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観光観光

2019.10.30

老舗蔵元が造る美酒の世界
千歳鶴酒ミュージアム

writer : 金子 美里

千歳鶴酒ミュージアム
日本清酒は、札幌の中心部で1世紀以上も日本酒を醸してきた老舗酒造。千歳鶴は北海道を代表する銘酒として多くの人に長く愛飲されてきました。明治期の創業以来変わらず、地元の地下水を使い丁寧にお酒を仕込んでいます。
工場と目と鼻の先にある、千歳鶴酒ミュージアムは、蔵元の歴史や酒造りの様子に触れられる小さな博物館です。お気に入りの一本を購入できるのはもちろん、試飲コーナーやお休み処も用意。お酒だけでなく、酒粕を使ったスイーツなどもあるので年齢を問わずみんなで楽しめます。
気軽に立ち寄って、美酒の世界に酔ってみてはいかが?

北海道の創成期から札幌中心街で日本酒を仕込み続ける蔵元

さっぽろテレビ塔のほど近く、中心街の東側・創成川イーストと呼ばれるエリアに蔵を構える日本清酒。
1872(明治5)年から札幌の地で真摯に酒造りに取り組んできた酒蔵です。「千歳鶴」は誰もが知る北国の銘酒としてたくさんの人に愛されてきました。
館内
千歳鶴
白壁の和風の蔵を思わせる千歳鶴酒ミュージアムの館内では、かつて酒造りに使用していた古い道具や杜氏の醸造日誌、昔の酒瓶やラベル、ポスターなどを展示。蔵の歴史や杜氏たちが積み上げてきた酒造りの技術の一端を垣間見ることができます。
ミニチュアのオブジェ
時間をかけて丁寧に行う醸造作業の行程をミニチュアのオブジェでわかりやすく紹介も。
開拓期から道民を心地よく酔わせてきた銘酒。その奥深い世界に触れてみよう。

銘酒を生み出す良質の地下水

館内に入ると真っ先に出迎えてくれるのが、地下約150mからくみ上げる仕込み水です。
仕込み水
定山渓方面に源を持つ伏流水は、山々の雪解け水がおよそ200年という長い年月をかけてゆっくりと流れてきたもの。水質は中硬水で、クセのない飲みやすさが特徴です。
こんこんと湧き出る地下水は、自由に飲むことも可能。日本清酒の、良質な日本酒造りを力強く支えてきた質の高い水を味わってみよう。

ずらりと並ぶ銘酒の数々。気になる一本は気軽に試飲を

売り場
木のぬくもりを感じさせる館内には、圧倒的な数のお酒がずらり。およそ80種類の日本酒に加え、余市工場で作っている余市ワインや寿味噌など日本清酒の製品がほとんどそろっています。中には、季節限定や、ミュージアムでしか扱っていない商品も。
千歳鶴蔵元限定酒
右は「千歳鶴蔵元限定酒」(2,619円~)。左は創業者の名前を冠した原酒「與次衛門」(1,905円~)。どちらもミュージアムでしか購入できない銘柄だ。
乗り呑み比べ
北海道新幹線の開通にあわせて作った「乗り呑み比べ」も珍しい一品。新幹線を描いたパッケージの中に3種の日本酒がセットになっています。開業した新幹線の車内でぜひ飲み比べしてみたいですね。
試飲
試飲アップ
また、館内にある銘柄はほとんどすべて試飲することが可能です。スタッフに声をかけて、いろいろな種類を試してみて。

お酒にちなんだスイーツで、下戸な人でも大満足

店内
ソフトクリーム

提供写真:日本清酒

アルコールの飲めない人や子どもがいてもご心配なく。
落ち着いた雰囲気のお休み処では、酒粕のソフトクリーム(300円)や道産小麦で作ったカステラなどの特製スイーツも用意しておりさまざまな人が楽しめるように心配りがされています。
また、フルーティーだったり、軽やかで飲みやすい銘柄などさまざまな飲み口のお酒がそろっているので、「日本酒はちょっと苦手…」という人もスタッフに自分の好みを相談し、試飲してみよう。きっと新しい日本酒との出会いが待っています。

入館無料で、都心から気軽に立ち寄れるアクセスのよさもうれしいです。飲兵衛の友人がいるなら、お土産はここがオススメ。
もし、醸造の世界をより深く知りたい方は、10名以上の予約で実際に造り蔵の内部を見学すること可能です。

※こちらは、公開日が2016年2月9日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

スマートポイント

  • 大通公園やすすきのも近い札幌中心街にあるので、気軽に立ち寄れるのがうれしい。休み処もあるので観光を兼ねて休憩するのもいいですね。
  • 館内にそろう銘柄はほとんどすべて試飲が可能です。いろいろ味わってお気に入りの一本を見つけてみて。
  • お酒以外にスイーツも用意するほか、日本清酒製の味噌やワイン、また北海道土産も一部扱っているのでゆっくりショッピングができます。

ライターのおすすめ

蔵元限定酒や季節のお酒などとにかく目移りするほどたくさんの銘柄があり、ラベルを眺めるだけでも楽しいです。女性好みの飲みやすい種類もあるので、日本酒を飲みつけない方もぜひ試飲をオススメします。

金子 美里

フリーランスライター。地元情報誌の編集として勤めたのち独立。現在は観光情報誌や旅行雑誌などに執筆。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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