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観光観光

SMART SPOT

南の島で冒険体験!
宜野座村松田鍾乳洞たんけん

宜野座村は沖縄本島の東海岸に位置し、マンゴー、スナックパイン、イチゴなど、多くの農産物を特産品とする村です。プロ野球春季キャンプの阪神タイガースのキャンプ地としても有名ですが、他にも日常を離れたおもしろい体験ができる場所があります。宜野座村松田にある鍾乳洞は、いにしえの昔より集落の人々の生活になくてはならない場所でした。そして2013年、周辺の環境を整備し、より多くの人にできるだけ手を加えていない状態の鍾乳洞を見学してもらおうと、松田地区と宜野座村観光協会が協力して、「松田鍾乳洞たんけん」を開始しました。暗闇の中をヘッドライトの光を頼りに、泥んこになって鍾乳洞の中を進む、冒険の始まりです!

ライター : Misa Alta

2016.06.17

ベースキャンプは「松田地区体験交流センター」

体験交流センター 松田地区体験交流センターは、一般社団法人宜野座村観光協会の拠点となる施設です。鍾乳洞探検をはじめ、村内で行っているカヌー体験、または焼き物などの文化体験プログラムの実施や受入れ、情報発信の窓口となっています。松田鍾乳洞たんけんへの出発地点もここです。探検は、10歳以上で、膝や腰に痛みのない(上り下りがあり、狭い場所へ入るため)、健康で体調のいい人なら誰でも参加可能です。汚れてもいい長そで、長ズボン着用ですが、つなぎ服を500円でレンタルすることも可能です。なお探検終了後、300円でシャワーの使用もできるので、タオルと着替えの準備をおすすめします。準備完了 ヘルメット、ヘッドライト、軍手、長靴、ペットボトル用のホルダーは無料貸し出しを行っています。洞窟内は約230m、およそ一時間半かけての探検です。トイレをすませて、飲み物の準備をしましょう。準備ができたら出発です!

探検隊、いざ出発!

歩き進む 体験交流センターから鍾乳洞の入口、「ウーヌメー洞」へ向かって歩き始めます。昔ながらの沖縄の風景が残る、集落の中を進みます。民家のわきを通り、舗装されていない道へ入って行きます。道の両わきには小さな畑があり、トマト、ネギ、ゴーヤー、パパイヤが前日に降った雨で生き生きと葉を広げています。初夏のやんばる(沖縄本島の北部地域)の、ねっとりと湿った空気の中に、甘い花の匂いがどこからともなく漂ってきます。松田鍾乳洞たんけんは、ひとグループ10名で行われるので、別々の小さなグループが一つのグループとして一緒に探検することもあります。そして探検が終わるころには、この即席のグループになんとなく連帯感も生まれるので不思議です。松田鍾乳洞たんけんのガイドは8名いますが、この日のガイドのケンさんは、現在、唯一人の英語ガイドです。案内図

鍾乳石が作り出す、暗闇の中の芸術

ぽっかりと口を開けるウーヌメー洞入口から、いきなり、下へ下へとハシゴを降りて鍾乳洞の中へ入ります。最後のハシゴを降りると、中は意外と広い空間です。雨降りの後だったせいか、洞窟内を流れる川にも勢いがあります。鍾乳洞内は気温が一年を通して約20℃前後、湿度は80~90%です!湿度の高い鍾乳洞内の足元は泥です。洞窟内にはもちろん、歩道はありません。ガイドが進む方向へ、ヘッドライトの明かりを頼りに進んで行きます。
鍾乳洞内

写真提供:松田区事務所

所々で立ち止まって、鍾乳石について説明を聞きます。天井から垂れ下がった、「カーテン状鍾乳石」、洞窟の表面を覆う「フローストーン」、天井から垂れ下がる、「つらら石」、洞床からタケノコのように成長する「石筍」、田んぼの畦(あぜ)のような「リムストーンプール」など、これまで沖縄県内で記録された全種類の鍾乳石が確認されているそうです。暗闇の中にライトの光を受けた鍾乳石が幻想的に浮かび上がります。
カーテンのような鍾乳洞

写真提供:松田区事務所

時代を越えて集落の生活を守ってきた、松田鍾乳洞

洞窟の表面にライトが当たると、キラキラと光ります。黄金か?と思いきや、水滴です。少しガッカリしましたが、それでも神秘的な美しさです。この洞穴の形成は、数10万年前と推測されているそうです。鍾乳石を折らないように、気をつけて歩きましょう。松田鍾乳洞には、コキクガシラコウモリ、オオゲジ、カマドウマ、クモ類、ウナギ、テナガエビなどさまざまな生き物も生息しています。探検中に、小さなコウモリが目の前を飛び去ったりすることもあるそうです。
こうもり発見

写真提供:松田区事務所

たった230mの距離ですが、洞窟の中でハシゴを登ったり降りたり、しゃがんだり、這ったりしながら進み、出口の「クシ墓」へたどり着くころには一時間以上たっていましたが、スリルがあって、あっという間の時間でした。出口の階段を上ると、地上へ生還です。出口の階段
松田鍾乳洞は、松田鍾乳洞たんけんの出発地点のウーヌメー洞から、さらに東へ伸びて、水道が普及するまで集落の大切な水場となっていた「メーガー遺跡」へ続いています。戦時中には防空壕として使用され、地域の住民を始め、村外から逃げてきた人達を守り、そして現在、宜野座の新しい観光資源として地区の魅力を発信し始めています。

そぞろ歩きも楽しい、松田の集落

史跡めぐり
体験交流センターでは、松田鍾乳洞たんけん以外にも、年齢制限の無い、約1時間の「鍾乳洞メーガー洞と周辺史跡めぐり」を行っています。史跡めぐりでは、ボードウォークが設置されたメーガー洞で鍾乳洞の内部を楽々見学することもできます。まるでジャングル
集落内には、バナナやパパイヤがたわわに実をつけ、ゴーギャンや一村を虜にしたような熱帯の風景が広がります。途中で放し飼いのヤギに出合ったり、民家の前のプランターには、パイナップルが実をつけていたりと、小さな驚きの連続です。ヤギ発見 パイナップルの木
体験交流センターでは、松田地区の見所や飲食店、イベントなどを紹介した無料パンフレットの配布も行っています。この素朴な集落の真下にコウモリが飛び交う、あの地底の世界が広がっているとは、なんとも不思議な気分です。

スマートポイント

  • 集落を東へ進むと、芝生の広場が気持ちいい、ヒーピー浜へたどり着きます。浜の南側は、不思議な地層や岩が続く美しい海岸です。
  • 幼少期に鍾乳洞を遊び場にしていた、60代のガイドさんからはいろいろなエピソードや体験談が聞けるかも。
  • 大雨や台風の前後は川の水が増水するため、プログラムがキャンセルになる場合もありますが、交流センターで「ぎのざ公園&散策マップ」をもらって、宜野座探検を楽しみましょう。

おすすめポイント

宜野座観光協会が発行する、無料冊子「宜野座手帳」は村内にある、飲食店、ショップ、スポット、宿泊施設を割引・サービスクーポン券付で紹介しているおすすめの一冊です。

Misa Alta

沖縄には、ここにしかない興味深いモノや場所がたくさんあります。多くの人に沖縄の持ついろいろな顔を知ってもらえたらいいなと思います。

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