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カフェ・スイーツカフェ・スイーツ

2015.12.18

北海道の人気土産マロンコロン
小樽あまとう本店は昭和の風情

writer : 金子 美里

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老舗洋菓子店あまとうの看板商品「マロンコロン」。昭和35年の発売以来、丁寧な手作りの味で愛され、いまや1・2を争う北海道の人気土産になっています。
小樽を訪れるなら、ぜひレトロな雰囲気の本店喫茶へ。
レトロな雰囲気
クリームぜんざいなどロングセラーメニューは地元民御用達の味になっています。
昭和の香りに包まれて味わう自慢の逸品は特別なおいしさです。

創業は昭和4年。愛され続ける洋菓子店

都通りは歴史を感じさせるアーケード街。その一角に、老舗洋菓子店あまとうの本店があります。
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ぱんじゅうという小樽名物のおやつ販売と食堂として昭和4年に誕生。厳しい戦火を乗り越えて洋菓子専門店となったのは昭和35年でした。
今や札幌にも直営店を出し、全国にファンを持つほどにまで規模を拡大しましたが、「あくまで根っこは小樽にあります」と本部長の柴田剛さんは力強く語ります。
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あまとうの商品は、お使いものやハレのお祝いの席を飾るスイーツなどとして地元市民の生活に寄り添って歩み、そこを土台として全道・全国へと広がっていきました。
「小樽の方々は私たちを『あまとうさん』と敬称を付けて呼んでくださる。それが何よりうれしいんです」と柴田さん。
まさに、地元民御用達なのです。
本店を訪れれば、その歴史と店が愛されてきた理由をきっと肌で感じられるはず。

やっぱりマロンコロン。トリコになる食感

看板商品マロンコロンは、全国区の知名度を誇り、北海道銘菓の一つにも数えられています。
高い人気を誇る

提供写真:あまとう

サクサクと歯ごたえのよいサブレを3枚重ね、オリジナルのチョコレートでコーティングした焼き菓子で、昭和35年に誕生以来、高い人気を誇るロングセラーです。厳選した材料を使い、一つずつ愛情たっぷりに手作りしており、飽きのこない味わいとクセになる食感が食べた人の心をつかんで離しません。
アーモンドなど定番の4種に加えてバリエーションが増え、現在は7種類を用意。いちごは、フリーズドライのイチゴを生地に練りこみ甘酸っぱい一品。また、紅茶と抹茶は、シリーズ初の2枚重ねの商品です。
歴史の長さに甘んじることなく、時代の流れやお客さんの意見を聞きながら進化を続ける。それこそが、長く愛される理由なのです。

レトロな空間でいただくこだわりのクリームぜんざい

本店の2階へ上がると、昭和の空気が漂う喫茶室が現れます。
「純喫茶」のような2階
ワインレッドのビロードのソファが並び、オレンジ色の温かい照明が灯る空間は懐かしい「純喫茶」のよう。
レトロな空気に包まれながらいただけるのは、ケーキやパフェ、サンドイッチなど自慢のメニューの数々。中でも不動の人気を誇るのが「クリームぜんざい」です。
大人気の「クリームぜんざい」
生クリームをたっぷり使って作るソフトクリームは、コクがありながらも後味はさっぱり。時間をかけて煮込んだ自家製大納言あんこ、ふんわり軟らかい求肥(ぎゅうひ)、3つの食材が互いのおいしさを引き立てあい、とろけるほど幸せな味に。
ロングセラーのこのメニューをベースに、ソースやトッピングを工夫し、個性的な味を楽しませてくれます。中にはしょう油や味噌、塩など驚くようなソースが添えられたものも。異色の組み合わせには、予想を覆すうれしい驚きが待っています。

進化を続ける商品。お手頃価格もうれしい

数ある定番商品の味を守る一方で、意欲的に商品を進化させる努力も続けています。
「親しまれている味は大切にしつつ、もっとおいしくするには、お客様をもっと楽しませるためには、ということを常に考えています」。
その思いは、喫茶の種類豊富なメニューと、定番に加えて限定品や新商品も目立つ1階ショーケースからも感じとることができます。
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目移りするほど豊富な種類の中から、悩みながら選べるのは贅沢でうれしいもの。さらにうれしいのは、商品の値段。しっかりボリュームがあるのに、リーズナブルな価格で提供してくれることです。
「私たちは『モノ』を売っていますが、本当は思い出になる『コト』を提供したいと思っています。ですから、食べる人を幸せにする味と値段じゃなくちゃ」と柴田さん。
作り手の熱い思いを感じれば、お菓子の味わいも一層深まるのです。

スマートポイント

  • マロンコロンはじめ、圧倒的な商品の中からじっくりと選ぶことができます。
  • 発売当初、サブレの間にあんずジャムをサンドしていたマロンコロン。当時の味を復刻したクラシックマロンコロンは、本店、札幌大通店限定で生産数も少ない希少商品です。見つけたら購入即決!
  • 喫茶室の利用は午後2時~午後4時がピーク。混み合うのが苦手な人は、その時間帯を避けるとゆったりできます。

ライターのおすすめ

2階喫茶室の利用は絶対オススメ。スイーツもおいしいですが、サンドイッチも隠れた自信作です。

金子 美里

フリーランスライター。地元情報誌の編集として勤めたのち独立。現在は観光情報誌や旅行雑誌などに執筆。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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