「食堂」という名前はついていますが、ご飯を食べる場所じゃありません! 風待(かぜまち)食堂は、増毛(ましけ)町の観光案内所。昭和の雰囲気が漂う木造の建物は、風情たっぷりで、増毛が歴史の深い町だということを外観からも教えてくれます。
昭和の風情漂う建物
高倉健さんの主演映画でロケが行われた場所にもなっていて、観光案内所でありながら、観光スポットの一つにもなっています。増毛を訪ねるなら、まずこの場所へGO!
ロケ写真

歴史を感じさせる佇まい。まずは外観にほっこり

増毛町は、旭川から西へおよそ90㎞離れた、日本海側にある港町。かつてニシン漁で栄えた町で、歴史的建造物がたくさん残されていることもあって、北海道では有名な観光地でもあります。町の玄関口であるJR増毛駅(路線は2016年12月に廃線)の目の前にあるのが、観光案内所・風待食堂です。
風待食堂外観
下見板張りの工法で造られた木造の建物は、時代を感じさせる落ち着いた佇まい。木造平屋の風情ある駅や、周りの歴史的建造物が並んでいることもあって、まるで昭和の時代に迷い込んだような気分にさせられます。
ロケ後も残る看板
もともとは、1913(大正2)年創業の雑貨屋でしたが、1981(昭和56)年に公開された映画のロケ場所として使われ、看板など撮影したそのままの姿を残して、観光案内所として生まれ変わりました。観光情報をゲットするためにも、まずはここから町の観光をスタートしませんか?

健さん映画のロケで使用。映画の写真がいっぱいです!

風待食堂を使って撮影した映画とは、名優・高倉健さん主演の「駅 STATION」。降旗康男が監督し、脚本は北海道にゆかりのある倉本聰さんが脚本を担当したことでも知られていますね。健さん扮する警察官が、ある事件の容疑者を追って故郷の増毛に戻ってきたことから繰り広げられる人間ドラマで、増毛町を一躍有名にした作品です。この建物は、容疑者の妹が働く食堂として劇中で何度も登場しました。
スチール写真
なかに入ると、映画のワンシーンを切り取ったスチール写真がたくさん! 壁に飾りきれずに、ベンチに積み上げられるほどの数にびっくりです。
2017年4月のリニューアルオープンでは、案内所内に物語の重要な舞台となった居酒屋「桐子」のカウンターを再現。衣装やかつらも用意されているので、登場人物になりきって映画の世界にどっぷり浸れちゃいますよ。
映画に関する展示物
ほかにも、この映画のロケで使われた町内のスポット情報や新聞の関連記事などがびっしり掲示してありますよ。訪れる前に、映画を観ておくと、楽しさが倍増しそうですね。ほかにも、増毛がロケ地になった作品情報も。この町がいかに風情ある場所なのかを伝えてくれます。

旅の思い出に証明書を。鉄道ファン垂涎の硬券も販売。

風待食堂の売店では、増毛町来町証明書というユニークな証明書を発行してくれます(100円)。増毛町は、JR留萌―増毛線の終着駅として、鉄道ファンには知られる存在。証明書には、増毛の駅に電車が到着した様子の写真が使われているので、鉄道好きにとっては、ここでしかゲットできないお宝です!
増毛町来町証明書や切符
旅の思い出として大切に保管するのもいいですが、ポストカードにもなっているので、増毛に来たことを大切な人に伝えるツールにしてもいいですね。さらに、鉄道好きにはたまらないサービスも。JRの前身・国鉄時代に使われていた硬券と呼ばれる切符を販売してくれるのです(170円)。ほかにも、増毛駅来駅記念の入場券(170円)も販売してくれるので、ここと合わせて増毛駅にもぜひ立ち寄りたいですね。
増毛駅

昭和レトロな小物にほっこり癒される

もちろん町の観光情報も入手できます。テーブルには、グルメ情報や名所の情報、案内地図などが各種そろっているので、腰を下ろしてゆっくり旅の計画を練るのもOKです。
昭和レトロな小物
ダイヤル式の公衆電話
建物のなかは、ダイヤル式の公衆電話や昔懐かしい形のラジオなど昭和レトロなものが目白押し。映画の世界に迷い込んだような気分になってしまいますよ。
「マーシーくん」グッズ
増毛のゆるキャラであるカモメの「マーシーくん」グッズもいろいろあります。ストラップや缶バッヂ、ボールペンなど、増毛町でしか手に入れられない商品ばかりので、おみやげにもいいですね。

スマートポイント

無料のレンタサイクルあり。多少坂道のきつい場所はありますが、自転車を使うと、ぐんと行動範囲が広がって、町中を巡るだけではわからない、美しい景色にも出合えますよ。

留萌―増毛間を走る沿岸バスのキャラクター「萌えっ子」の缶バッヂも販売。萌えキャラ好きにはたまらないグッズです。

各飲食店のメニューまで置いてあるので、料理の内容や価格、量などをチェックしてじっくり比較できます。

ライターアイコン

ライターのオススメ

風待食堂の建物と並ぶ旧富田屋旅館の建物もレトロで趣きたっぷりです。この古い旅館も「駅 STATION」のロケで使用されています。二つの建物を一緒に撮ると、昭和な香りがする写真になりますよ。

Writer : 金子 美里

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フリーランスライター。地元情報誌の編集として勤めたのち独立。現在は観光情報誌や旅行雑誌などに執筆。

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