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グルメグルメ

2016.07.07

[石垣島]旅の締めくくりに
パンとビストロのスマイルサンド

writer : 池田麻紀

石垣市登野城の街角に、島の新鮮で安全な食材をふんだんに使った洋食と、おいしいパンも一緒に楽しめる、小さなビストロがあります。その名も「パンとビストロのスマイルサンド」。フレンチシェフの旦那様とパン職人である奥様の最強タッグは、「島の本物の食材を心から楽しんでほしい」という想いを飛びきりおいしい料理に変え、店名に込められた願いの通り、今日も多くのお客様を笑顔にしています。
正面

みんなでおいしく楽しめる隠れ家ビストロ!

実はもともとこのお店はパン屋「スマイルサンド」としてオープン。島内のリゾートホテルやフレンチレストランで腕を磨いたシェフの戸塚勝敏さんと、独学でパン作りを極めた泰子さん夫妻が生み出すパン達は、島のパン好きを魅了し、大人気のパン屋として7年間営業。そしてお二人は「パンと料理をかけ合わせて、もっと食事を楽しんでもらいたい」と2015年6月にパンとビストロのスマイルサンドを再オープンさせました。
パン屋時代からのお客様は、シェフの創り出す絶品洋食に舌を巻き、これまで食べていたスマイルパンとの新しい楽しみができたと評判も上々。店内はいつもスマイルファンでいっぱいです。
パリの街角にいるような、小気味良いミュゼットが流れる店内は、テーブル席が11席、カウンター席が4席と、こぢんまりとしてアットホームな雰囲気です。「早い時間ならお子様連れでも、お仕事帰りのおひとり様のご利用も多いですよ!」と泰子さんは笑顔で話します。
シェフ夫妻
店内の様子

大切に育てられた島の恵みを、大切においしく

スマイルサンドの料理は、「地産地消」、「安心で安全」にこだわり、食材は信頼のおける島の生産者さんから仕入れています。また、畑や養蜂を始めたお二人は自然を相手に生産する大変さや喜びを体験します。
養蜂
「生産者さん達の想いを受けて、今まで以上に大切に調理しなくてはと強く思いました。
その想いと勝敏さんが長年培ってきたフレンチの「素材そのものの味を引き出す」シンプルかつ丁寧な調理法で、島の食材を飛びきりおいしくしているのです。例えば、料理の基本となるもデミジュ(出汁)は多くの種類の野菜や鶏ガラだけで時間をかけて作ります。「自然のものだけで作るおいしさを味わっていただきたい」というお料理の数々はどれも、小さなお子さんでも安心していただけます。

石垣島の命を心で感じられるお料理

この日まずいただいたのが「季節の野菜とパインのサラダ(600円)
。彩り豊かな島野菜とハーブに今が旬のピーチパイン、これらを「特製フーチバー(よもぎ)ドレッシング」をかけていただきます。石垣島の大地を存分に味わい、体の芯から元気になれそうなひと皿です。
鮮やかなサラダ
お次は「島カツオのマリネ風(800円)」。これまた今が旬の獲れたての島カツオをタタキにしてマリネしたものにトマトソースとサラダをどっさりのせて、仕上げに食欲そそるガーリックオイルを回しかけました。お肉のようなカツオをボリュームいっぱい、でもさっぱりといただける、ワインにもビールにも合うひと皿です。
島カツオのマリネ風
そしてメインディッシュは、お店の看板メニューの「ビストロバーグ(1,500円)
。石垣島の2大お肉ブランドの「石垣牛」と「もろみ豚」の最強コンビがとおいしく味わえる、シェフの自信作です。ジューシーなお肉のうまみたっぷりで、しっかりとした噛み応えのハンバーグとバランスを考えた消化の良い付け合わせ、そしてすべてを包み込むソースとの調和が楽しめる、まさに「大人の肉料理」。もちろん、お子様にも大人気です。
大人気ハンバーグ
忘れてならないのが、スマイルサンドの原点でもある「本日のパンの盛り合わせ(400円)」
泰子さんが、その日の料理との組み合わせを考え、こだわりの北海道小麦を使って日替わりで数種類を丁寧に焼き上げます。この日は、発酵バター使用のクロワッサン、ハイジの白パン、ソフトフランスとクルミパンとパン好きには堪らない顔ぶれ。ぜひ、お料理のソースにつけて楽しんでください!
パンの盛り合わせ

心満たされるデザートは必食!

お腹いっぱいでも、デザートは必ず食べてください。そして、最後まで幸せな石垣島を感じてください。
写真は「本日のデザート(600円)」。右側の「自家製ハチミツのバニラアイス」は濃厚な島内産の牛乳のとハチミツのフンワリとしたお花の香りと優しい甘さが幸福感を誘います。左側は「ヌガーグラッセ」。こちらは自家製ヨーグルトとクリームチーズに黒糖とドライフルーツとナッツを加え冷やし固めたもの。濃厚な乳製品と黒糖のしっかりとした甘さとコクが食後のコーヒーにもワインにも合う、大人のデザートです。
デザート
また店内で販売されているオリジナルスイーツ「パインちょっき」もぜひお試しあれ。ちょっきとは石垣の方言で「おやつ」のこと。こだわり農家のハワイ種完熟パイナップルをそのままフリーズドライ加工しただけのシンプルなスイーツです。ジューシーな旨味が最大限に濃縮され、お口の中でパインが見事に再現される、老若男女かかわらずに喜ばれているお土産です。
デザートまで、「上質で、体に優しい自然のものを」というご夫妻の愛とこだわりを感じます。
パインちょっき

原点を忘れず、進化し続けるビストロ

今回紹介したメニュー以外も近海鮮魚、石垣牛やもろみ豚、島野菜のお料理、各種パスタなど、人気のメニューがたくさんあるので、お気に入りの島のおいしいものを見つけてください。
おススメボード
ビストロになって一年を迎えたスマイルサンド。戸塚さん夫妻の「これからも、初心を忘れず、素材に正直に、丁寧に愛を込めて作り続けていきたい
真摯な想いが創り出す料理は、地元はもちろん、全国からも多くの共感を得て、小さなお店に訪れる人は後を絶ちません。
石垣島を訪れたら、石垣牛の焼肉や海鮮居酒屋が食事の主流になりつつありますが、ぜひ旅の最後の食事は「パンとビストロのスマイルサンド」へ。旅の締めくくりに相応しい、いつまでも思い出に残るごちそうがここにあります。
人気のお店

スマートポイント

  • 小さなお店で、人気店なので、予約して行った方が確実です!
  • 訪れる前にお店のfacebook ページをチェックしてみて!お勧め,旬のメニューの紹介や、投稿に対するファンのコメント満載で、愛されお店度が高いのが分かります!
  • 右隣にある雑貨屋さん「蓮」でハイセンスな島土産を、徒歩1分にある地元スーパー「かねひで」でお得に買い出しを、夏季なら近所の登野城保育所近くで安くて美味しいパインの無人販売も!

ライターのおすすめ

メニューに悩んだら、ホール担当の泰子さんに聞くのが間違いなし!旬のメニュー、お客様の好み、アレルギーの有無、予算を考慮して、オリジナルコースを考えてくれますよ。島素材をとびきり美味しくいただけるビストロ料理は、少し足を延しても食べる価値はあります。

池田麻紀

三児の母。アロマ屋さん。島の小さな手作り市「ぬちぐすい市」を主催。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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