人の手が加わらず、美しい花々本来の自然な姿が楽しめる原生花園。北海道内にはオホーツク沿岸をはじめとし、多くの原生花園が存在します。ヒオウギアヤメと放牧された馬たちが仲良く生き、太平洋も一望できる厚岸(あっけし)町の「原生花園あやめヶ原」に足を踏み入れ、大自然の新鮮な空気を堪能しましょう。
原生花園あやめヶ原
ヒオウギアヤメ

ダケカンバの林を抜け、たどり着くのは…

霧多布(きりたっぷ)湿原の西、釧路市の東側にある原生花園あやめヶ原は、釧路空港から車で約1時間半の距離。厚岸駅からは、厚岸湾にかかる厚岸大橋を渡り、霧多布方面へ向かって車で約30分です。
霧多布方面
散策をより楽しむためには、まずは第1駐車場に隣接された観光センターに立ち寄り、あやめヶ原について情報収集しておきましょう。
観光センター
園内
園の広さは100haで標高約100mの位置にあり、三つの展望台からはどこも、迫力ある断崖絶壁!太平洋とあやめが織りなす大パノラマに、感激してしまいます。
迫力ある断崖絶壁
道東らしく夏場は濃い海霧が掛かることが多く、なんともノスタルジックな雰囲気。湿度が高めで冷涼であることから、低山帯と高山帯の間である亜高山帯に近い環境らしく、夏でも少し肌寒いくらいです。
ヒオウギアヤメのアップ

ヒオウギアヤメと馬の、美しき共存!

あやめヶ原には6月下旬~7月上旬にかけて鮮やかな紫の花を付けるヒオウギアヤメが咲き乱れます。その数は30万株。緑のなか咲く可憐な花を味わいながら、遊歩道を歩いて行きましょう。
ヒオウギアヤメが咲く時期
ヒオウギアヤメが咲く時期を中心として、馬が放牧されているのを目にします。実はこれは花の保護の一環。10頭ほどの馬たちは嫌いなヒオウギアヤメ以外の草を程よく食べてくれるため、アヤメがよく育つようになるのです。もちろん馬にとっても、自然の中でのびのびと過ごせるのは良いことなのです。馬と花の素晴らしい共存関係が成り立っているわけです。
放牧されている馬
10頭ほどの馬たち
最盛期にはヒオウギアヤメの紫と葉の緑のコントラストが、霧のかかった丘一面に広がり、幻想的な時間。北海道ならではの贅沢なひと時です。

道中の撮影スポットや公園も見逃せない!

十勝の広尾町から根室の納沙布(のさっぷみ)岬までを結ぶ海岸線、北太平洋シーサイドラインのなかでも、釧路から浜中を結ぶこの辺りは「岬と花の霧街道」とも呼ばれています。道中には、遠くからでもよく見える鮮やかな赤が目を惹く「厚岸大橋」や漁港が見下ろす、絶景が待っています。
厚岸大橋
浜中町
桜まつりや牡蠣まつりで有名な子野日(ねのひ)公園も。また浜中町には「花の湿原」と呼ばれる霧多布湿原もあるので、あやめヶ原の後には霧多布方面にも足を延ばしてみては?

スマートポイント

自然の美しさを守るためには、ある程度の自然と人間との距離が不可欠。草花を摘み取ったり、馬に近づき過ぎるのはNG!また、道々にある馬用のゲートは必ずしっかりと閉めながら進みましょう。

例年6月の下旬から7月上旬のヒオウギアヤメの見ごろの時期には、「あっけしあやめまつり」が開催されます。アヤメを楽しむのはもちろんのこと、体験コーナーや名産の販売も見逃せません。

三つある展望台のうち、大黒島・小島展望台に向かうためには膝丈ほどある草のなかを進まなければなりません。全ての展望台をコンプリートするのであれば、歩きやすい服装や靴がおすすめ。

ライターアイコン

ライターのオススメ

あやめヶ原と合わせて、愛冠(あいかっぷ)岬に寄ってみましょう。岬の先端までは山林の中の徒歩移動が必須ですが、野生のエゾシカが現れたり博物館があったりと見どころ満載です!

Writer : わか

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地元情報誌の編集兼ライターとして勤めたのち、様々な方々の縁に支えられて独立。道東の魅力を発信します!

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