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観光観光

日本最大規模の遺跡がここに!
標津町ポー川史跡自然公園

writer : noccoshi design.

2017.11.11

北海道の東端、知床観光の南の玄関口である標津(しべつ)町は日本有数の鮭の産地として知られる町。知床の羅臼町と斜里町をはじめ、別海町、中標津町に隣接している交通の要所でもあります。森と川と海に囲まれた穏やかなこの町に、日本最大規模の古代遺跡があるのを知っていますか? 
のだかな公園
広大なミズナラの森のなかに建てられた無数の竪穴住居の跡は、古代の人々が長い間、標津の豊かな自然と共存していた証しです。これらの遺跡群のひとつ、「伊茶仁(いちゃに)カリカリウス遺跡」を敷地に含む「標津町ポー川史跡自然公園」は、歴史・文化と自然が融合した野外博物館。一万年前に生きていた人々と同じように、遺跡の森を歩いてみませんか。

縄文からはじまる、北海道の古代史

標津町ポー川史跡自然公園へは、網走方面から車で約1時間30分。国道244号線を斜里町経由で知床半島の付け根の根北峠を越えます。釧路方面からは国道272号線を北東へ車で約2時間、中標津町で休憩をするとよいでしょう。国道224号線沿いに立つ看板が施設の目印です。
ポー川自然公園
はじめに歴史民族資料館(ビジターセンター併設)で歴史のお勉強。1,000年ほど前、北海道のオホーツク海沿岸では「元々この地にいた人々」と北の大陸からやってきた「オホーツク人」、本州からやってきた「擦文人(さつもんじん)」が、氷河期や火山の噴火などの厳しい自然環境を乗り越えて暮らしていました。丁寧に解説された展示を読み込むと、歴史の世界にぐいぐい引き込まれていきます!
歴史の資料
歴史の解説
イメージが膨らんだところで散策へ出発。野外エリアへの入場券(320円)は受付の券売機で購入します。コースは徒歩で約1時間30分。自転車も無料でレンタルOKです。

標津湿原から、数百年の時を生きるミズナラの森へ

氷河期の生き残りと言われる植物が群生している標津湿原。本州では2,000m級の山に生育する高山植物が、わずか標高3mの地で見られる珍しい湿原で、国の天然記念物に指定されています。花の見頃は5~7月上旬頃。絶滅危惧種のエゾゴゼンタチバナが見られることでも有名です。
標津湿原
木道は湿原から遺跡の森へ続きます。秋に実るドングリは古代の人々の保存食であり、動物の食料でもありました。森には樹齢数百年と言われるミズナラの巨木も。
巨大なミズナラの木
森のなかを流れる小さなポー川、湧き出す水。この森には人々の暮らしに欠かせないものが揃っているのです。
小さなポー川
湧き水

標津の自然と一体となった、古代の人々の暮らし

ミズナラの森の小高くなった場所に、伊茶仁(いちゃに)カリカリウス遺跡の竪穴住居跡群が現れます。竪穴住居跡の遺跡は、現在2,500軒あまりが発見されていて、これは日本一の数。近隣にある遺跡も4,400軒ほど発見されていて、さらに埋まって地表に見えていないものを合わせるとこの倍以上の数が存在していると予想されています。
古代住居跡
復元された竪穴住居のなかをのぞいて見ると、珍しいヒカリゴケが神秘的な光を放つのが見えます。
珍しいヒカリゴケ
この地域一帯で狩猟をし、木の実を集め、鮭を獲って暮らしていた人々。自然環境や行き交う人々が変わっても、長く暮らし続けるほど快適な森とはどんな素敵な場所なのか見てみたくなりませんか? 古代の人々の足跡を辿りながら森を歩く北海道の歴史の旅、やみつきになってしまうかもしれませんよ。
湿原の一本道

スマートポイント

  • 徒歩でじっくり散策するのがおすすめです。足元にある小さな花も見逃さず、小動物の出現率がUPします。シャッターチャンスも増えますよ。
  • 園内は野生動物の生息域なので、ヒグマが出る可能性も! ビジターセンターの受付で出没情報を教えてもらい、熊鈴を借りてから散策に出発しましょう。
  • 中標津や羅臼の観光の途中で立ち寄る場合はバスの利用も便利。定期路線バスなので本数もあり、停留所も公園のすぐ近くです。阿寒バスのWEBサイトがわかりやすくて使えます。

ライターのおすすめ

何度も北海道観光をしていても、歴史を知らない方は多いのでは?歴史を知るといつもの景色が違って見えてきますよ! こちらの歴史資料館の展示はとてもわかりやすく、散策の前に見学すると楽しさも倍増です。

noccoshi design.

札幌出身、2014年より道東暮し。グラフィックデザイナー。道東のオモシロイを開拓しています。

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