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銭湯を改装した極彩色カフェ
ノスタルジック「さらさ西陣」

writer : 鈴木ナナ

2016.01.22


築80年以上にもなる建物はなんと銭湯!平成11年に廃業した「藤森湯」を見事にカフェへ改築したものです。

極彩色のマジョリカタイルが壁を埋め尽くし、銭湯の面影も残しつつひとときの時間を楽しむ。京都・西陣ならではの、時が止まったようなカフェタイムはいかがでしょうか。

唐破風の門構えがお出迎え


お店の前を通りかかっただけで、「おや?」と足を止めてしまう重厚感あるたたずまい。がっしりとした唐破風の門構えは、その先に異空間が待っていることを予感させます。中へ入るとこれが元銭湯なのかと目を疑うほど明るく華やか。でもしばらく眺めているうちに、「なるほど」と銭湯の面影が見えてくるはずです。

マジョリカタイルをご存知ですか?


「さらさ西陣」の一番の見どころと言えるのが、壁に残された当時のマジョリカタイル。普通銭湯のタイルというと白や水色の単色というイメージが強いですよね。この何ともキュートなデザインは、もともとイギリスの装飾タイルからヒントを得たもの。独特の立体感と色彩から、当時はとても高級品でした。西陣織の若旦那衆が通ったという界隈の銭湯は、このタイルからも当時の華やかさを思い起こさせます。 

店内は男性用と女性用の仕切りがあったと思われる壁が残されていて、きっと湯舟があっただろう場所にテーブル席をしつらえてあります。実際床下には大浴槽がまだ残されているのだとか。そしてトイレもぜひチェックしてください。
実際に使っていた洗面台がそのまま手洗い場所になっているのです。

ランチにディナー、カフェやアルコールも


お昼の12時から通し営業をしいるこちらは、食事メニューもしっかり用意。ボリューム満点のお料理はオムライスやスパゲティ、カレーなどの定番メニューから、菜食にこだわる人のためにビーガンメニューまであるのがうれしいですね。
店内には雑誌やマンガも置いてあり、雑貨コーナーもあります。午後のひとときに読書でティータイムもいいかもしれません。

ケーキ類はショーケースに並んでいるものからチョイス。こちらのケーキとフレーバーティーは特に美味しいと評判なのです。また夜にはアルコールメニューがあるのもうれしいですね。

銭湯の空間を活かしてライブも!


お風呂場で歌を歌ったことのある人ならわかると思います。お風呂場ってとても音響が良く、声が響きますよね。「さらさ西陣」ではそんな銭湯ならではの高い天井と反響を活かして不定期でライブを開催しています。

「お食事ライブ」と称してワンドリンク+おつまみ盛り合わせで1080円。ライブを目の前にノリノリで過ごすのもいいですし、BGM代わりに食事を楽しむ人もいて、それぞれの好きな形でライブに触れる……それが「さらさ西陣」流。音楽はアコーディオン、ギター、チェロのユニークなトリオが織りなす三重奏。ジプシーやアイリッシュ音楽など、インストゥメンタルで流れてくるどこか懐かしいような雰囲気は、耳にもとても心地よいのです。

ぶらり歩きが楽しい場所

この辺りは京都の北区紫野という少しアクセスしにくい場所ですが、実は見どころがたくさん。この「さらさ西陣」の前形ともなった「藤森湯」をはじめとして、銭湯があちこちにあり「船岡温泉街」として有名でした。

今でも歩いていると、かなりの頻度で「ゆ」ののれんを見るなどいくつかの銭湯は健在。

また日本一の銭湯とも言われる「船岡温泉」も元気に営業中です。ここまで来たら素通りするのはもったいないかもしれません。

さらに織田信長を祀る「建勲神社」、パワースポット「船岡山」、足を延ばして上七軒の電線がない街並みを歩いてみたり、「西陣織会館」や「晴明神社」へ訪れるのもよさそう。ぶらり歩いてみると、ちょっとしたところに面白いものをたくさん発見できる街なのです。

スマートポイント

  • 実際にマジョリカタイルや当時の趣のまま営業している銭湯「船岡温泉」もすぐ近く。銭湯とセットでのカフェづかいも癒されます。
  • ライブ情報はお店のブログにて発信しています。
  • バス1日乗車券範囲内です。

ライターのおすすめ

ミシュランで星をとったお蕎麦屋さん「かね井」も近いので、時間に余裕があればこのお蕎麦もオススメ!

鈴木ナナ

人間観察、食べ歩き、酒場めぐり、映画、旅が好き。魑魅魍魎の住む京都で、毎日よそもんの観光気分。

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