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グルメグルメ

2017.06.05

[久米島]カフェランチなら
久米島珈琲spiralcafe

writer : 糸数麻美

久米島で、本格的なカレーが食べたくなったら、イーフビーチにある久米島珈琲spiralcafe(スパイラルカフェ)へ。化学調味料無添加・島野菜と数種類のスパイスを調合した、食べる人の体に優しいカレーや焼きたてパンを提供しています。
食べる人の体に優しいカレー

キッチンをシェアしたカフェ

観光客に人気のイーフビーチから、徒歩で数秒と立地条件抜群の久米島珈琲spiralcafeは、現在ひとつの店舗の中で、3軒のお店が営業しているという、久米島では珍しい複合型のカフェになっています。
店内
カウンター
以前、スマートマガジンで紹介した南の島のパン工房kukuluもその1店舗に加わっています。昼間は、パン屋さんとカレー屋さんが融合し、夜は、老舗のレゲエバー・スパイラルマーケットに早変わりするスタイル。
本格的なスパイス調合で、カレー好きを虜にさせているのは、 ISLAND CURRY CENTER (アイランドカレーセンター)。
東京出身の松原泰輔さん
ISLAND CURRY CENTERのシェフは、東京出身の松原泰輔さん。
独学で料理を学んできた松原さんは、東京や沖縄本島で、イタリアンシェフ、レストランマネージャー、ワインソムリエとして活躍し、キャリアを積み重ねてきました。朝から晩まで働き、ハードワークな毎日をこなしていましたが、そんな日常の中で、毎日フツフツと心に沸いてくるのは、「もっとのんびり、ゆっくりと、畑仕事をして暮らしたい」という思いでした。
「生活スタイルを見直した時に、自分の理想の生活が送れると思った場所が、何度か訪れたことのある久米島だったんです」と、松原さん。

1年前、暮らしの再スタートを決断し、セラピストをしている奥さんとともに、久米島に移り住み、スパイラルマーケットの森島喜一さんに出会いました。

「のんびり暮らしたくて、久米島にやってきたので、自分がカレー屋さんになるなんて、移住前は、想像もしていなかったですよ」と、松原さん。

「森島さんが、自分のバックグランドを知って、お店でやってみないか? と再び料理の道に進めるよう、背中を押してくれました。以前、バックパッカーで、タイやラオスを巡ったことがあったんですが、暑い国で食べたカレーがそれはそれはおいしくて。帰国後、奥が深いカレー作りにのめり込みました。暑い国と気候も似ている久米島なら、南国風のスパイシーカレーを食べてもらえるんじゃないかなと思い、久米島珈琲spiralcafeのメニューに取り入れてもらいました」

一度食べたら癖になる。そんな噂を耳にしていたISLAND CURRY CENTERのカレー。松原さん自慢のカレー作りは、早朝から始まっています。
「毎朝、同じ時間にカレーを作り始めます。カレーを作っている間は、まさに瞑想のよう。心を静かに保ち、邪念を捨て去り、丁寧に作っています。心が乱れると不思議とカレーの味もおいしくない。僕の心とカレーは、つながっているんですよ」
料理は、愛情。料理は、心とつながっている。妻として、母としてキッチンに立っている女性には、ちょっと身の引き締まる話ですね。

気になるメニューは、3種類

ISLAND CURRY CENTERのメニューは、野菜カレー、豆カレー、相盛りカレーの3種類。どれも松原さんがスパイスから調合し、なるべく島の食材を中心に、添加物のないこだわりの調味料を選んで作っています。体への負担を考え、米油などを複数使い分け、ヘビーにならないよう工夫もしています。添えてあるサラダのニンジンドレッシングも、松原さんの手作り。

野菜カレーは、トマトソースをベースに、ココナッツと季節の島野菜を取り入れたマイルドなカレー。優しい味なので、子どもでも食べられます。
野菜カレー
豆カレーは、ピリッとスパイシー。たっぷりとひよこ豆が入っているので、食べ応えも十分。本格派カレーを食べたい人は、こちらがオススメです。
豆カレー
合盛りカレー
お得な合盛りカレーは、上記の2つの味が同時に楽しめるとあって、取材中も何名かのお客さんが、こちらのメニューをオーダーしていました。また、メニューには掲載していませんが、事前に相談すれば、キッズサイズでの提供もしてくれるそうです。
同額でテイクアウトも可能なので、近隣のビーチで、海を眺めながらのカレーランチもオススメです
テイクアウトもOK

その場で揚げてくれるカレーパン

ISLAND CURRY CENTERとともに、久米島珈琲spiralcafeの店内で、焼きたてパンを販売しているkukulu conet(ククルコネット)。
オール手ごねの焼き立てパン
すべてのパンは、機械などを使用せず「オール手ごね」のスタイルで、焼き上げています。以前の取材では、カレーパンとアーサパンを久米島直売市でのみ販売していましたが、現在は、店内で購入し、イートインできる形になっています。
kukulu conetの瀬戸麻那美さん
「来年は、パンカフェができたいいな」と、ポロッと語っていたkukulu conetの瀬戸麻那美さんの夢が、すんなりと叶っていました。
パンの種類も増え、バターや卵を使用していないクロワッサンなどアレルギーにも対応した無添加パンや厚焼きたまごのサンドイッチが好評の惣菜パンなど、お客さんの要望で、パンを焼くこともあるそうです。
久米島直売市で販売しているカレーパンも久米島珈琲spiralcafeでは、注文をしてから、揚げてくれるので、熱々のまま頬張れます。カレーパンの中身は、kukulu conetオリジナルカレーで、野菜カレーと島らっきょ入りカレーの2種類から選べます。お店自慢の久米島珈琲との組み合わせメニューもあるので、ランチタイムが過ぎても、ゆっくりとカフェタイムが楽しめます。

背中を押してくれるカフェオーナー

「飲食店を夢みる人は多いけれど、いざ自分のお店を持つとなると、それなりにお金もかかるし、勇気もいる。だったら、このお店でやったらどうかなって。本島に移転したBonmuとコラボして、ここが一時的にTシャツ屋さんなったこともあったんだけど、とても盛り上がっていた。久米島珈琲spiralcafeは、飲食店じゃなくてもいいのかなって、いろんな可能性が見えてきた。ここでやりたい人は、どんどん久米島珈琲spiralcafeに乗っかっちゃってよ~!(笑)」と、笑顔で話すオーナーの森島さん。
レゲエバーを経営し続けている森島さん
長年、久米島の夜の顔として、万人に愛されるレゲエバーを経営し続けている森島さん。もちろん、ここに至るまでの苦労は絶えない。そんな、森島さんだからこそ、「資金はないが、夢がある!」若者を応援していきたいと心から思っているそうです。

飲食店に限らず、色んな業種のお店が、この久米島珈琲spiralcafeで誕生し、久米島を盛り上げていく。そんな日も近いかもしれませんね。

スマートポイント

  • ISLAND CURRY CENTERは、木・金・土・日曜日のみ。kukulu conetは、月曜のみ定休日。店舗は同じですが、それぞれ営業日が異なります。重なる曜日は、パンとカレー、両方食べれますよ。
  • カレーやパンの種類は、日々進化しているそうで、近日、久米島産車海老を使った、車海老カレーも新メニューとして加わるそうです。
  • 久米島珈琲spiralcafeで、自分もお店を出してみたい。そんな夢のある方は、直接森島さんまで、気軽に問い合わせしてみてください。

ライターのおすすめ

ライターのおすすめ アジアンチックな大人の雰囲気の店内。お子様連れや、晴れている日は、お店の前にあるオープンテラスでの食事もオススメです。

糸数麻美

東京出身。元旅行代理店カウンター勤務。島で唯一のベビーシッターが、魅力いっぱいの久米島をご案内します。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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