増毛(ましけ)町は、道北の日本海側にある歴史ある町。海沿いにある陣屋第二台場は、町の絶景ポイントの一つです。日本海沿岸らしい、起伏のある地形と海の景色が楽しめます。とくに海に夕陽が沈む時間帯は絶景! 江戸時代末期この場所には、秋田藩が北方警備のために砲台を設置していました。海を眺めつつ、いにしえの武士に思いを馳せてみるのもいいですね。清々しい海の景色に癒されに行こう!
海沿いにある陣屋第二台場

雄冬岬を望む美しい海岸線にうっとり

札幌から約100㎞北に位置する歴史ある港町、増毛。町内のさまざまなところで、日本海の美しい景色を目にできますが、なかでも絶景スポットとして知られているのが、この陣屋第二台場です。
歴史ある港町
小樽から稚内まで、日本海側の港町を繋ぐ通称オロロンライン(国道231号線)沿いにぽつんと立つ赤い屋根の建物が目印です。ここは、海の景色をパノラマで楽しめる場所。
雄冬(おふゆ)岬
南の方へ目を向けると、海にせりだす緑に包まれた雄冬(おふゆ)岬が望めます。起伏のある海岸線は、美しいだけでなく、北の海の厳しさも感じさせてくれますね。
夕陽に染まる海
とくに綺麗なのは日の沈む時間帯の風景です。条件が整えば、夕陽の色に海が染まって、心を奪われるほど感動的。雲の多い日は空が鮮やかな茜色に。刻々と変化する夕景の表情は時間を忘れるほどの美しさです。やさしい波の音と海を見渡す展望で、日々の心のコリもゆるゆるほどけていきますよ。

眺望を楽しみつつ、元陣屋の砲台跡で歴史にふれよう

「台場」とは、海に向けて砲台を設置している場所のこと。ここには、江戸時代末期、北方警備のための大砲が設けられていました。当時は、ロシアなど外国からの脅威が強まっていたので、増毛に元陣屋を置いて、北の列強から国を守っていたのです。
レプリカの砲台
いまは砲台(レプリカ)が置かれ、その歴史を伝えています。史跡がある場所から眺める海の景色は、なんだか味わいがありますね。
ニシン街道の碑
陣屋第二台場には、ニシン街道の碑も立っていて、町のもう一つの歴史を教えてくれます。大正中期から昭和20年代まで日本一のニシン漁獲高を誇っていた増毛町。最盛期には、毎年春には、ニシンの精子で海面が真っ白になる群来(くき)という現象が風物詩になっていました。かつては、ここからも群来が見えていたのでしょうね。雄大な風景を目の前に、町の歩みを感じてみるのも素敵ですよ。

食事処「陣屋」で海を眺めてのんびりひと休み

砲台のそばにある、食事処「陣屋」は海の景色を楽しみながら、ゆっくり食事が味わえる場所。木造のレトロな建物も雰囲気があります。オープンキッチンになっている1階だけでなく、らせん階段を上った2階にも小上がりの客席が。
食事処「陣屋」
景色が美しい窓際の席
2階から見下ろす海は、さらに広く大きく感じますよ。ラーメンや季節限定の海鮮を使った料理などがそろうメニューのなかでも、人気なのは、甘えび天そば/うどん(1,000円)。
甘えび天そば/うどん
地元の漁師から直接仕入れた前浜の甘えびの天ぷらが、丼いっぱい30尾ほど載っていて、増毛ならではの贅沢な味わいです。注文を受けてから殻をむいて揚げてくれるので、アツアツが食べられるのもうれしいですね。店の外には、ベンチがあって、天気のいい日は、潮風を感じながら料理と景色を満喫することもできますよ。

夏はキャンプ、秋は鮭の遡上、温泉も楽しめちゃう

景色を眺めるだけじゃ物足りない! もっと海を近くで満喫したい! という人には海岸にキャンプができるスペースもあります。夏場は近隣市町村の住民を中心に多くの人が、テントを立てて海水浴やキャンプを楽しんでいます。
暑寒別(しょかんべつ)川
また、陣屋第二台場の近くを流れる暑寒別(しょかんべつ)川では、秋になると鮭の遡上が見られます。鮭たちが背びれを揺らして、精一杯川の流れに逆らって泳ぐ姿は、力強くて健気で、思わず「頑張って!」と応援したくなっちゃいますよ。
日帰り入浴もできる準天然温泉施設
周囲には寿司処ほか飲食店も並んでいて、海の景色で目を満足させた後は、おいしい食事でお腹も満たせます。台場と道路を挟んだ向かい側には、日帰り入浴もできる準天然温泉の施設もありますよ。
勇壮な雄冬岬の姿
勇壮な雄冬岬の姿や、美しい日本海の景色にうっとりできるだけじゃなく、町の歴史にふれられて、周囲の施設も充実。自分らしい楽しみ方で陣屋第二台場を満喫しよう!

スマートポイント

夕景も素敵ですが、暗くなると、北の方に増毛や留萌の市街地のあかりが見えてロマンチック。カップルで立ち寄るとムードありです。

市街地にある増毛元陣屋では、台場を守っていた秋田藩の武士たちの歴史を学べます。合わせて立ち寄ると、より知識を深められます。

道路向かいにあるオーベルジュましけは、増毛出身の名シェフ・三國清三さんが監修した宿泊施設付きのレストラン。地元食材を使った上質な料理と日帰りでトロン温泉が楽しめます。

ライターアイコン

ライターのオススメ

歩いて5分ほどのところにコンビニがあるので、飲み物やおつまみを片手にゆっくり風景を楽しめます。夏でも夕方になると肌寒くなることも多いので、夕景を満喫したいという人は一枚羽織るものを忘れずに!

Writer : 金子 美里

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フリーランスライター。地元情報誌の編集として勤めたのち独立。現在は観光情報誌や旅行雑誌などに執筆。

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