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観光観光

あのシーンがここで生まれた
函館ロケ地めぐり

writer : 新目 七恵

2017.04.25

山あり、海あり、坂もあり。道内でも有数の観光地・函館は、映画のロケ地としても大人気です。1937(昭和12)年の「若い人」から数えて、これまでに撮影された数は、なんと70以上!
映画のパンフレット
ロケ地めぐりの楽しさは、好きな作品なら感激はひとしお。たとえ観ていなくても、帰ってから観れば、旅の思い出が蘇ります。定番の名所から、意外な穴場まで。あちこちロケ地を歩いて、函館通&シネマ通になっちゃいましょう!

人気スポットは名ロケ地! 函館山に八幡坂、ベイエリアも

函館ロケ地の定番といえば、まずは函館山。夜景の魅力を全国に知らしめた「ギターを持った渡り鳥」や、七飯(ななえ)町からの〝裏眺望〟が出る「居酒屋兆治」など、多くの作品に登場します。変化に富む稜線、美しい眺め。表情豊かな街のシンボルは、物語をドラマチックに盛り上げます。
函館
函館駅から山へ向かうなら、ベイエリアが近道。海沿いの道を進むと正面のカフェ・カリフォルニアベイビーは、「いつかギラギラする日」の重要な舞台に。
カフェ
劇中ではライブハウスだったこの店。クライマックスで爆破(!)されますが、カフェはもちろん健在。ショーケンこと萩原健一のキレッキレの演技を思い出しながら味わう名物・シスコライスの味は格別かも。
店内
山のふもと、八幡坂も外せない名所。「Little DJ 小さな恋の物語」「つむじ風食堂の夜」…。見事な絶景は、多くの観客の心を鷲掴みに。実際に立つと、名画の中にいる錯覚に陥ります。カメラをお忘れなく!
八幡坂

ここも舞台に? 意外な函館ロケ地3選

あの綾野剛&菅田将暉が来た!と評判なのは、「そこのみにて光輝く」に使われた津軽屋食堂。函館駅から徒歩5分、大門横丁並びにある老舗食堂です。ショーケースからおかずを選ぶ昔ながらのスタイルに、ほっと一息つけます。
津軽屋食堂

(C)2014 佐藤泰志/「そこのみにて光輝く」製作委員会

津軽屋食堂入口
佐藤健・宮﨑あおい主演「世界から猫が消えたなら」に、映画館として登場したのは「はこだて工芸舎」。実は、地元の工芸品などを展示・販売するギャラリー。旅の記念に、お気に入りを探すのも楽しいひとときです。
工芸品
はこだて工芸舎
工芸舎前の十字街電停から谷地頭方面への市電に乗り、二つ目の青柳町電停に降りれば、市民憩いの場・函館公園がすぐ。オダギリジョー主演「オーバー・フェンス」のロケ地となり、脚光を集めました。蒼井優が働いた遊園地や動物園は、劇中のレトロな雰囲気そのまま。天気のいい日は、展望台へ。津軽海峡の向こう、下北半島まで見えますよ。
函館公園

迷ったら行こう! 地元名物の人に会えるおすすめスポット

〝函館ロケのことならお任せ!〟という名ガイド・太田誠一さんに会いたいならカフェやまじょうへ。「キッチン」「海猫」「わたし出すわ」など、函館ロケ作品も多く手掛けた名匠・森田芳光監督と懇意な間柄で、ロケコーディネーターとして長年協力。自慢のコーヒーを味わいながら、ここでしか聞けない思い出や撮影秘話に耳を傾けましょう。
お洒落な店内
店は函館山のふもと、大三坂そば。申し込めば、函館ロケ地ガイドツアーもOK。軽妙な函館弁の太田さんと歩けば、街歩きの楽しさは倍増します。
カフェやまじょう
函館出身の作家・佐藤泰志の小説を映画化した「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」「オーバー・フェンス」の企画プロデューサー・菅原和博さんは、ミニシアター・シネマアイリスの館長です。
ミニシアター・シネマアイリス
市電「五稜郭」電停から徒歩3分。電停そばのドーナツ店横の細道を進み、二つ目を右へ。マンションの1階、看板が目印です。旅先でシアター鑑賞…なんていうのも、旅の素敵な思い出です。

冬こそ函館旅を。函館港イルミナシオン映画祭へ

雪道を歩くのは大変そう…という方に、嬉しいニュース! 函館には、1995年から毎冬続く市民イベント・函館港イルミナシオン映画祭があります。凄いのは、函館山山頂のホールや赤レンガ倉庫など、観光名所を会場にしてしまう点。
イベント
上映会と一緒に、夜景やベイエリア散策を楽しむのが函館流。さらに、実行委員会は〝新しい函館発の映画を発信しよう〟と、全国から脚本を公募&表彰。宮﨑あおい・大泉洋出演「パコダテ人」をはじめ、10本以上の作品を世に送り出してきました。2015年には、映画祭20周年を記念してオール函館ロケ「函館珈琲」を企画。2016年9月には全国で公開されました。
パコダテ人

(C)2016HAKODATE Project

参加してもよし、DVDや劇場でゆかりの作品をチェックしてもよし。冬しか出合えない、シネマの街・函館の魅力を体感しちゃいましょう。

スマートポイント

  • はこだてフィルムコミッションは、各種ロケ地マップを作成。函館市役所観光部(函館市東雲町4-13、0138-21-3326)で無料配布しますが、無くなり次第終了なので気になる作品は問い合わせを。
  • 移動は断然、函館市電がお勧め! 「キッチン」「わたし出すわ」「海炭市叙景」など、多くの作品に登場します。「市電1日乗車券」(大人600円、小児300円)でお得にのんびりロケ地をめぐりましょう。
  • 函館のロケ地付近には、出演者のサイン入り消火栓が出現することが! 公開期間中限定なので、最新作がある時に探してみましょう。

ライターのおすすめ

函館ロケ「海炭市叙景」を手伝ってわかったこと。一瞬のシーンにどれだけの人&手間が掛けられているか! ロケ地を訪れたら、積極的に地元の方に質問を。少しでも関わっていれば、面白い話題がきっとあるはずです。

新目 七恵

1982年、北海道生まれ。十勝、函館の地方新聞記者を経て、2011年から札幌でフリーライターとして活動。

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