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観光観光

札幌観光でまず行きたい!
重要文化財の北海道庁旧本庁舎

writer : 新目 七恵

2016.01.31

いまから150年以上前、「蝦夷地」と呼ばれたこの土地は、原始林がうっそうと生い茂る、荒々しい場所でした。「開拓使」が設置されたのは、1869(明治2)年のこと。以来、札幌を中心に開拓&近代化が進み、現在へと至ります。
明治から昭和まで、その歩みを支える政治拠点となったのが、北海道庁旧本庁舎です。
赤れんが庁舎
「赤れんが庁舎」という呼び名の通り、約250万個の赤れんがが織り成す壮麗な外観をはじめ、格調高い内観や細部の装飾美など、見どころはいっぱい。観光や歴史に関する資料室、売店も充実!
札幌駅から徒歩7分とアクセスも良く、旅の始まりにもってこいの見学スポットです。

見て、歩いて、感じる。札幌ならではの、タイムトラベルへ。

時代を超える赤れんが庁舎の美しさ

八角塔やマンサード屋根、南北に張り出したベイ・ウインドウ…。北海道庁旧本庁舎は、青空によく映えます。
建物
実はこの眺め、創建された1869(明治2)年と、ほぼ変わらないんですよ。
と言うのも、1909(明治42)年、赤れんが庁舎は屋根や内部を全焼する火災に見舞われましたが、
れんが壁だけは耐えたのです。1968(昭和43)年には創建時の姿に復元され、翌年、国の重要文化財になりました。

3年計画の建築予算は、当時の外務省予算の約4倍!鹿鳴館より多い19万5千円で、まさに破格の費用が投じられました。アメリカ風ネオ・バロック様式という当時最新の美意識を取り入れたデザインは、いまも新鮮!
美意識を取り入れた建物
洒脱な佇まいが明治から変わらぬものと知れば、感慨もひとしおです。
往時はもちろん、周囲にビルなどありません。木造の平屋建てが建ち並んでいた風景を思えば、開拓民の人々が、どんな思いでこの建物を見上げたか…想像するのも面白いですね。

細部に宿る、フロンティア・スピリットを感じて

北海道庁旧本庁舎の内観にも、時代をけん引した〝誇り〟が感じられます。
玄関ホールでは、三連アーチと正面階段がお出迎え。
階段
好天の午後なら、窓から陽ざしが差し込み、格調高くホールを照らします。
2階の記念室は、とりわけ訪れてほしい場所。歴代の長官や知事が執務した部屋だけあって、特別なしつらいが施されています。
建物の中
たとえば奥の窓は、いまも昔も地元・北海道でも珍しい構造の二重窓。窓下の腰板は貴重なヤチダモの一枚板で作られ、「玉杢(たまもく)」という珍しい木目が浮き出ています。
玉杢
階段の親柱や天井、照明など、見事な職人の技と美意識に宿るのは、「新しい時代を作る」というフロンティア・スピリット。
そのシンボルが、「五稜星」です。これは、北極星に由来する、開拓使の印に使われたマーク。時計台やサッポロビール博物館など、開拓使ゆかりの建物に刻まれています。もちろんこの建物のあちこちでも輝いているので、探してみてください。
正面

歴史や文化に触れるなら、無料の資料コーナーへ

館内を見学して、歴史や文化に興味が沸いたなら、2階の「北海道博物館 赤れんがサテライト」へどうぞ。
赤れんがサテライト
ここは、2015年7月にリニューアルオープンしたコーナー。

函館で発見された国宝「中空土偶」(レプリカ)や稚内のニシン釜などが展示されています。
中空土偶
道内の博物館施設のパンフレットもあるので、情報収集にも便利です。また、1階の「文書館展示室」では、幕末の探検家・松浦武四郎による「東西蝦夷山川地理取調図」(複製)をはじめ、さまざまな文献資料を見学できます。
どこも入場無料で、自由に歩き回れるのも嬉しい点。時間に余裕があれば、2階の観光情報コーナーに常駐するボランティアガイドに案内をお願いするのもオススメです。

記念品からワインまで。売店グッズも充実!

旅の楽しみは、ショッピングにもあり。1階の売店コーナーでは、ここでしか手に入らない記念グッズから定番の土産品まで、幅広く販売しています。
なかでも人気なのが、こちら。
赤れんが限定ワイン
「赤れんが限定ワイン」(1本税抜1,000円)です。仁木・余市産のブドウを使った赤(セイベル、辛口)・白(ナイアガラ、やや甘口)の2種類。360ミリリットル瓶なので、持ち運びしやすいのもポイントです。
ほかにも、ペン立てやマグネット、ミニタオル絵葉書やオリジナルTシャツ、ガイド本…など、赤れんが庁舎をモチーフにした商品がいろいろ。
庁舎をモチーフにした商品
明治、大正、昭和と、3つの時代を乗り越え、いまも札幌の街の移り変わりを見守る赤れんが庁舎。
その足跡に触れた思い出と一緒に、ゆかりの商品をぜひ持ち帰ってください。

スマートポイント

  • 建物正面がきれいに収まる東門そばの記念写真スポットは、逆光にならない午前の撮影をオススメします。
  • ボランティアガイドは午前9時~午後5時まで、当日申し込みOK。大通公園まで街歩きを案内してくれるコースもあります。
  • 館内に掲げられた絵画は、地元ゆかりの画家が描いたもの。歴史的シーンを活写した名画をお見逃しなく。

ライターのおすすめ

見事な建物美や展示資料など、道産子の私自身、何度行っても新鮮な驚きがあります。四季折々に表情を変える庭園は、地元市民もよく歩く憩いスポット。ぜひ散策してください。

新目 七恵

1982年、北海道生まれ。十勝、函館の地方新聞記者を経て、2011年から札幌でフリーライターとして活動。

スポット詳細

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