塩せんべいは大阪の満月ポンというポン菓子がルーツだと思います。見た目はほとんど変わりませんが、大阪は甘辛い砂糖醤油味なのに対して、海に囲まれた沖縄ではあっさりとした塩味が主流となりました。飽きのこないシンプルな味付けなので、おやつはもちろん、お酒のおつまみにも合いますよ」

楽しみ広がるオン・ザ塩せんべい

塩せんべいはアレンジメニューでも楽しめるそうで、塩川さんおすすめの食べ方はごまジャム乗せ。後日挑戦してみたところ、ごまの素朴な甘さと塩せんべいのほどよい塩気がマッチして本当においしい!
おすすめの食べ方
ならばこんなものはどうかと、ピザ風やジャム乗せ、チョコソースなども試してみました。特にピザ風(左)は自信があります!

原料は米ではなかった!

お話を聞いた後、着替えて塩せんべい作りを見学させていただくことに。さ、まずはうるち米をつぶしたりするんですかね~と、思っていたら違っていた!せんべいといえども小麦粉が主原料で、触ってみるとサラサラのパウダー状になっています。そこにコーンスターチと少量の水と油を加え、手際よくプレス機に投入していきます。
プレス機
「粉の配合は各社腕の見せ所です。シンプルな材料だからこそ誤魔化しがききませんし、湿度や気温の微妙な変化で食感が変わるので、調整が難しいんですよ」と塩川さんは話します。サンシオも創業から続く独自の配合を守っており、そのレシピは極秘中の極秘なんだとか。

おいしさの合図はポンッ!

専用の機械で圧縮してポンッ
専用の機械で圧縮してポンッ!という音が鳴ったら焼き上がりの合図です。これは生地に火が通り、空気が熱された証拠。約2トンもの圧力をかけて250℃の高温でサッと焼くと、サンシオ特有のサクサクとした食感が生まれます。
250℃の高温でサッと焼く
最後に塩をまぶして袋に入れ、一つひとつ封をしてでき上がり。大量生産品かと思いきや、焼きから味付け、封詰めにいたるまですべて丁寧に確認し、心をこめて作っています。しかも工場の中はせんべいプレス機の熱気で年中ムンムン。こんなに一生懸命な現場から、おいしい塩せんべいができるんですね!
封詰めにいたるまですべて丁寧に確認
作りたての塩せんべいを食べてみると、これこれ!この軽い食感が心地いい!化学調味料、酸化防止剤など、よけいなものがいっさい入っていない素朴で優しい味わいです。
作りたての塩せんべい
おいしさの秘密はなんといってもサクっとした食感と香ばしさ。そしてほどよい塩気。実はこちらのお塩、以前取材した「北谷の塩」を使っているんです!
あのモデルもイチオシ!注目の「北谷の塩」
HP:https://www.jtrip.co.jp/magazine/okinawa/article/sight/443/

社名サンシオの由来とは?

口コミで人気となった塩せんべいは父から息子に受け継がれ、2008年に法人化へ。その時に社名をどうするか悩んだ末、お父さん・お母さん・雅紀さん、三人の塩川が作ったということで命名したそうですよ。(まさか名前に「塩」が付いていたなんて、運命的すぎる!)
塩川さん会社前で
現在は息子の塩川さんとスタッフの皆さんが手塩にかけて作る塩せんべい。素朴で飽きのこないおいしさをご旅行にパクッと、旅のお土産におひとついかが?

スマートポイント

1袋100円前後で売っているのでバラマキ用のお土産にもってこい!軽いのでいくつでも買えてしまいます。

自分用のお土産にはお徳用の大袋がおすすめ。そのおいしさにどんどん手が伸び、一気になくなることも…。

サンシオの塩せんべいはほぼすべての県内スーパーで購入可能。塩味と合わせて梅味も人気です。

J-TRIP沖縄ツアー
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ライターのオススメ

ザクザク系のサンシオに対して、柔らか食感のソフト系やコッテリなオイリー系など、メーカーによっておいしさは千差万別。いろいろと試してマイベストを見つけてください♡

Writer : 阿久津彩子

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得意ジャンルは食・人・体当たり。沖縄の旬を味わえるおいしいお店から本当は秘密にしたい穴場スポットまで幅広くご紹介します。

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