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250年の伝統
首里末吉町獅子舞

writer : 岡田竜平

2015.12.13

十五夜には、沖縄各地で豊年祭などのイベントが催されますが、那覇市首里の末吉町でも250年の伝統を持つ獅子舞が行われます。十五夜前後の土曜日に地域の公民館前で末吉町十五夜祭が開催され、そこで首里末吉町獅子舞をはじめ、エイサーや旗頭、地域の人達による芸能が披露されます。

地元でだけ舞う神の獅子

首里末吉町獅子舞は、戦争で一時途絶えてしまいましたが、1970年に復活、1990年には那覇市の無形民俗文化財に指定されました。
末吉町の獅子は、ご神体として地域の人達によって崇められ、公民館の中で祭られており、沖縄県内数ある獅子舞の中でも珍しい存在です。
首里末吉町獅子舞
この獅子が末吉町から外に出されることはなく、旧暦8月15日の奉納の舞と町内の道ジュネー(練り歩き)と、十五夜祭以外ではこの神獅子を使って演舞をすることはありません。町外のイベントの際には、この神獅子に似せて作られた親獅子で参加するそうです。フランスやシンガポールなど、海外でも披露された首里末吉町獅子舞ですが、十五夜祭は神獅子による獅子舞を見ることができる貴重な機会なのです。
神獅子

多様な獅子舞を存分に

獅子舞といっても二人組でただ踊るというわけではなく、いろいろな型があり、その多様な演舞を存分に楽しむことができるのもこの祭りの醍醐味です。獅子を生かすも殺すも演者次第といわれ、どんな舞を見せてくれるかも注目されます。
演技する獅子舞
末吉の獅子舞保存会では、後継者育成にも力を入れており、祭りの中でも中学生から高校生による青年獅子、小中学生によるこども獅子も登場し、大人達に負けない演舞を行います。
青年獅子
他にも、祭りには沖縄の他の地域からも獅子舞が招待されて舞が披露されます。2015年の祭りでは、国の無形文化財にも指定されている浦添市勢理客の獅子が舞われました。
浦添市勢理客の獅子

地域芸能も盛りだくさん

獅子舞以外にも、首里地域の中から旗頭が招かれイベントを盛り上げます。
山川地区の青年会
2015年には、山川地区の青年会が秋の夜空に高々と旗頭を舞わせました。
エイサー
また末吉町の隣の松島地区からは、松島青年会が太鼓の音を響かせて力強いエイサーを踊りました。一方、地元からも大人から子どもまでが舞台に上がって祭りに参加します。
琉舞
琉舞や唄三線の民謡ステージ、ヒップホップダンスと、多彩な演目で地域密着型の沖縄芸能を、地元の人達と一緒に楽しむことができます。
琉舞や唄三線の民謡ステージ

アクセスはモノレールが便利

末吉公民館は、住宅地の中にあるのですが、沖縄都市モノレール・ゆいレール市立病院前駅から歩いてすぐです。病院とは正反対の出口を降りて、最寄りの交差点から住宅地に入っていくと祭りの提灯の明かりが見えてくると思います。
末吉公民館
泡盛蔵元の瑞穂酒造の工場からは目と鼻の先なので、そこを目印にするとわかりやすいでしょう。
末吉十五夜祭
末吉十五夜祭は、地域のイベントであり、周辺にはコインパーキングもありません。アクセスには、公共交通機関やタクシーを使うのが無難です。
獅子舞

スマートポイント

  • パイプ椅子やブルーシートも用意されているが、レジャーシートなどを持って行くと便利。
  • 近くの瑞穂酒造の無料工場見学(要予約)との組み合わせもオススメ。
  • 近くのゆいレール沿線には居酒屋や飲食店も多いので、食事はそちらを利用すると良い。

ライターのおすすめ

末吉町十五夜祭は、夕方から夜遅くまで行なわれます。21時ぐらいまでは、地域の人達でいっぱいになりますので、人ごみが苦手という方は比較的遅めに見に行くと良いでしょう。写真撮影もしやすくなります。

岡田竜平

映像制作、翻訳業をしながら沖縄各地を探索中。フォトグラファーとしても活動。

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