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2016.12.01

焼き物好き必見!年に一度の
ビッグな 読谷山焼陶器市

writer : 草野裕樹

焼き物ファンが全国から集う「読谷山焼陶器市」。読谷村ののどかなやちむんの里がこの日は、フェスのような大賑わい。登り窯から生まれる美しく、力強い焼き物に出合いにいこう!

全国から焼き物好きが集まるビッグイベント。当日は、やちむんの里がお祭り状態

読谷山焼窯共同売店
一年を締めくくる12月といえば、クリスマスパーティーや忘年会などイベント行事が目白押しで、年の瀬の雰囲気も合わさり、いつも以上にそわそわした気分にさせてくれる。中でも焼き物ファンが注目しているのが、やちむんの里内で開催される読谷山焼陶器市だ。今年は12月16日(金)~12月18日(日)まで、3日間開催される。

窯出し直後のお気に入りを見つけるのには最適な陶器市

湯呑み茶碗
陶器の器
断捨離がはやるこの時代を逆行するかのごとく、沖縄に移り住んでから日に日に増えてきた陶器の器。コーヒーカップや湯呑み茶碗、マカイなど小ぶりなサイズから始まり、小皿に大皿、さらにポットや花器まで。陶工の手から生まれる土の器に魅了され、気づかないうちに、食器棚のスペースは埋め尽くされてきた。主に個展やお気に入りのセレクトショップで買う機会が多いが、焼き物好きとして見逃せないのが陶器市だ。壺屋や読谷など沖縄各地で行われる陶器のイベントだが、やちむんの里内にある読谷山窯と読谷山北窯が共同で行う陶器市は規模も大きく、また通常よりも低価格で販売されていることもあり、毎年全国から焼き物ファンが集うビッグイベントとなっている。
作品の展示販売
読谷山焼陶器市の魅力のひとつは、会場にブースを作って販売するスタイルではなく、各工房で作品を展示販売されている点だ。工房を一つひとつ巡り、器が生まれる場を体感しながら、作り手との会話も楽しめる。作った時のエピソードや想いを聞けば、その器の奥深さを知り、虜になってしまう。

1年に1度、作り手との再会も魅力のひとつ

陶器市の様子
青い魚の形のお皿
陶器市の記事を書いていると、昨年の陶器市の思い出がふと蘇ってきた。4人の親方の工房で構成される北窯に足を運び、4工房それぞれの個性が表れた作品に触れる。お昼過ぎに出かけたこともあり、すでに売約ずみや、売れてしまった器も多く、「初日の午前中から行くべきだったか」と、少し後悔した。
銀に輝く鉢

北窯の與那覇さんの工房で見つけた銀に輝く鉢

それでも與那覇原正守さんの工房で、美しい銀色に輝く小鉢を見つけた。登り窯で焼成中に危険を冒しながら、炎の中から引きずり出すように取り出すことで、この銀の器が生まれるという。その話を聞いて、さらにこの器に愛着がわいてしまった。
大嶺工房の器でいただいたコーヒーとパン

大嶺工房の器にのせて、いただいたコーヒーとパン

その後、大嶺實清さんの工房へ向かった。久しぶりに實清さんの笑顔を見て、心が和む。器を探すことが目的ではなく、こうやって愛する作り手の人と、1年に1度の再会を楽しみに来る人も少なくないのではないか。大嶺さんの工房では、庭先でコーヒーやお菓子をいただいた。森から吹き付ける冬の風で冷たくなった身体を、ほっと温めてくれたのが、印象深い。
今年の陶器市はどんな器と、そして笑顔に出合えるだろうか。今から楽しみだ。
大嶺工房

スマートポイント

  • 通常よりも低価格で購入できる
  • お気に入りを探すなら初日の午前中に出かけよう
  • 作り手と話す貴重な機会。気になったことを質問してみよう

ライターのおすすめ

普段は見られない仕事場をギャラリーとして開放している工房もあり新鮮。陶工の人が接客したりと、普段とは違う雰囲気が楽しめる

草野裕樹

暮らしの中で見つけた沖縄のいいところを届けていきたい。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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