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グルメグルメ

ノスタルジー空間でほっこり
マナビ舎カフェ「一心茶房」

writer : 磯本歌見

2017.11.14

マナビ舎カフェ「一心茶房」は、難波とは思えない静かな長屋の一角にあるカフェです。厳選した素材を使ったランチをはじめ、朝ごはんや晩ごはんも楽しめ、毎日ランチに通う常連さんや晩ごはんを楽しみにしているご近所さんもいて、居心地の良さはお墨付き。難波に行ったら寄りたくなる懐かし和み空間です。

自分の時間を大切にできる空間を

静かな長屋
古風な店内
一心茶房は、2006年4月にオープン。もともと民宿をやりたかった店主の清水すがたさんことすぅさんが、民宿の前に飲食店をしていろいろなことを学ばなければと一念発起して作ったお店です。当時は大阪・難波とはいえ、チェーン店のカフェが多く、自分自身もホッとできるお店が見つからなかったというすぅさん。来てくれるお客さんが忙しいなかでも自分の時間を大切にできるような場所を作りたいというのが店づくりへの思いでした。「一心茶房」という店名は、「自分のなかに一つの心の芯を持っていれば何でもできる、たくさんの人の思いが一つになれば何でもできる」という思いからつけました。
 今でこそ産経新聞社やホテルモルトレほか高層マンションも建ち並ぶエリアとなりましたが、そのころは駐車場しかない寂しい場所で周りからも心配されたとか。

どのコーナーも温かみがある

昔ながらの造り
お菓子販売コーナー
工夫された収納
お店があるのは築60年の長屋の一角。1階と2階があり、1階部分は併設するお菓子店「一點(いっせん)」のおやつと手作り雑貨を置くスペース。
カフェスペース
センスの良い調度品
落ち着く空間
2階は6畳と8畳、二間続きのカフェスペースです。「古いものが好きで本が好き」というすぅさん。昔はどこの家にもあったようなちゃぶ台や座卓が置かれ、押し入れをうまく利用した本棚には様々なジャンルの本がたくさん並んでいます。店内のあちこちに飾られた調度品は、すぅさんが旅行で買ってきたもの、中にはお客さんが店に似合いそうと贈ってくれたものも。どれもお店の雰囲気にすっかりなじんでいます。「女性が一人で来て本が読めるような空間にしたかった」というすぅさんの思いが伝わる、とっても落ち着くお店ですっかり長居をしてしまいそうです。

人気の朝ごはんは日本風と台湾風

店で力を入れているのが朝ごはん。自分も年を重ねていくうちに健康志向が高まり、夜型から朝型へ変えていくことにしたそうです。すぅさんが大好きな台湾では、朝から太極拳や気功などで体を動かし、街自体にも活気がある。そのためには朝からしっかりごはんを食べ、テンションを上げていきたいという思いもあって始めたとか。
日本の朝食
台湾の朝食
スープと蒸しパン
朝ごはんは3種類あり、「日本の朝食」と「台湾の朝食」(各650円)、スープ+蒸しパン(500円)。すぐ近くに大阪国際空港や関西国際空港へのバス乗り場があるので、帰国する前に利用する外国人客も多く、民宿の朝ごはんのような「日本の朝食」が受けているそうです。

昼ごはんや晩ごはんも人気

お昼の定食もちろん昼ごはんや晩ごはんも好評です。昼ごはんで特に人気は、日替わりの「一心定食」(写真・限定15食/800円)。旬の野菜や魚や肉などを中心に、ご飯もん、汁もん、おかず3品、漬けもんという内容です。この定食を求めて毎日通う常連さんもいて、会社の休みの日には家族も連れてくるそう。昼の定食におかずが1品増える晩の「一心定食」(1,200円)も人気で、近所の70代の方が一人で来店することも。旬の野菜を使った「きまぐれカレー」は、カレー狙いで来るお客さんも多いそうです。その他、昼夜来る人、親子で来店する人などコアなファンに支えられているのが特徴です。年代も10~80代と幅広く、多世代から愛される店なのです。

スイーツやドリンクも外せない

自慢のケーキスイーツやドリンクも豊富に揃います。自家製スイーツは常時7~8種類あり、りんごとおいものケーキ、今日のチーズケーキなどが人気。特にチーズケーキは、キウイとネーブルを使ったもの、桃のジュレかけレアチーズなど、旬のフルーツを使ったアイテムが好評です。一點の蒸しパンも根強い人気で、常時8~9種類が並び、朝ごはん用に求める人も多いそう。バター不使用で優しく懐かしい味と評判です。
 ドリンクもワールドワイド。コーヒーや日本茶はもちろん、すぅさんが外国で飲んでおいしかったものを提供しています。中国茶、チャイ、ベトナムコーヒーなど多彩で、おすすめは「客家擂茶(はっかれいちゃ)」(600円、ラテは700円)。20種類以上の豆や穀類を丁寧にすりつぶして丸ごと粉末状にした台湾原産の穀物茶で、自分ですって飲めるという体験も楽しめます。朝から晩までいろんな楽しみ方ができる隠れ家カフェにぜひ一度!

スマートポイント

  • 金・土曜には朝ごはん、火・水曜には晩ごはんを楽しめる。ランチは超人気でなかなか食べられないこともあるが、朝ごはん、晩ごはんの時間は比較的ゆっくり過ごせるのでねらい目。
  • いろいろなジャンルの本を置いているので本好きにはおすすめ。思わず自分の好きな本に出合えるかも。本は不定期で入れ替えあり。
  • 店舗を持ってない作家さんのおやつも取り扱っているので、おやつとも楽しい出合いがあるかも。

ライターのおすすめ

靴を脱いで2階に上がって座るとほっこりする癒し空間で、何時間でも居座れそう。本当に静かで「ここ、ほんまになんば?」って感じです。すぅさんの温かい人柄に和み、あっという間に時間が経っていました。

磯本歌見

関西最西端・忠臣蔵の故郷「赤穂」に住みながら、フットワークの軽さを活かして京阪神・奈良まで取材へ。仏像ガールでご朱印女子。

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