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観光観光

2017.01.06

世界遺産知床随一!夕陽の名所
夕陽台で温泉、キャンプも満喫

writer : ナカヤマヨシコ

原始の自然が残されている、オホーツク海に突き出した世界自然遺産・知床半島。夕陽台は知床の中核地である斜里(しゃり)町ウトロの市街地から、観光ホテル街方面へ徒歩約15分の小高い丘の上にあります。その名のとおり知床一の夕陽ビュースポットとして「知床八景」の一つに数えられています。
世界自然遺産・知床半島「夕陽台」サンセット風景
ウトロ港やオロンコ岩を手前に、オホーツク海に沈む夕陽、行き交う船が見られるロマンチックな光景は四季を通じて表情が変わります。冬は流氷で真っ白に埋まる海面が夕陽でオレンジ色に染まる様子は知床ならではの絶景です。
流氷で真っ白に埋まる海面

癒しの森林を抜けると絶景が眼前に!

夕陽台は、観光ホテル街そばの知床森林スポーツ林「知床国設野営場(キャンプ場)」の一角に位置します。天然の樹木に囲まれた、癒しの小道を歩いていきましょう。奥に「知床八景」の看板が見えてきます。車で行く方は、近くの温泉施設「夕陽台の湯」向かい側の駐車場が利用できます。
天然の樹木に囲まれた癒しの小道
展望台では、心身の疲れが一気に吹き飛んでしまうような光景が待っています! ウトロ港を見下ろす絶好の場所にあり、日没後も海と空のグラデーションが溶け合うマジックアワー。魔法にかけられたような時間を、心ゆくまで味わいましょう。
日没後の海と空のグラデーション

早目のスタンバイで撮影ポジションをゲット!エゾシカ観察も

日本の東端部にある知床は、日没時間が少し早めです。事前に日没時間を調べて夕陽台に足を運びましょう。ちなみにオロンコ岩と三角岩の、ちょうど真ん中に夕陽が沈む時期は、8月半ばの午後6時半ごろ。絵はがきのようにバッチリ構図の決まった光景をゲットして、写真撮影を楽しんでみては。
オロンコ岩と三角岩の真ん中に沈む夕陽
10人ほどでギュウギュウになる夕陽台の展望台
ひょっこり姿を現すエゾシカ

提供写真:知床斜里町観光協会

夕陽台の展望台は10人ほどでギュウギュウになるほどのスペースです。ベストポジションで夕陽を見たいのならば、早目に足を運び、スタンバイしましょう。エゾシカがひょっこり姿を現すことも。野生動物たちの楽園である知床です。彼らにストレスを与えないよう「近付きすぎない」「餌を与えない」ことを守りつつ観察しましょう。

深くて優しい森林に囲まれた野営場で樹木を学び、楽しむ

夕陽台のそばに広がる国設知床野営場には、全国からキャンパーたちが集います。静かで素朴な、昔ながらのキャンプ場という雰囲気が魅力です。トドマツやエゾマツ、ミズナラなど針広混交林のなかのある散策路を歩いていると、点々と解説看板が設置されているのが目に入ります。爽やかな空気を吸いながら、樹木について学んでみるのも楽しいですよ。
夕陽台のそばに広がる国設知床野営場
野営場内キャビン
野営場内には4人用キャビンが5棟、2人用が2棟、テント用のフリーサイト、炊事棟とバイオトイレがあります。市街地から離れ、海の音を聞きながら天然林の中で過ごす一夜は最高です。6月上旬から9月末まで営業しています。
知床森林生態系保全センター
野営場に併設する、知床森林生態系保全センター。知床森林スポーツ林を管理し、センター内には森林生態系の紹介展示コーナーや、木製のボールがいっぱいの「木のプール」などを備える木育ひろばがあります。入り口には職員の方が手づくりした力作、知床の動物がいっぱいの「顔はめパネル」も。記念撮影に立ち寄ってみては。

地元住民も愛する野趣あふれる「夕陽台の湯」で心身癒そう

アーチのように囲んでいる木々
夕陽台と野営場から徒歩5分ほど歩くと、にある町営の日帰り温泉施設「夕陽台の湯」。看板を目印にして進むとロッジ風の建物が見えてきます。木々がアーチのように囲んでお出迎え! 野趣あふれる環境ながら、清潔感あり居心地の良い館内で、のんびりゆったり。野営場のキャンパーから地元住民までリピーターが多いのも納得です。営業時間は午後2時から午後8時、6月から10月まで営業、料金は500円。
町営の日帰り温泉施設「夕陽台の湯」
泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉。湯量が豊富で、アウトドアで遊んだ疲れも癒されます。露天風呂からは、そよぐ木々の間からオホーツク海が垣間見え、心身ともに自然にゆだねる解放感がたまりません。
温泉内風呂
温泉露天風呂
海に面した知床半島で夕陽の名所は数あれど、標高約50mから見下ろす眺望の素晴らしさは夕陽台が髄一。その日の気候により、一日として同じ風景は見られません。四季ごとに通い、知床の夕陽を味わい尽くしましょう。

スマートポイント

  • 近くには観光ホテル街が広がっています。ホテルに宿泊する人も日没1時間前から知床森林スポーツ林の散策を楽しみ、15分前に夕陽台でスタンバイすれば良い一日の締めくくりになるでしょう。
  • 森林のなかにあるので夏は防虫対策をしっかりしましょう。冬は積雪のため長靴がベストです。
  • 夕陽台の湯にはコインランドリーがあり、温泉とともにキャンパーに重宝されています。緑あふれる風景が見渡せる休憩室も、アウトドア疲れした体を癒すには最高です。

ライターのおすすめ

夏の夕陽も素晴らしいですが、冬、夕陽台の周囲をスノーシューで散策しながらの景色も幻想的で最高です。天然記念物のオオワシやオジロワシといった鳥も身近にいるので見逃さないようチェックを。

ナカヤマヨシコ

北海道知床生まれ知床育ち。森歩きと街歩きを愛し、厳しくも美しい北海道の自然に寄り添いながら、生の情報をお届けしていきたいです。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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