ジュージューと鉄板の上で焼けるお好み焼きの音と、おいしそうなソースの匂いで充満した店内。
関西の食文化であるお好み焼きを沖縄で広めようと、神戸出身の安直樹さん(以下、大将)が7年前に沖縄市で開業した、お好み焼き・鉄板焼き「海神(へしん)」。
海神
沖縄の素材を、関西風にアレンジした鉄板焼きの数々。
メジャーな沖縄料理はひと通り食べたよという、沖縄が大好きな人にこそぜひ味わっていただきたい料理が、ここにあります。
店内

まずはお店への行き方

「海神」の大将の悩みは「お店の場所がわからない」、「駐車場の場所がわからない」という電話が非常に多いこと。
ならば、最初にその疑問にお答えしましょう。
パーキング
沖縄の東海岸側、国道329号線をコザ十字路から南下すること約10分。
左手に見えてくるオーケー家具を越えてすぐ南側、国道沿いのレンガ色のマンション1階に「海神」はあります。
パーキング看板
駐車場は、マンションの裏側にあり、この看板が目印。
油断してると、あっという間に見逃してしまいますよ。
とにかく大型家具店「TODAY O!K」を越えたら、目を皿にしてこの看板を探してほしいのです。
マンション側の駐車場所
マンション側の駐車場所すべてが、「海神」の駐車場。
要は、この写真の赤い車が停まっている場所が「海神」の駐車場で、この車の前に1台、後ろに3台は車を停めてOKです!

これで安心して来店できますね(笑)

沖縄の食材と、関西の味の融合

さて、駐車場に無事に車を停めた後。
表に回って店内に入ると、すぐに漂ってくるソースの香り。
うっすらと煙が立ち上る空間、ジュウジュウと焼ける音、コテの手触りと、アツアツのお好み焼きの歯応え。

視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚。
五感すべてを刺激されるのは、鉄板焼きの特権かも知れませんね。
海神の店内
最初にも書いた通り、「海神」は、沖縄に魅せられ神戸から沖縄に移住してきた大将が、7年前に開いたお店です。
もともとは、大将のお母さんとおばあさんが神戸で飲食店をされていたのですが、阪神大震災を機に閉店を余儀なくされます。
この神戸のお店の味が大好きだった大将が、そのお店のレシピをアレンジしたものが「海神」の味の基本なんだとか。
店主
席は、テーブル席が2つに座敷席が3つ。
それぞれ4~6人が座れます。
それと、カウンター席が3席。
小さいお子さん連れの場合は、迷わず座敷席に行きましょう。
テーブル席

同じ材料なのに別の味に!? 大阪焼きと神戸焼きの違い

「海神」の人気の秘密は、お好み焼きの焼き方にあります。
神戸焼き、大阪焼きの2種類があり、注文の時にどちらにするかを聞かれます。
メニュー表
百聞は一見にしかず、まずは画像で確認してみましょう。
注文したのは、お店の一番人気の豚玉です。
(向かって左が神戸焼き、右が大阪焼きです)

まずは大阪焼き。キャベツ、ネギを混ぜ合わせた生地を焼いていきます。
お好みの焼き
次に神戸焼き。生地の上に、キャベツ、ネギを置いて焼いていきます。
キャベツをおく
途中経過は、こんな感じ。
途中経過
両方とも豚肉をのせます。神戸焼きのほうはてんかす、ネギを置いてさらに生地を追加。
豚肉をのせる
ひっくり返して、形を整えた神戸焼き
ひっくり返す
ひっくり返して、形を整えた大阪焼き
大阪焼き
こうやって比較すると、違いは一目瞭然。同じ材料からできているとは思えませんね。
まるでパンケーキとお好み焼きが並んでいるみたいです。
まるでパンケーキ
最後に卵をつぶして
卵をトッピング
神戸焼きにのせます。
たまごをのせる
神戸焼き、完成!
神戸焼き
ひっくり返して、大阪焼き完成!
お好み焼き
最後にソースをかけて、さあ食べよう。
(上が大阪焼き、下が神戸焼き)
大阪焼きの完成
神戸焼きの完成
断面は、こんな感じです。まったく違いますねー。
(上が大阪焼き、下が神戸焼き)
大阪焼きの断面
神戸焼きの断面
大阪焼きは従来のお好み焼きの作り方なので、さっくりとした食材の歯触りを楽しむことができます。
一方の神戸焼きは、とろーりとした食感と食材が混然一体となった味わいを楽しめるのが、人気の秘密だそう。
お好み焼きにマヨネーズ
不思議なことに、飲食店をやっている人、常連さんのほとんどが神戸焼きを選ぶそうです。
大将は「なぜかわからない」と首をひねりますが、やはりここでしか食べられないお好み焼きを食べたい、ということなんでしょうね。

独自の進化をとげた、沖縄素材のお好み焼き

ここで、大将に話を聞いてみました。

最初は「関西の味を沖縄で広めたい、沖縄の人に知ってもらいたい」という気持ちでお店を始めました。 
当然、材料もソースも関西のものを使い、関西の味の再現に力を入れていました。
これが本場関西のお好み焼きですよ、沖縄の皆さん、さあどうぞ、と。
鉄板焼き
ところが、ある時点からその考え方に違和感が出てきたそう。
「沖縄にいて、沖縄の素材を使わないのはもったいないですよね」と笑って話す大将。
材料を沖縄のものに変え、沖縄の人が好む味を研究し、沖縄の素材と関西の味の融合を考えるようになったのです。

こうして独自の進化をとげた「海神」の鉄板焼き・お好み焼き。
これが沖縄の人に受け入れられているのは、連日満員のお店を見れば、一目瞭然です。

「海神」の絶品アラカルト

このお店は、お好み焼きだけではありません。
一品料理がすごい人気なのです。
メニュー表
中でも特に人気なのは、

① しま豆腐のステーキ
しま豆腐のステーキ
② ソーキのわさび炙り
ソーキのわさび炙り
③ 本部牛の焼肉
本部牛の焼肉
だそうで、すべて沖縄産の食材であるのが、なにごとかを象徴していますよね。

あと、忘れてはならないのが「かなりの食材を沖縄産のものに代えてきたけど、これだけは代わりが見つからない」という「神戸牛のぷりぷりホルモン焼き」。

プリプリな食感と、ジュワーと口の中で溢れてくる脂のこってり感が、たまりません。
これを目当てに来店するお客様も多いんだとか。
ホルモン焼き
なお、その日の仕入れによって、出せる料理も変わってくるそう。
上記の人気料理も毎日あるわけではなく「納得いく材料が入った時だけお店で出す」そうなので、あればラッキーと思って注文してみてくださいね。
「大将、今日は○○ある~?」なんて会話ができるようになれば、あなたも常連さんの仲間入りですよ。

鉄板焼きなのに、鉄板に火を入れない裏技!!

ここからは、特に小さなお子さんがいる家族連れに喜ばれる裏技をご紹介します。
海神の料理は、大将が鉄板で作ったうえで、各テーブルに運ばれてきます。
本来は、その料理を冷やさないよう、テーブルの鉄板もアツアツにしておくのですが…。

小さなお子さんがいると、鉄板に触ってヤケドするのではないかと気が気じゃありませんよね。
子供
そんな時は、最初に鉄板を温めるかどうか聞かれた時に「子どもがいるので温めないでください」と伝えれば、それでOK。
鉄板に火を入れず、そのままにしておいてくれます。
あとは、ひたすら来た料理を、間髪入れずにすぐ食べる!
これでヤケドの心配はありませんので、子ども連れでも安心です。
お酒
ゆったりと家族で鉄板を囲んで、アツアツのお好み焼きをほおばりながら、冷たい泡盛をいただく。
そんな沖縄での時間の過ごし方は、いかがでしょうか?

スマートポイント

「食べ放題」「飲み放題」があります。料金はそれぞれ、1,980円と1,580円(税別)。安い!

お持ち帰りができます。ただ、作るのは大将一人なので、前もって予約が必要です。

キッズルームがあります。鉄板に火を入れない裏技と組み合わせれば、子ども連れでも安心ですね。

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ライターのオススメ

今回はお好み焼きのことばかり書きましたが、個人的に大好きなのは「ねぎ焼き」。 特に夏場はポン酢でさっぱりといただけます。ぜひご賞味あれ。

Writer : 山上学

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JTRIP Smart Magazineライター。兵庫県出身、2012年より沖縄在住。

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