標高420m、屈斜路湖・摩周湖とともに阿寒国立公園のなかにある阿寒湖。北海道で5番目に大きい淡水湖で、特別天然記念物まりもの生息地としても、北海道有数の温泉地・阿寒湖温泉があることでも知られています。
阿寒湖看板と湖
阿寒周辺は遥か古くからアイヌ民族の人々が暮らした土地。自然を大切に敬いながら生きた彼らの文化に接することもできます。冬にはワカサギ釣りやウインタースポーツが楽しめるほか、氷上フェスティバル「ICE・愛す・阿寒『冬華美』」の幻想的な花火も必見。道東ならではの豊かで手つかずの大自然に囲まれ、一年を通じて心洗われるような体験が数多くできる魅力的な観光スポットが阿寒湖なのです。

道東ならではの大自然に囲まれた静かで神秘的な湖

女満別空港・たんちょう釧路空港からどちらも車で約1時間、釧路市街地からなら車で約1時間30分ほど、雄阿寒岳の麓にある湖が阿寒湖です。周囲は豊かな自然に囲まれているため、湖畔の空気も澄みきって最高に爽やか! 静かな湖畔で大きく深呼吸をすれば、体のなかまで清浄になっていくような気持ちになれます。
阿寒湖看板と湖2

世界唯一、美しい球体に大きく育つまりもの群生地

阿寒湖といえば、特別天然記念物のまりもを思い出す方も多いのでは。藻が球状になる「まりも」自体は国内・海外の別地域にも見られるけれど、10cm以上に大きく、しかもきれいな球体に群生して育つのは世界中を探しても阿寒だけ。ほかに例がないんですって。阿寒湖のまりもは、美しい水質や湖底の形状、気候・日照条件など、さまざまな条件が重なった「奇跡」なのです。
湖と船
まりもの見学へ出発
では、早速まりもの見学に参りましょう。天然まりもの観察ができるのは2か所。一つ目は遊覧船に乗って訪れるチュウルイ島のマリモ展示観察センターです。直径15cm以上に育ったものもあり「こんなに大きくなるんだ!」とビックリします。
海中のまりも

周辺地域の大自然や迫力ある火山活動にも注目しよう

天然まりもが見られるもう一つの場所は、湖畔東端にある阿寒湖畔エコミュージアムセンター。まりも以外にも阿寒地域の動植物、散策・登山ルートなどさまざまな情報が得られますよ。スタッフの皆さんもとっても親切です!
ミュージアムセンター
様々な情報
阿寒湖畔エコミュージアムセンターは湖岸の「ボッケ」(泥火山、火山ガスの噴き出し口)へと向かう散策路の拠点でもあります。散策路では季節の山野草や野鳥が観察でき、興味シンシン! センター発着のガイドツアーもあります。ボッケ周辺には硫黄のにおいが漂い、地中からボコボコとガスが噴き出る様子が観察できて迫力満点。ボッケというのはアイヌ語で「煮え立つ」という意味なんですって。
散策路
散策路2

手湯・足湯も楽しめる温泉街ではユニークなお土産も!

湖南側に広がるのは北海道有数の温泉地、阿寒湖温泉街。大きな温泉ホテルも多数立ち並びます。多くのホテルで日帰り入浴を受け付けているほか、街のあちこちに無料の手湯、足湯があるので立ち寄ってみて。どこもお湯は熱めで、手足を浸すとサッパリと旅の疲れを癒せますよ!
お土産店
民芸品
民芸品やお土産用まりもを売るお店も多数並んでいるので、のぞいてみましょう。阿寒湖畔では木彫りの民芸が盛んで、その場で名前や日付を彫ってくれるお店も多いんです。木彫り民芸品には、渦を巻くような曲線などアイヌ民族独特の模様を取り入れたものも多くあるのが印象的。素敵な旅の思い出になりますね。
お店通り
木彫りのお店

見応え十分のアイヌコタン。幻想的な冬の花火も見逃せない

阿寒周辺は古くからアイヌ民族が暮らした土地。阿寒湖アイヌコタンにも足をのばしましょう。古式舞踊の見学ができるシアターやアイヌの民家を復元した「チセ」(小屋)の見学ができ、どこまでも自然を敬って生きたアイヌ民族の人々の暮らしぶり、価値観に胸を打たれます。コタン内にも民芸品店や飲食店が並んでいるので、見て歩きも楽しいですよ。
チセ
民芸品店や飲食店
冬にはワカサギ釣りのほか、スケートやスノーモービルなどウィンタースポーツも盛んな阿寒湖。2018年に第40回目の開催を迎える氷上フェスティバル「ICE・愛す・阿寒『冬華美』」では澄み切った厳寒の夜空に上がる花火が神々しいまでの美しさを見せてくれます。楽しみ方多彩な阿寒湖で、忘れられない思い出を作ってみませんか。
夜の様子
花火

スマートポイント

土産店で販売されているまりもは天然(阿寒湖産)ではなく、主に外国で養殖されたもの。どのお店でも丁寧に育て方を教えてくれますよ。上手に育てれば10年以上生きることもあるんですって!

阿寒湖畔エコミュージアムセンターには休憩室「憩いのサロン」があり、暖炉や動物の木彫りに囲まれてゆったり過ごせます。飲食物持ち込みもOK。冬季は歩くスキーやスノーシューの貸出も行います(500円~)。

4~10月は温泉街周辺を循環する「まりも家族バス」が無料運行され、便利です(水曜日は運休)。バスセンターや阿寒湖アイヌコタン、阿寒湖畔エコミュージアムセンター、遊覧船桟橋などを結びます。

ライターアイコン

ライターのオススメ

阿寒湖の特産品の一つに「レイクロブスター」(ウチダザリガニ)があります。高級エビのような風味だと全国の有名シェフも絶賛しているそう。大きなホテルの売店などでスープの缶詰を販売しているほか、レイクロブスターのパスタ「ザリボナーラ」が食べられるカフェもあるので探してみて!

Writer : 石渡裕美

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東京下町から札幌に移住して早20年。北海道LOVE、特に日高・十勝・函館が大好きです。

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