札幌市の南の郊外に位置する札幌芸術の森は、広大な敷地の中に美術館や工房などがある、一大アートスポット。市民からは「芸森」の愛称で親しまれています。
芸森
さまざまな企画展示が開催される札幌芸術の森美術館、自然の森の中に点在する彫刻作品を自由に見学できる野外美術館、移築復元された大正建築の有島武郎旧邸、各種工芸体験ができる工房などが点在し、豊かな自然の中を散策しながらアートに触れることができます。

広大な森に作られた緑いっぱいのアートパーク!

地下鉄南北線の終点である真駒内駅からバスで約15分。バスを降りるとすぐ目の前に広がる豊かな緑の森全体が、札幌芸術の森です。敷地はなんと40ヘクタール。東京ドーム8個がすっぽりと入る広さです。
札幌芸術の森入り口
地形や樹木を生かした敷地内には川も流れ、入口のゲートから橋を渡って美術館へ向かう道すがらにも、あちらこちらに風景と調和したアート作品が展示されています。自然も豊かで、エゾリスやキタキツネなど、野生動物に出くわすこともあるそう。アートとともに自然に癒されること間違いなしです。
自然とアート作品

ジャンルを問わない企画が魅力! 札幌芸術の森美術館

メイン施設のひとつが、札幌芸術の森美術館。絵画や彫刻はもちろん、前衛アートや漫画まで、幅広いアートジャンルの企画展を年間5~6回開催。無料で見学できるB展示室も、年3回ほど所蔵作品が入れ替えられています。また中庭を利用して現代アートのインスタレーション作品も展示されており、リピーターを飽きさせません。
札幌芸術の森美術館
展示品
ミュージアムショップでは、北海道内のアーティストたちの版画や立体作品、ポストカードなどグッズが充実。彫刻家・砂澤ビッキのグッズや北海道の漫画家やイラストレーターがデザインしたオリジナルマスキングテープなど、ここならではのアートグッズもたくさんありますよ!
ミュージアムショップ

森の中に彫刻が? 自然豊かな野外美術館

もうひとつの目玉と言えるのが札幌芸術の森野外美術館です。起伏にとんだ森のなかに、64作家74点の彫刻が展示されています。本郷新や佐藤忠良など北海道ゆかりの彫刻家のほか、イスラエルの彫刻家ダニ・カラヴァンや、ノルウェーの彫刻家グスタフ・ヴィーゲランなど世界的彫刻家の作品もあり、バラエティにとんだ作品群です。
彫刻展示
地形を生かしたアート
作品の多くは、作家がこの地を訪れ、地形や自然環境などをもとに、そこに設置されることを前提に作られたもの。1986年の開館以来、周囲の森も変化しているため、いまではすっかり自然の中に溶け込み、調和するアートを鑑賞できます。
足を投げる女

作品名:佐藤忠良「足なげる女」

ボランティアガイドによる作品解説も行っていて、チケット売り場で申し込みできます。作品の背景や裏話なども聞けるので、時間があればぜひ利用を。うれしいことに作品解説は無料です。
ボランティアガイドの解説も

大正時代の木造建築は一見の価値あり!

ふたつの美術館のほかにも、さまざまな施設が点在する札幌芸術の森。ぜひ立ち寄りたいのが、北海道にゆかりの深い作家・有島武郎の住居を移築復元した、有島武郎旧邸です。
札幌芸術の森
木造建築
1913(大正2)年に建てられた和洋折衷の木造住宅は、建築好きにはたまらないスポット。細工をほどこした建具や床板、吹きガラスの窓など、当時のままの姿を残しています。中に入ることもでき、実際に使われていたパイプ管の室内インターフォン(伝声管)などユニークな設備も残されています。有島武郎の貴重な資料や大正建築の意匠をじっくり見学できますよ!

粘土での制作や機織りなど当日受付OKの体験も

見るだけでなく体験ができるのも、ここ札幌芸術の森の特徴です。日本を代表する彫刻家・佐藤忠良のブロンズ彫刻などを展示している、佐藤忠良記念子どもアトリエでは、予約なしでも気軽に体験できる粘土細工のワークショップ(有料)を開催。ほぼ毎日行われますが、行事によっては休みの場合もあるので受付で確認しておきましょう。そのほか、粘土を使った制作体験や、月ごとにメニューが変わる美術体験などもあり、小さな子どもから大人まで幅広く楽しめます。
札幌手織松崎工房
クラフト作品
そのほか、工芸館内「札幌手織松崎工房」では、機織り機を使った手織り体験(所要60分1,500円)、クラフト工房では陶芸体験(所要45分1,000円〜)なども行っていて、アート体験がしたい方にオススメです。

スマートポイント

野外美術館に入る前に手に入れておきたいのが「彫刻鑑賞ノート」(250円)と「野外美術館シールマップ」(250円)。作品解説のほかクイズなどもありアート鑑賞がより面白くなりますよ!

芸森の敷地は広大。自然の地形を生かしているので、トレッキングなみの山道や起伏が多いのも特徴です。野外美術館の一部のエリアでは森の中を歩くので、動きやすい服装とスニーカーやヒールのない靴がオススメです。

4月29日から11月3日の期間の土曜日・日曜日・祝日は、芸森内を走る無料シャトルバスも運行しているので、うまく活用して回りましょう。

ライターアイコン

ライターのオススメ

芸術の森センター内には、地産地消のランチビュッフェが味わえる「レストラン畑のはる」が、芸術の森美術館内にはワッフルと紅茶がおいしいカフェ「ラ・フォリア」があるので、景色を眺めながらひと休みを!

Writer : 高島ユカ

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生まれも育ちも北海道の生粋道産子フリーライター。まだまだ知られていない北海道の魅力を伝えていきたいです。

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