沖縄でのコーヒー栽培のパイオニア

コーヒー豆
「沖縄でコーヒー栽培?まさかでしょう・・・」
という反応が普通だった頃のこと。
沖縄でコーヒーを栽培しているという
ユニークな人がいると聞いて、
さっそく出張を申請して、沖縄へ。
その時に、お会いした一人が
ヒロコーヒーファームの創設者、足立浩志さんでした。

いまでこそ20軒以上の生産者が
コーヒー栽培に従事するコーヒー大国沖縄ですが、
当時は、知る限り栽培をしている方は2、3人でした。
店内
那覇から高速を使っても
2時間ちょっとはかかるロングドライブでしたから、
着いた時にはいい具合に疲れていました。
足立さんがいれてくれたコーヒーは軽めでまろやか。
ほんのりとした甘みが感じられる浅いローストが、
疲れたぼくにはぴったりでした。

父から娘に引き継がれたコーヒー農園

店内飲み物
それから約20年。
久しぶりにお邪魔すると、
雰囲気が少し変わっているような、いないような・・・。
「はい、どうぞ」とコーヒーの葉でいれたお茶を
グラスに注いで出してくれたのは浩志さんのお嬢さん、足立朋子さん。
2009年の大晦日に他界したお父さんから2010年にお店と農園を引き継ぎ、
遺志を継ぐ形で、切り盛りしているとのこと。
チャボ
コーヒーとおすすめのコーヒープリンを注文して待っていると、
鶏たちが足元に近づいてきました。
「コッコちゃんたちもうちのスタッフなんですよ。
お客さんに挨拶してくれるし、1日に3個は卵を産んでくれるしね」
雌鶏4羽に雄鶏3羽。
自由気ままに庭先を走り回ったり、店先の椅子に腰掛けてまどろんだり。
湘南あたりのカフェではこういう風景にはお目にかかれませんよね。

おいしいのはコーヒーだけじゃない

コーヒー
しばらくして運ばれてきた香りのいいコーヒーと
おいしそうなコーヒープリン。
さっそくひと口飲んでみました。
うんうん、軽くてやさしいコーヒーが
胃の中にすーっと吸い込まれていきましたよ。
コーヒー豆は焙煎して二日ほど置いた
ちょうど丸みを帯びてきた飲み頃のものを使っているのだそう。
「なるほど!」なお味でした。

甘党の私的にはさっきから気になっていたのがコーヒープリン。
コーヒーを味わったあと、
さっそく、スプーンで山盛りのひとすくいを口の中へ。
エアリーなフワフワ感と
味わいのしっかり感のバランスがとってもナイス。
ハンドメイド特有のやさしい味わいが感じられるプリンでした。
コーヒーとパン
「甘いの好きでしたらパウンドケーキもどうですか。
ビスコッティもいけますよ」
コーヒー畑で摘んだコーヒーの葉っぱが
入っているというパウンドケーキ。
しっとり感とほんのりした苦味がたまりません。
ビスコッティは柔らかいものに慣れている子どもにいいのだそう。
かじってみると適度な硬さが
「食べてる!」って感じを呼び起こします。
ちなみにプリン、パウンドケーキ、ビスコッティには
放し飼いの鶏たちの卵を使っているそうです。

あせらずゆっくり再生しています

農園
さて、お父さんから受け継いだコーヒー畑は、
残念なことに2012年の台風で根こそぎにされ、ほぼ壊滅。
倒された樹を剪定したり、杭で支えたりしてようやく復活し、
花が咲き実もついたものの、
翌年の台風で葉も実も落とされてしまったそうです。
運営者2人
台風の被害は畑だけではありませんでした。
倒壊してしまったカフェの建物は、
浩志さんの元でコーヒー栽培の研修生として働いていた
ノリさんと二人で再建。
メキシコとかブラジル。
中南米の香りのするカフェに生まれ変わっています。
コーヒーを淹れている女性
コーヒー畑は二人の手でゆっくりと復活中。
沖縄産の優しい口当たりのコーヒーを
再び味わえる日もそう遠くはないかもしれません。

[スマートポイント]
◎コーヒーゼリーやプリン、ソーセージドッグを注文するとコーヒーが50円引きになります。

◎那覇方面から高速を使ってお越しの際は終点の許田インターではなく、一つ前の宜野座インターで降りると渋滞に巻き込まれることも、高速代も少なくてすみます。

◎テイクアウトもできますので時間がない時にどうぞ。

J-TRIP沖縄ツアー

Writer : 福田展也

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目下の趣味はサーフィン・沖縄伝統空手・養蜂。心で触れて身体で書けるようになることが10年後の目標。

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