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グルメグルメ

2016.10.14

自家焙煎コーヒーと共に
ファンタジーの世界に浸る

writer : 江角悠子

まぼろし新聞
京都の文化が色濃く残るディープなエリア・西陣に2016年5月28日にオープンした自家焙煎コーヒーのお店「ヱントツコーヒー舎」。店内でいただけるのは、4種の豆をブレンドし飲みやすく仕上げたオリジナルコーヒーや手作りケーキ、それに昔懐かしい喫茶店の味を再現したかのようなナポリタンやオムライスなどなど。これだけ聞くとよくありそうなカフェなのですが…!このお店の魅力は、それらメニュー含めた空間そのもの。路地の奥に現れるレンガ造りの壁、鉄格子、アンティークランプ、奥へ進むほどに異空間へ来てしまったような不思議な世界観。西陣の街中に突如現れる非日常な世界で至福の一杯、味わってみたくありませんか。

作り込まれた世界観に引き込まれる

店舗外観
お店があるのは西陣の住宅街の中。木製の看板を頼りに中へ入ると「本当にこの先にお店があるのかしら?」と、ちょっと不安になるくらい細く長い路地が続きます。
細く長い路地
空家になっていた昭和初期の京町家を1年半かけて改修したというこちら。さっきまで「ザ・日本」みたいな西陣の街中にいたはずなのに、路地の奥はまるでテーマパークに来たかのような不思議な世界が広がっています。
店内
天井を見上げると鳥が止まっていたり、古~い看板がかかっていたり、本当はもっといろんなアイテム、しかけが各所にあって目が離せないのですが、それはお店を訪れたときのお楽しみに。ぜひぜひ自分の目で確かめてみてください。

こぢんまりとした、落ち着いた雰囲気の店内

細長い扉
どこか懐かしさが感じられる居心地のいい空間
細長い扉を開けて店内に入ると、昔のミシン台をリメイクしたテーブルや教会の椅子など味わいのある家具に、漆喰の壁や板の床と、どこか懐かしさが感じられる居心地のいい空間。テーブル席とカウンター席合わせて9席ほどのこぢんまりとした広さがまた妙に落ち着けます。

隅々までチェック! 内装にも小技がきいています

髙村賢さんと丸島健さん
お店を共同経営している髙村賢さん(左)と丸島健さん(右)。お二人はお店を開く以前は、映画の大道具小道具に関わるお仕事をされていたそうで、その経歴を聞いて納得! 道理で作り込まれた非日常な空間が完成されていたわけです。
注意書きのプレート
メニューをオーダーする際のメニュー表が、「まぼろし新聞」という記事になっていたり、店内を見渡すと、思わず「トイレかな?」と入ってしまいそうな扉は実はトイレでなく、それを知らせるための注意書きも古びた木のプレートになっているなど、入口の路地だけではなく店内の隅々にまでこだわりが感じられる演出に感動! オーダーを待つ間にいろいろ観察してみてください。

まずはマグカップにたっぷり注がれるコーヒーを

ヱントツブレンド
お店では生豆を仕入れ、焙煎機の置いてある屋根裏部屋で自家焙煎しているそう。この屋根裏に行くのにもはしごを使い、重さのある豆は滑車を使って上げ下ろしするなど、世界観を壊さないためのこだわりがこんなところにも。

焙煎担当は髙村さん。オリジナルブレンドはマンデリンをベースに「甘さが感じられて、飲みやすい味」を目指して4種の豆をブレンド。通常の2倍の量の豆を使って一杯ずつドリップされるヱントツブレンド(500円)は、苦みと甘味がほどよく感じられ、後味は非常にさっぱり、とっても飲みやすい。+200円でお代わりもできますが、少し大きめのマグカップにたっぷり注がれているので1杯で十分というお客様がほとんどだそう。

コーヒーに合うよう手作りされた特製スイーツ

アイスクリームとチーズケーキ
スイーツを担当するのは、丸島さん。出された瞬間目を見張るのが、この太っ腹なチーズケーキのサイズ。アイスクリームもついて500円というのもうれしい。レシピは前職に就いていた時から試行錯誤していたというほどのこだわりの一品で、クッキー生地のおいしさ、チーズの濃厚なコクと風味がまたコーヒーによく合います!

フードメニューはボロネーゼ、オムライス、ナポリタン(各850円、スープ付)と昔懐かしいような3種がスタンバイ。銀のプレートにのせて提供され、それもまた郷愁を誘います。

店内の内装やスイーツメニューは、これから徐々に進化していく予定だそう。ますますバージョンアップしていく「まぼろし小路」の世界を楽しみに、お店を訪れてみてください。

スマートポイント

  • 街中のカフェでありながら、まるで緻密に作り込まれたテーマパークに来たかのような、ファンタジーな世界が体感できます。
  • 2杯分の豆を使ったコクのあるコーヒーがマグにたっぷり&大きめサイズのチーズケーキと、おいしい上にお得感もあり!
  • オリジナルブレンドのコーヒー豆は、120g700円で購入可。個性的な京都土産としていかが。

ライターのおすすめ

自家焙煎のコーヒーがウリですが、紅茶もフランスの老舗紅茶専門店「マリアージュフレール」の茶葉を使用し、ポットで提供。フルーティな香りに癒されますよ。ゆっくり過ごしたい人は平日の14~17時頃が狙い目!

江角悠子

広島出身。主に京都関連のガイドブックで記事を執筆するフリーライター。大好きな京都を思い入れたっぷりに紹介します。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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