感動と迫力の流氷クルーズ！
網走流氷観光砕氷船おーろら

乗船場は網走市の道の駅「流氷街道網走」

「網走流氷観光砕氷船おーろら」が運航しているのは、北海道道東オホーツクの玄関口、女満別空港から車で約30分ほどに位置するオホーツク海沿岸の網走市。乗船場は、市内の網走川河口付近に位置する道の駅「流氷街道網走」にあります。

道の駅はおーろら乗り場を中心に、観光案内所をはじめ、網走の特産物や土産物等のショップ、２階には見晴らしの良いレストランなどもあり、乗船前後に楽しむ観光客で賑わっています。

おーろらは、赤と青のデザインの「おーろら」と、赤と緑のデザインの「おーろら２」の２隻で運航していて、頑丈な砕氷船らしい幅の広い重量感あふれる姿。船首は氷に乗りかかりやすい丸みを帯びた形をしています。期待に胸をふくらませながら、いよいよ乗船です。

デッキにまであふれかえる満員の乗客を乗せたおーろらは、凄みのあるエンジン音を響かせながら出航。河口にある帽子岩という名のかわいい岩を見ながら、網走港から流氷の海へと航海が始まります！

暖かく過ごせる大型船ならではの快適な船内

「おーろら」は、最大定員450名の３階建ての大型船。揺れも少なく、船内客室は側壁をはじめ二重構造の大きな窓なども十分な防寒仕様なので、暖かで快適に過ごせます。１階客室、２階客室の後部は自由席で、観光船らしくどの座席も左右の窓の方を向いていて流氷を眺められます。

２階前方は流氷を眼前に見渡せる特別客室。前方と左右に広がるパノラマビューを楽しめる特等席です。400円の別料金が必要ですが、ゆったりとしたシートにのんびり座って流氷鑑賞できますよ！

船内にはコーヒーショップや売店もあり、温かいコーヒーなどの飲み物をはじめ、網走和牛の肉まん、人気の網走の地ビール「流氷ドラフト」などもあります。おーろら限定オリジナルグッズなどもあるので、お土産に、そして旅の記念にいかが？

クルージング時間は約１時間。網走港から外海へ出るとそこはもう流氷広がる北海道オホーツク海の絶景！　信じられないほど白く美しい流氷の海に息を飲むほどです！

流氷砕氷の大迫力を体感！そして感動の展望デッキへ

分厚い流氷帯に入ると「ガーン！ドカーン！」と砕氷のすごい音と振動で、船内のあちこちから歓声が上がります！　防寒着をしっかり着込んでデッキに出て、流氷砕氷の様子を体感してみましょう。

１階のサイドデッキから見ると、船とぶつかって割れて浮き上がったり、ひっくり返る流氷に手が届きそう・・・その音と衝撃の迫力は圧巻！　上からは平らに見える流氷も実はすごく分厚い氷の塊なんですね！

２階のデッキ前方からは流氷を割りながら進む船の先端が一望でき、流氷の海をぐんぐん突き進んでいることを実感できます！

そして３階の展望デッキに出れば、一気に視界が広がり、見渡す限りの流氷の彼方に知床連山まで望む大展望に感動！　流氷の海を進むもう１隻のおーろらの勇姿も望め、多くの乗客で大にぎわい！

体感気温はかなり低いのですが、好天に恵まれれば、太陽の光に暖かささえ感じます。白い水平線を見渡しながら、はるばるやってきた流氷の海の真っ只中にいる感動で、不思議と寒さも忘れてしまうのかもしれませんね。

天然記念物のオオワシやアザラシにも会えるかも？！

流氷とともにやってくる野生動物たちに会えるのも大きな楽しみ。展望デッキなどからよく観察していると、流氷の上に留まってる大型の鳥がときどき見えます。天然記念物のオオワシやオジロワシです！

海岸からはなかなか見つけられないオオワシやオジロワシも、砕氷船からだと比較的容易に見つけられるのです。近づくと船内アナウンスでも教えますよ。羽を広げると２メートル以上もあるオオワシの飛翔姿は圧巻！　運が良ければかわいいアザラシにも会えるかも。

おーろらの運航期間は１月下旬から４月上旬まで。なかでも流氷が接岸する２月がベストシーズン。流氷が接岸していないときでも、流氷砕氷船なら沖合の流氷帯まで入っていけるので、かなりの確率で360度流氷の世界を楽しむことができるのです。

さぁ、「網走流氷観光砕氷船おーろら」に乗って、夢のような感動の流氷クルーズ体験を思う存分楽しんでください！　一度味わえばやみつきになるかも？！

※こちらは、公開日が2017年4月4日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。