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観光観光

2020.02.03

エメラルドグリーンの海で
熱戦!奥武島ハーリー

writer : 岡田竜平

南城市の奥武島
天ぷらをはじめ、マグロやもずくといった海産物で有名な南城市の奥武島。この周囲約1.7kmの小さな島が、旧暦5月4日になると、海神祭とハーリー競漕で島内外からの参加者や観光客で大いに賑わいます。奥武島ハーリーは、島の年中行事の中で最大のイベントです。

東西対抗の本バーリー

ハーリー競漕
ユッカヌヒーと呼ばれるこの日、沖縄本島の特に南部各地でハーリー競漕が開かれますが、奥武島海神祭もそのひとつ。豊かな海への感謝と、漁師の航海安全と大漁を祈願して毎年行われます。早朝から島の観音堂とミシラギで祭祀を執り行い、ハーリー競漕の幕が開きます。
まずは本バーリーと呼ばれる、東(アガリ)と西(イリ)に別れた区民対抗のハーリー競漕が行われます。御願バーリーに始まり、全7本で勝負を競います。
漕ぎ手が飛び込んでスタートする流れ船
見所は、本島側から島に架かる奥武橋から漕ぎ手が飛び込んでスタートする流れ船。そして、レース中に一度船を転覆させて再度乗り込みゴールを目指すクンケーラーシーなどがあります。
祭祀

国際色豊かな職域ハーリー

本バーリーが終わると、今度は島外からも参加できる職域ハーリーが始まります。
職域ハーリーの開催
奥武島がある南城市の市職員チームはもちろん、県内の強豪チームなど毎年60チームほどが参加しますが、外国人チームの参加もあり、国際色豊かなレースが展開されました。男女別で行われるので、女性チーム同士の熱い戦いもまた奥武島ハーリーを華やかにしてくれます。
職域ハーリー
実際漕ぎ手として参加しなくても、観戦だけでももちろん楽しめますし、漁港周辺には屋台も並びます。子ども逹は、ビーチで遊んだりと家族で楽しめるイベントです。
屋台

生ライブも楽しめる合同懇親会

ハーリー終了後には、同会場で観光客も含め誰でも無料で参加できる合同懇親会が開かれます。
民謡ショー
2016年には、参加者に泡盛が振舞われていました。この年には、民謡ショーも催され、沖縄民謡歌手の桃原純次さんや堀内加奈子さんたちによる民謡ライブと舞踊ショーが会場を盛り上げました。懇親会自体には参加しなくても、この民謡ショーだけ観覧することもできます。
カチャーシー
その他にもカラオケ大会などが行われ、最後には生演奏による全員でのカチャーシーで懇親会は幕を閉じました。
全員でのカチャーシー
ちなみに2017年の奥武島海神祭は、5月29日月曜日に開催予定です。平日ですが、すでにマスコミなどからの問い合わせがあり、注目が集まっています。

新鮮海の幸をその場で

奥武島といえば海の幸。新鮮な海産物が手に入ります。
奥武島いまいゆ市場
海神祭の日でも、漁港前の奥武島体験交流施設「奥武島いまいゆ市場」は営業しています。奥武島漁港では、近海マグロが水揚げされますので、とれたてのマグロの刺し身が食べられます。マグロなどイマイユ(新鮮な魚)の刺し身が盛られた海鮮丼も、このいまいゆ市場で味わえます。その他にも、奥武島の空を泳ぐ干しイカ「トビイカ」は、日本干しイカ百選の一つでもある島の名物です。懇親会に参加するのであれば、こちらで食べ物を購入すると良いでしょう。
市場内
また、奥武島はもずくの産地でもありますので、保存が可能な塩もずくだとお土産に持って帰ることもできます。

※こちらは、公開日が2016年10月1日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

スマートポイント

  • 同日に行われる近隣の糸満ハーレーや港川ハーレーなどと組み合わせて見ることも可能。
  • 沖縄は、ちょうど梅雨時期なので雨具は必須。
  • 有名な天ぷら店は、この日を休みにしていることもあるので必要な場合は事前にチェックを。

ライターのおすすめ

奥武島ハーリーは、他地域の大規模なハーリーイベントとは異なり、小さいながらその南部の絶景の元で行われるとてもフォトジェニックな祭りです。美味しい海産物も味わえて、五感で奥武島の自然を満喫できます。

岡田竜平

映像制作、翻訳業をしながら沖縄各地を探索中。フォトグラファーとしても活動。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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