北海道の東北端、オホーツク海と根室海峡に挟まれた知床半島。海と陸が一体となった豊かな生態系や生物の多様性が評価され、2005年に世界自然遺産に登録されました。その知床を代表する観光地「知床五湖」は女満別空港から約120Km(約2時間20分)のオホーツク海側、斜里町ウトロにあります。
知床五湖
約3,700年前、知床連山の一部でもある硫黄山の噴火によってできた この五つの湖を抱く知床の森には、花が咲き、鳥がさえずり、ヒグマなどの動物が生きいきと暮らしています。
5つの湖

提供写真:知床斜里町観光協会

誰もが魅了されるのは、半島を貫く知床連山が湖に映る姿。思わずため息が出てしまう美しさです。雄大で時には厳しい顔を見せる知床の自然を、気軽に楽しみ、ディープに体験する。訪れる人の要望に合わせた方法で自然を味わえるのが、このフィールドの最大の魅力です。

手軽に楽しむなら高架木道。ディープな旅は地上遊歩道へ

知床連山
知床連山が美しく映り込む一湖へ繋がる高架木道は無料で利用できる散策ルートで、一番奥の一湖畔までは往復約40分です。高さ2~5m、全長約800mの木道には段差がなく、傾斜を抑えた造りで車いすでも通行可能。電気柵が張り巡らされているため、ヒグマの出没に影響されることなく利用することができるのは大きな安心ポイントです。
山々を見渡せる展望台
連山展望台、オコツク展望台、湖畔展望台と三つの展望スペースが設けてあり、様々な角度から知床連山やオホーツク海を見渡すことができる他、木道下の草原にいるエゾシカなどの野生動物と出会えるチャンスも!
案内地図
自由に散策できる一湖だけではなく、二湖から五湖も見たい! 知床の森をもっと味わいたい! という場合は地上遊歩道の旅へ繰り出しましょう。
その前に忘れてはならないのは「ココはヒグマの生息地である」ということ。〝ヒグマのすみかにお邪魔する〟という謙虚な気持ちを心がけ、彼らの生活を脅かさないようにすることが大切です。

静寂の森を知り、動植物の息遣いを感じる五湖~二湖の旅

大自然を感じられる森
5月10日~7月31日はヒグマ活動期といって、登録引率者による有料ツアーへの参加が必須です。静寂の森のなかをゆっくりと歩きながら、森の成り立ちやそこに生きる花々・動物の話などを聞きながらめぐる1周約3Km、約3時間の旅…いよいよ地上遊歩道のスタートは五湖からはじまります!
ヒグマの爪痕
ヤマブドウを食べるヒグマが木登りした爪痕発見! 筋の長い方が後ろ足で短い方が前足だそう。
ミズバショウの根の生える小川
7月頃には群生するミズバショウの根を食べにヒグマが現れます。
四湖
木が茂り、ひっそりとした趣の四湖。
幻の沼
三湖までの間には,雪解けの時期のみに現れる幻の沼「三・五湖」が!! 周りの風景が映り込み、幻想的な風景に出合えます。
オシドリ
水鳥
知床五湖はすべて川のない湖で、雪解け水・雨水で満たされていて、三湖ではカイツブリが水草のなかで抱卵する様子や、オシドリなど水鳥との出会いが期待できます!
クマゲラの食痕
クマゲラの食痕を随所に見ながら一番大きな二湖、そして高架木道の終点の一湖と合流です。

知床五湖フィールドハウスでは知床の自然について学ぼう!

知床五湖フィールドハウスは、5月10日~7月31日のヒグマ活動期のレクチャーと、開園~5月9日、8月1日~10月20日の植生保護期の利用申し込み手続き&10分程度のレクチャーを受けるためのゲートハウス。地上遊歩道を利用する際は必ずここを経由して散策スタートです!
クマの剥製
もちろん、自由に利用できる高架木道を散策する際や、10月21日~閉園までの自由利用期もお立ち寄り可能。ヒグマの生態についてや、各所の見どころなどの展示、ヒグマ出没の生情報や他の野生動物情報などもここで入手できます。
お土産屋さん
向かいの知床五湖レストハウスでは、知床ならではのお土産の購入や食ことも可能。鹿肉バーガーやコケモモソフトクリームなど、珍しいラインナップで目移りしちゃいます!
鹿肉バーガー
厳しくも優しい知床の大自然。大地と海に抱かれた森に身を委ねれば、癒しの異空間がそこにあります。風の音を聴き、動物の声を聴く。そんな休日はいかがですか?

スマートポイント

湖面に映る知床連山を撮るには、逆光を避けた午後~夕方早めがおススメ!

5月下旬~8月中旬の知床五湖周辺は水場のため蚊多し! 長袖・長ズボンの蚊避け対策スタイルでの利用をおススメします。また、夏でも肌寒い日がある知床では上着持参が安心です。

6月中旬以降のガイドツアーは大変込み合います。希望の日・時間で散策をするためにも、ツアーはHPからの事前予約がおススメです。

ライターアイコン

ライターのオススメ

オホーツク海に沈む夕日が最高です。知床五湖散策後~日没or1泊で知床半島の西側にある斜里町ウトロに滞在するプランがおススメです!

Writer : 阪田 裕子

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暑過ぎる関西に嫌気がさし、大自然と涼しさを求めて北海道に移住。今まではバックパッカーとして重い荷物を背負って旅をしていましたが、今は手に入れた車(道民必須アイテム)で車中泊をしながら旅をするのが目標です。

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