北海道では、早ければ11月から雪が積もり、遅いときは4月まで雪が残ります。雪が多い道を歩くのが危険というわけではないのですが、11、12月、3月など、比較的気温が高い(といっても本州の真冬並)時期は、積もった雪が日中に溶け、夜間に凍るため、路面は雪道というよりは氷!とても危険なのです。 靴や靴底を気にする前に、まずはどこが危険なのかをしっかり頭に入れておきましょう。
滑りやすい雪道

気をつける場所5

歩道でも、歩道がない路地でも、比較的安全な雪道もあれば、とても危険な雪道もあります。 小樽や函館のような坂が多い町の場合、一見ただの坂道に見えるところが実は凍結路面で、「あっ!」と思った瞬間に、お尻や背中から地面に叩きつけられるように転んでしまう人もいます。カフェやレストランの滑らない場所から外に出た瞬間、ツルンとすべって転ぶ人。階段やタイルに、靴底から落ちた雪がこびりついているのを知らずに踏んで、すべってしまう人。北海道ではちょくちょく目にします。怖いのは「いかにも雪道」「いかにもアイスバーン」のところだけではないのです。そこを踏まえて、以下、5つのポイントに注意しましょう。
気をつけたいポイント

バス、タクシーなどを「乗り降りする路肩」周辺

ツルツルな上、片足に体重がかかる場所ですから、もっとも大きな事故になりやすい場所です。しっかり手すりなどに手を添えて乗り降りしましょう。

駐車場やガレージ付近

歩道を通って駐車場に入るような場所は、傾斜がついている上、重い車が雪をかためてしまうため、横すべりします。また、マンホールの上なども、すべったり、そこだけ雪がなく、落とし穴のように凹むことがあるので注意しましょう。
横断歩道もすべりやすい

横断歩道

車と人間が多く通り、圧雪がアイスバーン化し、おまけに表面がタイヤで研磨されて路面はツルツル。
交差点の手前で止まったクルマが発車する際、タイヤを空回りさせるくらいです。 しかも、
雪が汚れて黒っぽくなっているので、アイスバーンだと気がつかないこともあります。白線部分は、雪が積もっていなくても注意が必要。 薄い氷が表面を覆っていて、まさにスケートリンク。 地元の人たちは、しっかり白線を避けて通ります。 また、札幌では横断歩道で、市電のレールをまたぐこともありますが、ここも要注意です。

出入り口は要注意!

地下道への入り口、駅や商業ビルなどへの出入口付近は、気温差が激しく、凍結していることもあれば、照明の加減や人の出入りが激しいことから、足下が見えにくいので、注意しましょう。前の人にあまり接近しすぎず、足下を確認できるくらいの距離を確保したいものです。

ロードヒーティングとの境目

北海道の都市部には、アスファルトを温めて雪を溶かすロードヒーティングを設置しているところがあります。 とても便利で有り難いことなのですが、ロードヒーティングで溶けた雪が、ロードヒーティングされていないエリアとの境界線で凍ってしまいます。 滑らない感覚で歩いていて、ロードヒーティングのないところにさしかかって、ツルン! とならないように、注意しましょう。

その他、注意すべき場所

北海道の家の多くは、無落雪屋根と呼ばれる屋根。昔の三角屋根のようにツララができたり、屋根の雪がドドッと落ちてくることはほとんどありません。しかし、雪庇(せっぴ)と呼ばれる屋根からはみ出して付着した雪の塊が道路に落ちてくるところもありますし、街路樹や電信柱などに積もった雪が落ちてくることもあります。 また、人通りが少ない路地や郊外では、除雪が行き届いていないところがたくさんあります。こういう場所を歩いていると、靴が雪に埋もれます。長靴やブーツを履いていれば問題ないのですが、皮靴やスニーカーの場合、濡れるだけでなく、足をとられ、ねん挫したり、筋を痛めたりすることもあります。 積もった雪の下がアイスバーンで転ぶこともあるのです。人がひとり通るのがやっとという狭い雪道を歩いていると、対向者がきた場合、どちらかがよけなくてはいけません。大抵、北海道民のほうが先に気づいてよけてくれます。(観光客は足下ばかり見て歩くから気がつくのが遅いのです)が、慣れてくるとマナーとして、自分からよけはじめます。このとき注意することは、路肩と道路の境目や、段差を確認してよけることです。 雪が覆っている道はその下の道路状況が見えにくく、10センチくらいの段差を隠してしまいます。つまずいて転んだり、側溝に足を踏み入れたりしないように、注意深くよけるようにしましょう。

以上のような場所を歩く際は充分足下に注意し、雪の北海道を楽しんでください。すべらないコツ、装備については、北海道旅行の「雪道対策」(その2)歩き方のコツをご覧ください!