日本最大の水の楽園「釧路湿原」。ラムサール条約に登録され国立公園の指定も受ける広大な湿原に天然記念物や絶滅危惧種など希少な動植物たちが、いまも住み処として息づいています。緑が深くなる夏は世界中から観光客が訪れる、道東を代表するスポットです。
湿原
湿原を一望できる展望台は全部で六つありますが、釧路市湿原展望台は最も情報が集まる定番スポットです。
釧路市湿原展望台
展望台の建物は全国でも著名な建築設計家・毛綱毅曠の作品でもあり、特徴的な造形は湿原に群生する「ヤチボウズ」をイメージしたもの。館内では湿原特有の動植物の生態を分かりやすく紹介した展示や、湿原の成り立ちを紹介するパネルが設置されています。

展望台から見渡す湿原の大パノラマ!

釧路市街からタンチョウで有名な鶴居村に向かって30分ほどの場所にある、釧路市湿原展望台。湿原の西側を代表する展望台で、湿原の移り変わる四季の美しさを観察することが可能です。
湿原の美しい移り変わり
釧路市湿原展望台には、屋上の屋外展望台と3階の屋内展望台があります。屋上展望台では湿原の風を感じながら、空と湿原のコントラストを楽しんだり、湿原から響く鳥たちの歌声に耳をすませたり……。
方位盤
湿原を眺めながら位置を確認できる方位盤。晴れた日には雌阿寒岳・雄阿寒岳だけでなく斜里岳までも見渡せますよ。もちろん、近くの湿原を横切る木道や遠くに広がる釧路市街までを一望! サバンナのように広がる芦原がどこまでも広がります。

屋内展望台には釧路市湿原展望台の建築家・毛綱毅曠が手掛けた釧路市内にある建築物を紹介するパネルも設置。また双眼鏡の数も多く、近年設置された液晶望遠鏡で遠くまで観察する人も!

木道の先に待つ、絵画のような絶景!

釧路市湿原展望台の右手は、湿原をぐるりと周遊できる木道に続いています。2.5kmの距離があり約1時間かかる木道で、階段や林道が続くので運動靴での散策がベター。
湿原の木道
しかし各所に休憩所があるので、休み休み森林浴を楽しみながら歩くとあっという間です。30分ほど歩くと、展望台からさらに間近で湿原を一望できるサテライト展望台に到着できます。そこから見る景色は圧巻の一言。
釧路湿原国立公園
湿原観光に来たのであれば、一度は見ておきたい光景です。また、あらかじめ展示室で鳥の声を覚えておくことがオススメ! あちこちから響き渡る鳥の声で、クイズを楽しめます。

湿原の成り立ちや、動植物の生態を徹底紹介!

釧路湿原の魅力を知るために、まずは展望台2階の展示室に行きましょう。湿原の水と地上と空をイメージした特徴的な通路は、左右に木彫りで表現された生き物や実際の植物を展開。その他、湿原に生きる動物たちの声や生態を分かりやすく紹介しています。
展望台二階
実際にシラルトロ湖で発見された全長2mの絶滅危惧種イトウの木彫りが飾られています。人間の赤ちゃんや鳥であれば簡単に飲み込まれる大きさ。釧路に住む木彫り師・中村俊幸さんの作品です。イトウは雑食で、隣には食べ物の樹脂標本が展示されています。また、水槽で本物のイトウを観察することもできます。元々臆病な性格なので、水槽を叩いたりすることは厳禁です。
絶滅危惧種イトウについて
湿原で最も出会いやすいのは、170種に渡る鳥たち。天然記念物のタンチョウをはじめ、シジュウカラやシマエナガなどの鳴き声を覚えておくとより楽しめますよ。

地元食材をふんだんに使ったレストランも!

1階にあるレストラン「レストハウス憩っと(いこっと)」では、阿寒ポークや阿寒もみじ(エゾシカ肉)、近隣農家の野菜など釧路地方の食材を使ったメニューが楽しめます。
レストハウス憩っと
人気ナンバー1は、「季節の野菜カレー」(1,000円)。地場の旬野菜をゴロッと贅沢に使った自家製のカレーソースや、雑穀米と相性抜群のヘルシーなひと皿です。他にも阿寒ポークまたは阿寒紅葉(鹿肉)を使ったスープカレー(各1,300円)や人気メニューをよりどり集めた「憩っと特製ランチプレート」(1,300円)もオススメ。
丹頂ソフトクリーム
夏時期であれば、テイクアウトの「丹頂ソフトクリーム(350円)」もお忘れなく! 強い赤色と酸味が特徴の釧路ブランド「丹頂いちご」とウエハースを使って、タンチョウの形をイメージしています。根釧牛乳を使った、濃厚な生乳の味わいが楽しめますよ。コーンの下の下までソフトクリームが詰められており、お得感も満載♪

旅の思い出に釧路湿原オリジナルのお土産品はいかが?

売店は2か所にあり、どちらも釧路湿原限定のお土産品が盛りだくさん! 銘菓はもちろんオリジナルTシャツなど、幅広いお土産が販売されています。
様々なお土産品
受付のそばにある売店では、2階の展示室にあったイトウの木彫りを手掛けた中村さんの作品も数多く販売されています。オススメは人気のある木彫りのミニストラップ(1,296円)と、猛禽類医学研究所の手ぬぐい(1,058円)。
ユニークな商品
ストラップは5種類あり、それぞれイトウ・ヤマメ・ニジマス・アメマス・オショロコマです。観察すればするほど、精巧な作り。手ぬぐいは4色から選べます。

スマートポイント

先に釧路市湿原展望台の展示室で鳥の声や位置関係を覚えておくと、木道散策がより楽しめます。

パンフレットで見るような絶景を見るなら、釧路市湿原展望台がオススメ。より近くで湿原を散策するのであれば温根内ビジターセンターから行ける木道がオススメです。

湿原が最も美しいのは7月中ごろから8月初旬。カヌーやノロッコ号で巡ると、また違った風景が絶景が楽しめますよ。

ライターアイコン

ライターのオススメ

双眼鏡を持参して、たくさんの鳥の声を目印にバードウォッチングを楽しみましょう! 木道を1周した後のタンチョウソフトクリームは、美味しさも格別です。

Writer : わか

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地元情報誌の編集兼ライターとして勤めたのち、様々な方々の縁に支えられて独立。道東の魅力を発信します!

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